【GlobalPicks/vol.036】 2018年試してみるべき6つの教育テクノロジー(Edtech)ツール(第1回)

利用した先生達の感想は「自分独自の教育コンテンツが手軽に作れるのですごくいい!」という感じなのですが、これが日本で導入されるには、少々壁がありそうです。
恐らく日本の公立学校では、この程度の「追加作業」すら「先生への負荷」とみなされるでしょう。
先生への「負荷」問題は周知の通り「深刻」ですよね。
労力削減/フォーマット化/自動化を目指さなければならないお家事情です。

先生の「負荷」を削らなければならないフェーズにいる日本と、このくらいの作業を「負荷」と認識せずに、「先生の独自性が発揮できるチャンス」とみなす国々では、教育水準に「明らかな差」が見られても不思議ではありませんね。

ですので、日本に於いては、「私立学校」や「学習塾」が導入すべきツールと言えるかもしれません。

知る限り、「学習塾」はEdTechに前向きに取り組んでいて、多くの「公立学校」では、学校の『リスク管理』と先生の『労働環境改善』に取り組んでいます。新しいツールの導入は、これらが達成できてから考える、という姿勢のように見えます。
せいぜい授業に「タブレット」と「プログラミング」を導入が関の山でしょう。

『新しい技術の導入』とか、『独自の指導方法の研究と実践』は、前述の『リスク管理』と『労働環境改善』に負の影響を与える、というマインドが蔓延しているように思えます。両者が両立するという考え方はマジョリティではないようです。

きっと、日本での公教育側に必要なのは、Mind Techかもしれませんね(笑)
教える側のマインドセットや意思決定をテクノロジーに委ねる世界観、ですね。

Mind TechでMind Hackをぜひ (^ ^)v

 

「本コラムと、本業ビジネスとの関係」(著者・小出紘道より)

本業ビジネスでは「マーケティング&戦略コンサル」の仕事と、「高付加価値情報提供サービス」の仕事をしています。本コラムは後者の「高付加価値情報提供サービス」の初級編としての入り口となればいいな、と思ってます。世界の誰かが”既にかなり研究したり、結論を出している”にも関わらず”日本では流通していない数値情報や文字情報”がたくさんあります。それらの情報を、日本のマーケットにフィットするように編集・分析すれば「競合他社」や「競合他者」を出し抜ける可能性が高まります。法人向けのサービスとなっていますので、詳細はFace to Faceでお伝えしますね。

 

著者情報

小出紘道 (HIROMICHI KOIDE)

◆株式会社シタシオン ストラテジックパートナーズ
代表取締役社長
http://citation-sp.co.jp

◆株式会社シタシオンジャパン
取締役会長
http://www.citation.co.jp

◆株式会社 イー・ファルコン
取締役
http://www.e-falcon.co.jp

<いわゆる経歴>
・2000年 株式会社東京個別指導学院に新卒で入社して、11ヶ月だけ働いてみた(→早めに飽きた)
・2001年 イギリスに行って、University of Londonで経済と国際関係を学んだり、Heriot-Watt Universityで経営学(MBA)をやってみた(→めちゃくちゃ勉強した)。この間に、イギリス人の友人とロンドンで会社を作ってみた(→イマイチだった)
・2003年 シタシオンジャパン社でマーケティングをやり始めてみた(→ろくにエクセルも使えなかった)
・2007年 シタシオンジャパン社の代表取締役社長になって経営をやってみた(→やってみてよかった)
・2018年 シタシオンジャパン社の社長を仲間に託し、引き続き会長としてコミットしつつも、シタシオンストラテジックパートナーズ社を設立してみた(→今ここ)

 

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