コミュ障経営者のギモン その38「ちょっとオフィス環境を考えていたところ・・・」

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なぜこんなツマラナイものにこだわるのだろう。そういう「ちょっと変わった人」っていますよね。市川さんはまさにそういう人。でもそういう人が今の時代にはとても大事。なぜなら一見ビジネスになんの関係もなさそうな、絶対にお金にならなそうなものが、価値を生み出す時代だから。凝り固まった自分の頭をほぐすために、ぜひ一度(騙されたと思って)市川ワールドへ足を踏み入れてみてください。

ちょっとオフィス環境を考えていたところ・・・

皆さんの会社って音楽とか流れてます?
まぁ、そもそも室内で作業する系の仕事じゃないと、そういう環境はつくりづらいかもしれませんが。

実は、弊社では度々この話題があがってくるんですよね。
というのも、「社内がシーンとしてて話しかけづらい」みたいな理由で。
この話が出るのは大体新しく入ってきたスタッフからなんですけども。

ちなみに、弊社、シーンとしてるかと言われると、私見ですけど、どうかなぁ(静かじゃないと思うけど)・・・って感じなんですよね。
マジでシーンとしてる静かな会社と比較すると、申し訳ないくらいに音があるのでね。
私語も禁止してないから、好き勝手しゃべってますから。

例えば、僕だけでも「あー、眠いわ、ヤバいわ」「なんかチョコが食べたいよな」「昼何食べようかなぁ」「ねぇねぇ、今、ちょっといい?」「そう言えば、昨日さ」ってブツブツ言いますからね。
電話もかかってきますし、仕切りなしのフロアなので電話のやり取りや打ち合わせの声も聞こえます。
雑居ビルの4階ってこともあり、自動車が通る音とか外の環境音も聞こえますからね。
なんだかんだで音はあるんですよ。

このレベルを静かって定義すべきなのか?気になって、社内の様子を見ることにしたんです。
観察し始めた直後・・・

スタッフが何かを見つけて、そっと害虫退治のスプレーを手に持ったんです。
そして、一点を見つめだし・・・
その姿を見て、「え!?何!?(汗)」「ちょちょっと待って・・・何、何!?(恐)」とスタッフたちは動揺。
視線の先を見ると、ゴ◯ブリがひっくり返ってピクピク動いてたんです。
「ぎゃー!」「でかいぃ!」と叫ぶスタッフ、「なになに?」と野次馬になるスタッフ、軽い騒ぎになりましたよ。
恐怖におののいた我々は水たまりができるほどスプレーを吹きかけました。
スプレーの成分が効いたのか、溺死したのかわからないけど、とにかくお亡くなりになったゴ◯ブリ。
今度はその死骸をどうすべきか?でひと悶着ですよ。
誰がどうやってゴミ袋に入れるんだ!?って。
スタッフが会社に持ってきているぬいぐるみを手に持って、「これでつかめばいいじゃないか」と言い出すスタッフが出てきたり・・・
そしたら、飼い猫が猫がゴ◯ブリをハントしてくる話に発展し・・・
うちの猫はネズミとか動物をハントしてたからいつも血まみれだったよ、って話になって・・・

・・・のように騒々しかったです。
15分ほどの喧騒の後、静寂が訪れました。

僕の観察の結果・・・

普通にそこそこうるさかったです。
嘘のような話ですが、この原稿書いてる眼の前で起こりましたからね。
何なんだこの会社・・・って思いましたよ。

多分ね、このギャップが激しいから、シーンとしているときが余計に気になるのかもしれませんよね。
シーンとしてる状態もそこそこ音はあるけど、うるさいときは一気にワイワイってなりますから。
一方で、ゴ◯ブリで大騒ぎするスタッフを尻目に、座禅を組む僧侶のごとく仕事に集中するスタッフもいたりしますけどね。

あとは、もしかすると、「話しかけられないのは、環境のせいだ」ってことにしておきたいってだけなのかもしれませんよね。
ただ、BGMがあろうがなかろうが、自分から話しかけられないタイプの人は、自分から話しかけるのは苦手なままですよ。
かく言う僕なんて完全に「自分から話しかけられないタイプ」ですよ。
例えば、僕、格闘技好きなんですが、柔術ってその日の練習相手を探さないといけないんです。
空手のように1人で稽古できませんからね。
だから、自分で声かけて見つけないといけないんですが、もう絶対無理ですもん。
ジムにはガッツリBGMが流れているし、話し声などの音に満ちた環境なんですけどね。
だからね、個人的にはBGMも音も関係無くて・・・つまり、環境とか実は全く関係なくて、その人の性格の問題だって思うんですよ。
だって、僕がそうだからね。(ドヤッ)

僕、こんな性格だから、ビジネス系の交流会とか行っても自分から名刺交換とかできないんですよ。
そのうえ、僕ってピンク髪でしょう。
スーツとかも着ないし(フィリピンで暮らすことになったときに全て捨てた…)、参加者の中で異様なんでしょうね。
浮いてるわけです。
だから、誰も声をかけてくれないんですよね・・・
自業自得とは言えそんな状態ですから、「今日は◯人と名刺交換するぞ(ドキドキ)」とかって、本末転倒な目標を立てない限り自分から動けないんですよね。

よく考えたら、「お名刺交換よろしいですか?」って変な声掛けですよね。
名刺がなかったら、成立しないコミュニケーションっていうか。
名刺が無かったら、皆どうやって声かけるつもりなんでしょうかね。
こういうコミュニケーションって人として変だよなぁ・・・なんて考えだすと、これがまた気になってきて、余計に声がかけられなくなるんですよね。
こんな風にコミュ障が経営者やると、色々と大変ですよ。

・・・で、今日は何の話してましたっけ?

 

著者/市川 厚(いちかわ あつし)

株式会社ライオンハート 代表取締役会長
https://www.lionheart.co.jp/

LH&creatives Inc.(フィリピン法人) CEO
https://lionheart.asia/

<経歴>
三重県の陶芸家の家に生まれる。
(僕が継がなかったので、父の代で終焉を迎えることになる…)
大学時代、遅めの中二病を発症。経済学部に入ったのに、何を思ったか「ファッションデザイナーになるんや!」と思い立ち、大学を中退。アパレル企業に就職。
ところが、現実は甘くなく、全く使えない僕に業を煮やした社長から、「Webサイト作れないとクビだからな!」と言われ、泣く(T_T)パソコンの電源の付け方も知らなかったけど、気合でWebサイト制作を習得。しかし、実際のところは、言い訳ばかりで全く成長できず・・・怒られて、毎日泣く(T_T)そんな頃、「デザインにも色々ある」と改めて気づいて、広告業界へ転職、広告制作会社のデザイナーとしてのキャリアをスタート。
「今度は言い訳をしない!」と決めて仕事に没頭し、四六時中仕事していたら、黒目がめくれ上がってきて、眼科医から「失明するよ」と言われ、ビビる。2004年勤務先で出会った同僚や友人を誘って起業、有限会社ライオンハートを設立(現 株式会社ライオンハート)。ところが、創業メンバーとあっさり分裂、人間不信に。残ったメンバーと再スタート。
2014年、設立10周年を機に、創業メンバーで唯一残っていた人間を日本法人の社長にし、自身は会長になり動きやすい状態を創る。この頃からブランディングエージェンシーを名乗り始める。
2016年、フィリピン(マニラ)にITアウトソーシング企業(LH&creatives Inc.)を設立。設立準備期間から家族とともに移り住み、フィリピンで3年半を過ごす。
フィリピン人マネジメントを通して、猜疑心の塊になり、性悪説に変わる。
2019年6月、日本に帰国し、日本法人のマネジメントに復帰。社内コミュニケーションを充実させるために席替えしたり、誰も掃除しない椅子をきれいにしたり、「眠いときはしゃべった方が良いよねッ」ってスタッフに話しかけながら仕事をするなど、独自のインナー・ブランディングの理論を実験していたところ、会社の調子が上がった。そもそもブランディングってなんだ?と思っていたところに、BFIの安田さんと出会い、勝手にご縁を感じてコンサルを受けてみる。そしたら安田さんに誘われ、2020年、anote konoteに参加することに。

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