【GlobalPicks/vol.073】2020-2030年に有望なビジネスアイデア15個

GlobalPicks 〜海外の情報を読み解いて、ビジネスに付加価値を投薬する方法〜
著者:小出 紘道



先々週から、Entrepreneur Journal Reviewという、 かなりマイナーな起業系サイトを取り上げて、2020- 30年に有望そうなビジネスアイデアを紹介します。

今回の記事はこれ

https://www.webmarketing123.com/future-business-ideas/

ちなみに、なぜかリンク先がおかしくなってしまったので、こちらに修正しました。
こちらが元ネタだったようで、web digital marketing 123というサイトです。

The Top 15 Future Business Ideas For 2020-2030
2020-2030年に有望なビジネスアイデア15個

1 Marriage Counseling And Therapy
2 Marijuana Cigarette Manufacturing
3 Grow Meat In A Lab
4 Vertical Farming
5 Control The Water
6 Solar Power
7 Start A Food Truck
8 Car Sharing Business
9 Asteroid Mining
10 Car Charging Stations
11 Robotics
12 Box Subscription Services
13 Wind Energy
14 3D Printing
15 Veterinarian Businesses

先週は、3と4を見たので、5以降を見ていきますね。

5. Control The Water
水をコントロールする

—原文
Current wars might be fought over oil, but the conflicts of the future will be fought over water.
Make no mistake; water will become a limited resource in just a few decades.
And there will be a much bigger push to monetize and profit from the trade of drinking water.


現在の資源戦争は石油をめぐるものだが、将来的には「水」 をめぐる争いになるだろう。
間違いなく、向こう数十年で水は限られた資源になって行きます。
どんどん水をめぐるマネタイズが活発になり、 飲料水ビジネスからの収益化に拍車がかかるでしょう。

「次の資源は水だ!」的なありふれたアジェンダだったので、 これは飛ばそうと思います。随分大きな話になって行きますので、 、、。

次。

6. Solar Power
太陽光発電

-原文
Now is the time to get in on the solar industry. Both federal and state governments are offering tax breaks for companies who develop and install solar.
Also, they’re offering tax breaks for homeowners that decide to make the investment. 


太陽光産業に参入する時です。 連邦政府レベルでも州政府レベルでも、 この事業に参入した会社にはtax break(税優遇)を与えています。
しかも、政府は一般家庭でも、 ソーラー発電に投資したら税優遇を与えています。

太陽光発電で税制優遇って、数年前に日本でもありましたね。
これが、いまだに個人もしくは小規模事業者レベルでビジネスになりうるのか?どうなんでしょうね。

2019年段階でどんな「優遇」が受けられるか? をググってみたのですが

1.助成金がもらえる
2.設備投資が「全額即時償却」できる→ 要するにその年に経費ですぐに落とせる
3.税額控除を受けられる

が主なメリットですね。
期末の「利益調整」 には上記の2が多少役に立つのかもしれませんが、結局「投資」 をして手間暇かけて「その後電力を買い取ってもらう」 工程があるわけですから、「買取価格」次第という感じがします。

我が国では、太陽光発電投資をすることだけで「ビジネス」 になるというよりは、既存の中小企業がサイドビジネスとして「 追加的に」始めれば、「当期の利益圧縮」が出来、初期投資が「 助成」してもらえる、というレベルですね。
なお、数年前までは、「買取価格が高かった」 からworkしていたようです。

まあ僕はやらないですね。面倒臭そうですからね。。。

前にご紹介した、 アフリカのソーラークラウドファンディングの方が妙味あると思う んですけどね。

【GlobalPicks/vol.056】 2019年に要注目のアフリカスタートアップ企業( サンエクスチェンジ社)
https://brand-farmers.jp/blog/gp_056/


「本コラムと、本業ビジネスとの関係」(著者・小出紘道より)

本業ビジネスでは「マーケティング&戦略コンサル」の仕事と、「高付加価値情報提供サービス」の仕事をしています。本コラムは後者の「高付加価値情報提供サービス」の初級編としての入り口となればいいな、と思ってます。世界の誰かが”既にかなり研究したり、結論を出している”にも関わらず”日本では流通していない数値情報や文字情報”がたくさんあります。それらの情報を、日本のマーケットにフィットするように編集・分析すれば「競合他社」や「競合他者」を出し抜ける可能性が高まります。法人向けのサービスとなっていますので、詳細はFace to Faceでお伝えしますね。

著者情報

小出紘道 (HIROMICHI KOIDE)

◆株式会社シタシオン ストラテジックパートナーズ
代表取締役社長
http://citation-sp.co.jp

◆株式会社シタシオンジャパン
取締役会長
http://www.citation.co.jp

◆株式会社 イー・ファルコン
取締役
http://www.e-falcon.co.jp

<いわゆる経歴>
・2000年 株式会社東京個別指導学院に新卒で入社して、11ヶ月だけ働いてみた(→早めに飽きた)
・2001年 イギリスに行って、University of Londonで経済と国際関係を学んだり、Heriot-Watt Universityで経営学(MBA)をやってみた(→めちゃくちゃ勉強した)。この間に、イギリス人の友人とロンドンで会社を作ってみた(→イマイチだった)
・2003年 シタシオンジャパン社でマーケティングをやり始めてみた(→ろくにエクセルも使えなかった)
・2007年 シタシオンジャパン社の代表取締役社長になって経営をやってみた(→やってみてよかった)
・2018年 シタシオンジャパン社の社長を仲間に託し、引き続き会長としてコミットしつつも、シタシオンストラテジックパートナーズ社を設立してみた(→今ここ)

 

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