【コラムvol.43】
業種業界という『蜃気楼』

マスメディアのメジャーシーンで
活躍するコピーライターとちがい、
僕の場合、中堅・中小企業が主な取引先です。
中堅中小は、大手の縮小型ではありません。
広告を世に打つ、という必要性が薄く、
そこへの投資比重の軽い会社はかなり多い。

『広告コピーを書く技術』だけでは、
食っていけないと思ったので、
『書く前の技術』や
『たとえ書かなくても役に立つ技術』を
高めようとしてきました。

『企業が持つ情報に、持たない情報と視点を
提供することで、自社認識を変える技術』とか、
『それらの情報を分析整理し、
社内外ともに気づきや発見を得られるよう
情報加工する技術』
『加工した情報を、企業戦略や事業育成、
組織づくりに生かす技術』です。

そのコアは、やはりコピーライターの技術です。
広告業界から教えてもらった技術の
ウエイトが高いです。

つまり僕の自己認識としては、
コピーと広告技術をコアに、
それを広く解釈しプラスの知識を加えながら、
いわゆる広告業界と広告領域とは違う場所で
どうやれば生かせるか食えるか、をモタモタと
試行錯誤してきた20年だったな、です。

コピーという技術では、
広告業界につながりはあるが、
わが身の置き所は
広告業界とはだいぶ違う。そんな認識です。

このような人はどんどん増えていると思います。
いろんな業界で起こっていることでは
ないでしょうか。
自分のコアは金融技術だけど、
やろうとしていることは
いわゆる金融業界とはだいぶ違う、
といった人々です。

そんなわが身に、さらにデジタル情報化の波が
押し寄せ、現在は、webマーケにも詳しい
データサイエンティストをパートナーに、
社員みんなで新しい知識を
詰め込もうとしているところです。
いったい自分は何業界なのか、
いっそううまく定義できなくなりそうですが、
これが食っていく道だと思っています。

蜃気楼になりつつある業種業界や
絶滅危惧種であるギョーカイの人々
といった古いバイアスに
とらわれちゃいかんぞ、
と改めて思う昨今です。

みなさんの会社は何業界ですか。


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中小企業に、発展のきっかけを投げかけたい。だから、ハッテンボールです
【ハッテンボール・グループ 代表取締役 伊藤英紀】
企業表現コンサル/コピーライター 1961年生
広告学校と大学をダブルスクール。㈱リクルートで、バイトなのに制作チーフを務めたのち、同社契約コピーライターに。1990年 前身 伊藤英紀事務所を創業。※元ワイキューブ取締役
有限会社ハッテンボール ◎創業1990 ◎設立2006 ◎資本金1000万円 〒169-0073  東京都新宿区百人町2-27-7 ハンドレッドステイレジデンス1108 ℡03・6698・4863
株式会社ハッテンボール・ダイレクト ◎設立2011 ◎資本金1000万円 〒453-0801 名古屋市中村区太閤 3-7-76 ジユウノハコ ℡080・6919・3870
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