人間交換日記 24通目「自分が知っている『今の自分』なんてごくごく一部でしかない」大野

人間交換日記

「すべての人は、すごい可能性を秘めている」と信じる大野と、「多くの人は目的などなくただ存在しているだけ」と断ずる安田。人間の本質とは何か。人は何のために生きているのか。300文字限定の交換日記による言論バトル。


24通目/大野からの返信
「自分が知っている『今の自分』なんてごくごく一部でしかない」

自分の都合のいいように解釈しようぜ!っとは一切思っていません。むしろそれを僕は似非ポジって呼んでいます。

ただ、言えることは世界中の何もかも総てを知悉している賢人でない限り、神と通信でき、神から直接コーチングを受けているんだって人でない限り、自分が知っている今の自分なんてごく一部でしかない。私という人間はこうだ!コレが自分だ!の様な今見えているものが全てという態度だとしたら傲慢極まりない。

 ちなみに解釈(歌が下手)ではなく事実(練習時間0)にfocusして問題解決するのが健全だって事が言いたかったのです。次は制御可能か不可能かの区別をつける事。このステプップを突き詰めるとあるものが見えてきます。

前回23通目/安田「性格ではなく技術?」

大野さんへ

確かニーチェか誰かが言ってました。「事実などない。そこには解釈があるだけだ」って。どんな出来事でも自分に都合がいいように解釈できる人を「プラス思考」と呼ぶのかもしれません。そしてこれは訓練によって可能ということでしょうか。朝起きたら大雨だった。テーブルに足をぶつけた。当たりの宝くじをなくした。というような一見ネガティブな出来事があったときに「おお!なんて私はラッキーなんだろう」と満面の笑みを浮かべてみる。そして間髪入れず「だってホニャララだもの」とラッキーな理由をひねり出す。これができたら人生最強ですね。必要なのはポジティブな性格ではなく、ポジティブな理由をひねり出す技術ということでしょうか。

ー安田佳生より

 

前々回22通目/大野「心が元気になるのもならないのもコレ次第」

安田さんへ

仰る通り、答えではなく、問いが大切です。それは朝から始まります。「もう起きる時間か?」「後10分寝られるか?」…。これを例えば「なぜ、私に今日という日が与えられたのだろう?」「今日一日何を大切にすれば清々しいだろう?」という問いに変えてみる時、どんな違いが生まれるでしょうか?

 次に第二のステップとして、大切になってくるのは事実と解釈を区別する事です。

『新幹線は速い。孫正義は天才だ。ジェフ・ベゾスはお金持ちだ。組織のモチベーションは低下している。上司のコミュニケーション能力は無いに等しい。』ランダムに挙げましたが、これらの記述はすべて解釈です。この区別がつきだすと無駄に心を浪費しません。

ー大野より

 

これまでのやり取り

交換日記をする二人



火曜日
安田佳生(やすだ よしお)

1965年生まれ、大阪府出身。
2011年に40億円の負債を抱えて株式会社ワイキューブを民事再生。自己破産。1年間の放浪生活の後、境目研究家を名乗り社会復帰。

●金曜日
大野栄一(おおの えいいち)
株式会社一番大切なこと 代表取締役
http://ichibantaisetsunakoto.com/
https://www.sugoikaigi.jp/coach/eiichiono/

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