【GlobalPicks/vol.048】 2019年に起業すべき業界ベスト8 ~Selfie Services~

GlobalPicks 〜海外の情報を読み解いて、ビジネスに付加価値を投薬する方法〜
著者:小出 紘道

2019年に起業すべき業界ベスト8

前回に引き続き、中小企業の起業家向けアメリカ雑誌「Inc.」のweb版からピックアップします。

<記事タイトル>

8 Best Industries for Starting a Business in 2019
2019年に起業すべき業界ベスト8

<サブタイトル>
Some unusual sectors hold tremendous potential for entrepreneurs.
〜起業家にとってとんでもないポテンシャルを秘めた分野〜

・Micromobility
・Digital Therapeutics
・CBD Products
・Personalized Nutrition
・Healthy Jerky
・Baby Tech
・Selfie Services
・Workleisure Apparel

上記の8つが、Inc.バージョンの「2019熱い分野」です。

前回は、Baby Techを紹介しました。
今回は、Selfie Servicesの紹介です。

Selfie Services(自撮りサービス)

—原文
These new-style photo booths aren’t the type that require participants to cram themselves into a box. They’re highly technical and simple-to-use systems that give people more control of their shots and allow more people to fit into the picture, meaning they’re great for events as a keepsake or for chance for social promotion of the event.

この新しいフォトブースは、わざわざ(写真撮影のために)ブースの中に入る必要もなく、自分で写真を撮ることが来ます。
ハイテクだけど使い易く、自撮りする人がうまく撮影したり、複数で撮影したりすることが来ます。
なので、何かのイベントをする時に、そのイベントを周囲にプロモーションしたり、イベントの記念にしたりすることに役立ちます。
かなり意訳しましたが、わかりにくいですね、、、。
僕の国語力と英語力の両方に問題がありそうですww
ということで、youtubeに頼ります。
アメリカで市場を確立しつつある、自撮りサービスの会社、Simple Booth社のHALOという商品です。
あ、ちなみに「自撮り」は英語でselfie(セルフィー)です。
Simple Booth社のHALOの動画
はい、これでよく分かりますね(笑)
日本ではプリクラとか、証明写真の自動撮影とかがあるので、これならすぐに馴染みそうですね。

Why it’s hot:
何がそんなに熱いのか?

People have a strong desire to document events in their life with pictures and videos so they can share them on social media. Additionally, some businesses are using them for marketing efforts—since users share their photos online—or for collecting data on prospective customers.

みんな、イベントにた時の写真とか動画を、のちにSNSでシェアできるように残したいと強く望んでいる。

さらに、企業の中には、消費者に写真をupしてもらえるようにマーケティング努力したり、将来のカスタマーとして彼らのデータを集めたりしている。

 

うん、まあ「そりゃそうだよね」という感じで、別に新しい傾向ではないんですけど、やっぱりこのサービス&商品は日本人にスムーズに受け入れられると思うんですよね。

結婚式場とか、パーティー会場とか、参加者の「体験価値」を訴求するような全ての事業者が導入したらいいと思います。
うちの会社でも導入してみようと思います。なので、日本で導入するプロセスを早速調べてみようと思います。(あ、後日です、調べるのは、、、)

ちなみに、今ざっと見たところ、機材を購入して、あとはアプリで月額課金されていくイメージです。( https://www.simplebooth.com/products/halo )

彼らのいうPhoto Marketing(写真を使ってプロモーションをする)出来るようなプレミアムなモデルでも月額$500くらいなので、イベント会社とか、制作会社も導入すればいいですね。

ということで、このHALOみたいな商品が2019年以降日本の「イベント会場」に頻繁にお目見えするのではないでしょうか?

余計なお世話ですが、HALOは英語で「後光(光の輪)」のことです。
心理学とか消費者行動論でよく使われるハロー効果は、Halo Effectが英語で、「目立つ特徴の一つが、人物や物事の他の要素に対しても、影響を与えてしまうこと」の意味です。

ちょっと気になって「ハロー効果」ってどう説明されてるんだろう?とwikiで調べて見たら、その例が
「あばたもえくぼ」と「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」
になってました。

平成も終わろうとしているのに、何と昭和的な例え、、、と嘆かわしくなったので
ここに、ハロー効果の事例を

「※但し、イケメンに限る」

に修正しておきます(笑)


「本コラムと、本業ビジネスとの関係」(著者・小出紘道より)

本業ビジネスでは「マーケティング&戦略コンサル」の仕事と、「高付加価値情報提供サービス」の仕事をしています。本コラムは後者の「高付加価値情報提供サービス」の初級編としての入り口となればいいな、と思ってます。世界の誰かが”既にかなり研究したり、結論を出している”にも関わらず”日本では流通していない数値情報や文字情報”がたくさんあります。それらの情報を、日本のマーケットにフィットするように編集・分析すれば「競合他社」や「競合他者」を出し抜ける可能性が高まります。法人向けのサービスとなっていますので、詳細はFace to Faceでお伝えしますね。

著者情報

小出紘道 (HIROMICHI KOIDE)

◆株式会社シタシオン ストラテジックパートナーズ
代表取締役社長
http://citation-sp.co.jp

◆株式会社シタシオンジャパン
取締役会長
http://www.citation.co.jp

◆株式会社 イー・ファルコン
取締役
http://www.e-falcon.co.jp

<いわゆる経歴>
・2000年 株式会社東京個別指導学院に新卒で入社して、11ヶ月だけ働いてみた(→早めに飽きた)
・2001年 イギリスに行って、University of Londonで経済と国際関係を学んだり、Heriot-Watt Universityで経営学(MBA)をやってみた(→めちゃくちゃ勉強した)。この間に、イギリス人の友人とロンドンで会社を作ってみた(→イマイチだった)
・2003年 シタシオンジャパン社でマーケティングをやり始めてみた(→ろくにエクセルも使えなかった)
・2007年 シタシオンジャパン社の代表取締役社長になって経営をやってみた(→やってみてよかった)
・2018年 シタシオンジャパン社の社長を仲間に託し、引き続き会長としてコミットしつつも、シタシオンストラテジックパートナーズ社を設立してみた(→今ここ)

 

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