営業が変わる時

営業が変わる時

20年ほど前までは、断られることが営業の仕事だった。
断られても、断られても、相手のところにしつこく通い詰める。
やがて相手はその根性に根負けし、
自分の若かりし時代を思い出し、おもむろに大型発注をくれる。
その感動ストーリーこそが営業マンの誇りだったのだ。

しかし時代は変わった。
もはやゴリ押しの営業は通用しない。
しつこく営業されればされるほど、
相手は買う気が失せてしまう。
営業マンだった頃の感動ストーリーなど
持ち合わせていない人がほとんど。
押しつけられるのは嫌、つきまとわれるのも嫌、
勝手に熱くなられるのも嫌。

とにかく顧客は「売られる」ことが大嫌いなのだ。
とは言っても、「買いたくない」というわけではない。
いやむしろ、楽しく買い物をしたい。
自分で探し、自分で選び、自分自身が納得したものには
喜んでお金を払う。
それが今の時代の顧客真理なのだ。

売ろうとすればするほど、顧客は離れていく。
かと言って、何もしなければモノは売れていかない・・・

 

  – 『[安田佳生メールマガジン] 2015.9.16 営業が変わる時 より冒頭引用

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