カテゴリー: 安田佳生コラム
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2022年3月9日
やりたきゃやればいい
ゴミをポイ捨てする人はよくこんな言い訳をする。 俺はゴミを拾うという仕事を生み出しているのだと。 無茶苦茶な理屈だと思うが一理あると言えなくもない。 何も指示しなくても完璧に仕事をこなす 部下ばかりだったら、上司は要らな…
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2022年3月2日
やりがいと搾取の関係
安い報酬で人を雇い 利益を出そうという経営はもう終わり。 なぜなら元が取れないからである。 採用コスト、育成コスト、定着コストを考えると、 利益をオーバーしてしまう。 では高い報酬を払えばいいのか。 じつは人材の能力は関…
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2022年2月23日
報酬としての仕事
仕事の報酬は仕事であるという言葉。 それはブラック企業の代名詞になってしまった。 じつに残念である。 私は仕事ほど楽しいものはないと思う。 同様に仕事を楽しんでいる人はたくさんいるだろう。 だが現代社会において仕事はもは…
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2022年2月16日
会社を売る権利
会社を売る。 ここに戸惑いを感じる経営者は多い。 なぜならそこには社員がいるからだ。 ともに働き、ともに喜び、 ともに目標を追いかけてきた仲間たち。 会社を売るとは一緒にやってきた 仲間を売るようなものだ。 自分にはお金…
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2022年2月9日
社員教育を有料化せよ
有名洋菓子店での残業が社会問題になっている。 パティシエになりたい若者相手の 「やりがい搾取」というわけだ。 パティシエになりたいなら訓練が必要である。 それは自分のプライベートな時間を削ってやるべきだ。 それが会社側の…
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2022年2月2日
業界定義の境目
コーヒーを無料にして場所代をもらう。 場所を無料にしてコーヒー代をもらう。 前者はレンタルスペース業であり後者は喫茶店である。 同じ事業構造でもマネタイズポイントをズラすだけで 違うビジネスになる。 これが商売の面白いと…
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2022年1月26日
企てのない企画書
読んで字の如く。 企てを図る提案書だから企画書。 日本語は実によくできている。 では企てとは何なのか。 「これをやったらさぞや面白いことになる」 「みんなをあっと驚かせることができる」 という企みのことである。 提案書な…
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2022年1月19日
売れない商品の正体
絶対に売れる商品。 そんなものは存在するのだろうか。 1万円札を5000円で売り出したら バカ売れすることは確かだ。 だがこれは商品とは言えない。 売れれば売れるほど損をするからである。 商品というからには利益がなくては…
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2022年1月12日
なぜ人は欲しくなるのか
どういう理由でその商品を買いたくなったのか。 買う人たちにとって、 そんなことはどうでもいいことである。 欲しくなったのなら買えばいい。 だが売る側にとっては考えざるを得ない問題である。 相手に欲しくなってもらわなければ…
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2022年1月5日
セールスをなくすセールス
マーケティングとは セールスをなくすことである。 と、ドラッカー氏は定義している。 とても分かりやすい定義である。 そしてここには我々日本人との 決定的な感覚のズレがある。 多くの日本人にとってマーケティングや セールス…
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2021年12月29日
営業上手な商品
どんなに良い商品でもあるだけでは売れない。 なぜならそれが良い商品であることが 分からないからである。 営業とは「ここにこんな素晴らしい商品が ありますよ」と伝える仕事に他ならない。 聞いた相手が商品の良さを理解して「い…
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2021年12月22日
下請けの境目
黙っていても仕事が入ってくる。 その仕事をこなしているだけで十分に儲かる。 それなら私にも下請けをやっている理由が理解できる。 だが実際には儲からないと嘆いている下請け企業の なんと多いことだろう。 いちばん不思議なのは…
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