本業とは何か。
その定義によって、人生は大きく変化する。
考えるまでもなく、本業とは生活を支える仕事である。
恐らく大半の人は、そう答えるだろう。
安定した収入が約束されていて、
それと引き換えに指示された作業をこなす。
生活するために、やらなくてはならない大人としての責任。
それが多くの人にとっての本業の定義なのである。
それ故に、彼らはまず
正社員としてどこかの会社に所属することを強く望む。
正社員として採用されれば、
生活を支えるための安定した収入が保証されるからだ。
確かに生活の基盤は重要である。
まず、安定した収入源を確保する。
それについては私も賛成だ。
日々の暮らしもままならない状態では、
まともに物事を考える余裕すらなくなってしまうだろう。
問題は、安定したその後なのだ。
毎日決められた時間に決められた場所に赴き、
決められた作業をこなすことによって、
月一回の安定した報酬を受け取る。
悪いことではない。
だが本当に、それだけでいいのだろうか・・・
– 『[安田佳生メールマガジン] 2015.10.21 一万円の本業 』より冒頭引用
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