【コラムvol.29】
日本へのギフト。

「ハッテンボールを、投げる。」vol.29  執筆/伊藤英紀


「最近の若い子は、
やらされ感が出ちゃうんだよね。
なんなんだろうなあ。
前のめりのがむしゃらさ、というか、
野心がないんだよね。」
上司や経営者から
そんな愚痴をよく聞く。

確かにな。
つい同意してしまう自分がいる。
しかし、待てよ。
20代30代前半の野心に
驚かされることもあるじゃないか。
直近で目撃したじゃないか。

ワールドカップロシア2018だ。

すぐ旬に食いついて、
あれこれコメントするのは
あさましいようで恥ずかしい。
が、一連のゲームには、
それだけの“衝撃”があったのだから、
このさい尻馬に乗ってしまう。

日本代表の平均年齢は、高い
といわれたが、それでも28.6歳の
若人たちである。

彼らは、じつに野心的だった。
感動的にがむしゃらで、冷静で、
クレバーだった。

あんな痺れる時間をくれた
若い世代に向かって、
最近の若いのは野心がない、
という中高年は、どうかしている。

無責任でぞんざいな世代論に、
同感をおぼえがちな僕は、
どうかしていた。

彼らは、2つの経験を持っていた。

社長は、まだ、自社を知らない。
社長は、自社の魅力や可能性を、あんがい知らない。30年、中小企業を見てきて、つくづく思う。社長のお考え、事業の過去・現在・未来。伊藤英紀と若いのがパーティーを組み、ワイワイ質問したおす2時間半。会社丸ごと、棚おろしです。棚からボタモチのように、気づかなかった自社の魅力がドサリと手に。
ブランド・理念経営・事業戦略・組織強化のみなもとを、再発見・再定義するパーティーに、ぜひ。

感想・著者への質問はこちらから