第12回「家事代行が普及するミライ。それにより変化するマーケティングとは?」 

このコラムについて
世の中の情報は99%が「現在」または「過去」のものでしょう。たった1%の未来情報をつかめる人だけが、自分のキャリアやビジネスを輝かせるのです。でも、未来情報なんか手に入らないよ!と思ったアナタ。ご安心を。もしアナタが古い体質の会社に勤めているなら超ラッキー。そんな会社の経営者ならビジネスがハネるかも。

未来コンパスが、あなたの知らない未来を指し示します。

 12  家事代行が普及するミライ。それにより変化するマーケティングとは?

家事に育児に仕事に遊び。1日24時間じゃ足りないとお嘆きの読者の皆さん!
我が家は、少しでも負担を減らすために家事代行を活用していますが、その普及率は約10%と低調なようです。
ですが、このインターホンが流通すると家事代行が普及し、それに伴い企業のマーケティングにも影響が出るかもしれません。


意匠登録第1652195号(意匠権者:アマゾン テクノロジーズ インコーポレイテッド)


アレっ!?と思った方は、未来コンパスフリーク笑。そうです、第11回でも取り上げたセンサー内蔵インターホンです。訪問者を検知し、遠隔からでもビデオ通話ができる機能が備わっています。今回は、同じ製品から違うミライをのぞいてみたいと思います。

■未来コンパスが指すミライ

2017年の総務省調査によると共働き世帯の割合は、48.8%。約半数が共働きをしています。共働きの増加にともない、徐々に市民権を得てきたのが家事代行サービスです。我が家でも週一回のペースで活用し、重宝しています。
ヘビーユーザーも多い半面、なかには敬遠する人も。一番の理由は「合鍵を預けるのが不安」というもの。知らぬ間に家に入られるのでは?という不安は理解できます。
ですが、このインターホンがあれば、契約時間外の訪問をリアルタイムで確認でき、そんな合鍵不安問題を解消できそうです。近い将来、インターホンとセット販売されるアマゾン家事代行サービスができるかもしれません。

近年アマゾンは、Amazon Go によりリアル店舗での顧客接点を模索し、Alexaによりユーザーの自宅での行動データの収集に成功しています。家事代行サービスでは、ユーザーの生活様式などの、Alexaでは取りきれない自宅内のリアルなデータにもアクセスが可能性です。アマゾンにとって「オイシイ」データでしょう。
現在においても、顧客データをいかに取得できるかがマーケティングのポイントになっていますが、顧客の生活圏から直接取得したデータを活用するマーケティングのミライが来るかもしれません。

さてアナタは、こんなミライから どんな「小さなブルーオーシャン」をみつけますか。

 


 この記事を書いた人  

八重田 貴司(やえだ たかし)

外資系企業/法務・知財管掌。弁理士。
会社での業務とは別に、中小・ベンチャー企業への知財サポートをライフワークとする。クライアント企業が気づいていない知的財産を最大化させ、上場時の株価を上げたり、高値で会社売却M&Aをしたりと言った”知財を使って会社を跳ねさせること”を目指す。
仕事としても個人としても新しいビジネスに興味があり、尖ったビジネスモデルを見聞きするのが好き。

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