【読むPodcast | マネトレ15】大久保圭太の「財務アタマを鍛えるラジオ~マネトレ~」第75回

日本的M&A推進財団の理事に就任したという大久保さん。M&Aの実態を大久保さんのご経験からお伝えしていきます。(音声はこちら

>>>大久保圭太氏のプロフィール

円道

こんにちは。円道カズキです。大久保圭太の財務アタマを鍛えるラジオ~マネトレ~。大久保先生、本日もよろしくお願いいたします。

大久保

お願いしまーす。

円道

お久しぶりですね。

大久保

べつに……(笑)

円道

そうでもない?

大久保
そういわれると、たしかにね。
円道

最近お会いしてなかったですね。

大久保

収録は空いたね。

円道

髪オールバックにして。

大久保

オールバックじゃない。長いから結んでる。

円道

丸メガネの。何ですか?そのサングラスみたいな。マフィアかっていう(笑)

大久保

放浪してる人みたいな。旅人おじさん。

円道

ラクダ乗ってそう、アラブで(笑)

大久保

乗ってきた(笑)

円道

本日そんな風貌でいらっしゃいますが、さあさあ、行きたいと思います。ちょっと今日は質問いただいてるんですけど、質問をせずに。

大久保

しねーんだ。自由だな(笑)

円道

大久保先生の最近の動向についてお話があるということで。

大久保

いや、べつにないよ?

円道

テーマ「M&A」ということで。

大久保

最近の動向でしょ?そうそう、俺さあ、最近さあ、無駄遣いしてさあ……

円道

それ、俺の動向じゃないですか(笑)

大久保

え?SupremeとRIMOWAのバッグ、プレミアで買っちゃった。

円道

え、手に入ったんですか!?

大久保

プレミアで買っちゃった。

円道

え、外れたんですね、あれ。

大久保

外れた。スタッフ動員してやったけどダメだった。

円道

あれ、ちなみにいくらでした?定価は。

大久保

定価?15万とか。

円道

定価でも15すんのか……。

大久保

言えない言えない(笑)

円道

かなり?

大久保

言えない。まだ使えてない。もう1回売ろうかなと思って(笑)

円道

転売(笑)

大久保

だって、バイク買えるもん(笑)

円道

マジで?安いやつで?

大久保

はい。

円道

そんな感じですか。

大久保

はい。すいません。余計な話をしちゃって。やっぱすごいね、戦略上手いよね、やっぱね、ヴィトンの傘下に入ってね。

円道

Supremeね、ズルいですね。

大久保

ズルいよね、傘下に入ったっていうね・・・。

円道

何!?何の話ですか!?今(笑)

大久保

何でもない(笑)やりましょう。

円道

そんな大きい話になるとは……。はいはい、じゃあじゃあ、今日はM&Aの話ということで行きたいんですが。

大久保

はいはいはい、M&A。

円道

最近多いって話ですか?色々ご報告もあったり。何を話すんでしたっけ?

大久保

あ~、何を話すんでしたっけ??酷いな(笑)……あ、そうそうそう、日本的M&A推進財団の理事に就任させていただいてですね。

円道

ほお!おめでとうございます!……そういうことではないですか?

大久保

分かんないですけど。

円道

いやあ、でも、すごいですね。

大久保

まあ、ホントにM&A増えてるなっていう。今年やった業務の、まあ、ほとんど実務とかはやってないですけど、やっぱM&Aが結構な割合を占めてますよね。

円道

まだ5か月経ってないぐらいですから、また何件か増える?

大久保

そう、何件か決まってるし。財団は税理士たちが、お客さんの後継者不足ですね、地方で特に年間2万9,000社隠れ倒産してるような後継者不在の問題を解決できるのは税理士しかいないんじゃないかと。要は顧問税理士がずっと見てるわけなんで。

円道

1年に2万数千社も隠れ倒産があるんですね。

大久保

そうそうそう。社会問題ですよね。清算して、後継者不在でやめていくと。そこに、でも、社員さんもいるしね、っていう問題があるのに清算してしまうと。要は出口戦略を考えてなかったっていう経営者の問題と、そのアドバイスができてなかったポンコツのせいだとは思いますけど(笑)

円道

ポンコツ、で止めてもらってよかった(笑)

大久保

あはは(笑)でも、誰かが言わないとね。なので、毎月数字見てる税理士が、今から間に合わないというか急がなきゃいけない会社がいっぱいあるんだろうけど、そこを税理士どうしでマッチングしていくと。他のM&Aいっぱいありますけど金額が高いので、なかなか数千万のミニマムとかだとできないよっていう。そもそも売買金額が1,000万行かなかったりするケースも多いので。それでも継いでほしい、雇用を守りたいとか、っていうのはあるので。だって、八代とかの案件やってるからね。

円道

八代?

大久保

うん、八代市の。

円道

地図がないと出てこないんですけど。

大久保

初めて行ったよ。山を2つ越えると……みたいな。どこだよここ……みたいな(笑)

円道

そういうとこからM&Aの話ってどうやって来るんですか?問い合わせ?

大久保

税理士さん。そこの顧問税理士さんが「後継者いない」とか「引き継ぎたい」っていうのを財団に上げてくれて、たまたまうちのクライアントがそこを買収することによって事業拡大をしようということで、たまたまそういうケースがあった。

円道

へぇ~。紹介紹介で大久保先生のとこに来るんですね。

大久保

財団のインフラとかですね。

円道

ちなみに、この日本的M&A推進財団ってどういう団体なんですか?

大久保

税理士さんの団体。

円道

税理士がどのぐらいいるんでしたっけ。

大久保

400人ぐらいかな。

円道

日本中の全国の登録していて……

大久保

そう。で、今年1,000人ぐらいには持っていこうかなと思ってるんだけども。

円道

ふ~ん。

大久保

税理士がM&Aやればいいと思ってるんですよ。要するに、これから色んな業務無くなってくると思うし、コンサルとかもAIのほうが優秀ですよ、絶対に。そんな中で何やっていくのかっつったら、多分M&Aは大きな業務のひとつだと思うので、財団としては、若手の税理士さんが多いですけど、に実務とか入って、どうやってM&Aやるのか。やるっていってもね、そもそも法律的に言ったら株式の譲渡契約結ぶだけの話だから。だけど、そのプロセスとかは知らないので、そこをみんなで勉強していきながらやれるようになっていくと。そうしなきゃいけない理由が、今度、あれなんですよね、ちっちゃい案件もちっちゃい案件で、やっぱプラットフォーム作ってWeb上でM&Aというか、そこのブローカーみたいな人がいっぱい出てきてると。プレーヤーが。でも、あんまり数字も分かんないし、要するに素人で食えないおじさんがやるわけだよ、そういうのを、ブローカーとか。

円道

彼ら、でも、集客ネットやって?

大久保

ネットでそういうインフラがある。TRANBIとか。そういうインフラ、今、それこそビズリーチとかも作ってるし、デロイトも作り出したのかな、そういうインフラに乗っかってるやつを見つけてきてマッチングすんだけど、それは優秀な人もいるだろうけど、資格とかがない業種なわけで、そうすると人によってはね……っていうところがある。ブローカーから来る案件って結構何枚も噛んでたりね、色んな人が。で、クロージングできないとかも相当あるから、やっぱ顧問で握ってる税理士さんがやればいいと思うんですよ。それだと出口の話考えられるし。

円道

これまでもずっと見てきてるわけですしね。

大久保
そうそうそう。で、その先をね。だから一番僕らがやらなきゃいけないのは、後継者不在なんだったら売るしかないわけだから。売るっていっても、べつに企業の理念とか企業の文化は引き継いでもらえばいいわけでね、血は個人では繋がってないけど法人は繋げていけばいいからさ、だから、財団では「マリッジ アンド アライアンス」って言うんだけど、M&Aを文字ってね、結婚と同盟っていう。だから、日本的な事業承継のひとつの手段としてM&Aを捉えるっていうことをきちんと向き合わないと、いずれにしても子どもは居ないわけだし継がないわけだから、っていう前提の中でバイアウトすることの支援を……要は「会社を磨いていきましょう」っていう話にもなるわけね。「5年後に収益性をもっと上げて、財務状況を強くして売りましょう」っていうようなアドバイスをしていく……っていうことがすごい重要になってくるかなというふうには思ってるんですね。
円道

これ、結構、財団のそのメンバーに入ろうとすると、重鎮の税理士の先生たちが理事に入りそうですけど、たまたま今回大久保先生に話が来たのは、なんか、あれですよね……

大久保

たまたまじゃないっすか。

円道

メンバーね、これ、ホームページぜひ見ていただけたらなと思うんです。見ると結構そうそうたる先生たちが。

大久保

そうですよね。まだ変わってないでしょ?

円道

あ、そうか、僕見たのは紙のほうかな、多分。見たんですけど、すごい人たちが並んでたんで。

大久保
評議員に鳥飼先生とか。
円道

楠本先生もいらっしゃって。

大久保

そう。そこにこのチョンマゲが入っていいのかっていう(笑)

円道

いやあ、本当に、変なサングラスしてる先生が(笑)ビックリしましたけど。

大久保

変なサングラスではねーよ。

円道

や、それはカッコイイですが、誰がするかは問題あるじゃないですか(笑)これって、いわゆる社長さんだったりっていう方々は入れないんですか?入って勉強とかはできない?

大久保

入れないというか……そうですね。だから、顧問の税理士さんを入れてもらうっていう感じになる。ちょうど、僕ね、この間来た案件も、純資産が1億5,000万ぐらいで、役員給与と利益で7・8,000万ぐらい出てんだよ、ずっとね。だから、まず、ざっくり3年ぐらいのれんとしても3・4億ぐらいの価値だなと思ってたら、社長としたら1億5,000万純資産あって、退職金ぐらいはもらいたいと。だから、「2億3億ぐらいで売れますかね?」って税理士に聞いたら「それは高く盛りすぎじゃないか」っていう。え!?と思って。3億ですぐ、3秒で売れるわと思って(笑)言い方は変だけど。だから、それぐらい分かってないんですよ。要は純資産で見てるから。株価は税理士にとっては相続税評価額なのよ。おかしいでしょ?だから、俺、ある税理士に言われたけど、例えば高く買ったりするやん?欲しいから、「それ、贈与じゃないか?」みたいな。意味分かる?相続税評価額で1億円です、でも、例えばGoogleとか買ったりするじゃん?10億円で、それを「贈与だ」って言うんだよね。頭悪いと思わない?

円道

その判断をしてしまうのは……

大久保
要は相続税評価額に縛られてるから。身内でやったら贈与だよ?親父の10億円の株を1億円で買って相続税対策をするから贈与だけど、第三者間取引なんていくらでもいいじゃん?何か悪い意図がなければさ。それがやっぱそうなっちゃうんだなっていうのが、なんていうかね、たしかに相続税評価額で考えたらさ、そういう感覚にはなんのかもしんないけど、時価なんて自由じゃんって。そういう時代についていけない……まあ、法律もついていけてないのかもしんないし、それこそ仮想通貨の会計処理なんて途中でやめたからね、ある程度まで出したけどまだ審議してるわけで。ついていけてないよね、色んなことね。まあ、まあ、話は……
円道

話は聞きたいですが。

大久保

最近話が逸れるっていう(笑)だんだん年取ってきたからね。どこいったっけ?で、何を言いたいかっていうと、その社長さんに言ったのは、その顧問税理士さんのことは信頼されてるから、先生を財団に入れてもらって、先生がM&A多分わかんないから、もう60ぐらいの先生だから、今から覚えるんなら覚えてもらばいいけど、覚えなくてもこっちでサポートもできるので一緒にやりましょうよ……という形でやってもらうと安心かなと。やっぱり、その社長も売るって考えるから色々調べるんだけど、色々出てくるけど、いきなりネットで探してそこに電話して……みたいな、騙されんじゃないかとか色々思うけど、顧問税理士さんの関わってる所だったり顧問税理士さんが関わってくれれば安心かなと思う。あと、資料が楽よ、税理士がやったほうが。

円道

資料?

大久保

資料。だって、色んな財務の資料全部持ってるから。

円道

ああ、はいはい。

大久保

ブローカーが……それは良いこともあんだけど、可哀想な社長いるよ、顧問税理士に言うと怒られると思って、「会社売るなんて何事や!」って言われる人もいるみたいだから。なんか分かんじゃん?でも。

円道

特に地方とかは多いでしょうね。

大久保

地方はね、そう。俺、それで昔から付き合ってる所の経理のおばちゃんとちょっと揉めそうになったというか、売るの手伝ったんだけどさ、「なんて薄情な……なんなんだ」みたいに言われて、「いや、事業承継するにはそれしかないんですけど」みたいな。

円道

それは税理士の大久保先生が「なんてこと提案するの!」という体で怒られたんですか?

大久保

そうそうそうそう。いや、でも、だって死ぬから社長みたいな。そんなこと言うなみたいな。会社愛してんのは分かるけど、だから、そういう、何て言うか、他の企業にちゃんとそれが分かって継いでくれる所に継いでもらえばいいだけで……っていう感じの、なんか、すごい、そんなのばっかりだね、最近。僕がやってる案件だけじゃなくて、周りの色んなM&Aの会社からの提案をうちのクライアントがされたりとかも含めると、相当、1日1件はその話をしてる感じ。

円道

それって相談があって話をしてると、M&Aという出口にしたほうが良いよねっていうポテンシャル案件なのか、はなからM&A案件なのかとか、色々あるじゃないですか。

大久保

色々あるね。

円道

どんな感じなんですか?

大久保

まあ、半々ぐらいかなあ。でも、もう割と浸透してきてるので、売るっていうことがそんなに抵抗感は無くなってるかなとは思うけど、でも、まだ、なんか悪いことのように相談されるもんね。どうなんだろう。まあ、こっちから提案するとホッとしたりする人もいるし。例えば「そんなこと言っていいか分かんないですけど、会社を続けていきたくないので……」みたいな感じで。「いや、べつにいいんじゃないっすか、前向きで」っつって。「あ!いいんですか!?」みたいなのはあるよね。

円道

あ~、なるほど。

大久保

とりあえずなんか分かるだな(笑)

円道

「光見えた!」みたいな?(笑)

大久保

そう。いいのよっていう。それはやっぱり大事なものを大事にしてくれる人に売れば良いわけで、それはやっぱ時間かかるから、そういう意味ではちゃんと準備をするっていうことをやっていかなきゃいけないかなあと思うけど。

円道

「M&A」と、かれこれ74回ぐらいやってるんですけど、当時の頃からおっしゃってましたが、ホントに案件としても増えてきてるんですね。

大久保

いや、もうメイン業務っすよね。

円道

ああ、そんな感じですか。

大久保

うん。

円道

今後Colorzさんなんかでも?

大久保

今、担当を置いて。

円道

M&A部といいますか、事業としてもやってってるんですかね。

大久保

やってってる、うん。やらざるを得ないよね。中小企業の問題を解決すんのが仕事だから、そうすると出口戦略、M&Aからは逃げられないね。

円道

と大久保先生がおっしゃってるということは、ポテンシャルとして全国中の税理士の先生はその可能性があるだろうということでしょうしね。

大久保

絶対やったほうがいいっていうか、やらないと食えないよ。

円道

今のお話を聞いた経営者、財務、社長さんたち、もしよければ日本的M&A推進財団ですか、顧問税理士の方とかを教えてもらったりっていう、情報提供の価値あるかもしれないので。大久保先生理事にいる所ですし、安心じゃないかなと思います。

大久保

はい。全然儲かんない。手数料低いから。

円道

なんで最後愚痴で終わるんですか(笑)

大久保

え?(笑)

円道

え?じゃないですよ(笑)

大久保

全然儲かんないよ、だから、手数料低くて。でも、そうじゃないと、やっぱ中小企業は……。これ、金儲けでやってるから、今M&Aは。そうじゃなくて、ちゃんと日本の承継のためにやると。だから、しょうがないんですよ。

円道

ああ、「世の中のほうが金儲けのためにやってるが……」ってことですか?

大久保

そうそうそうそうそうそう。そうなのよ。

円道

「我々は大義がある」と。

大久保

絶対に下がるよ、手数料。おかしいもん、今取りすぎだよ。

円道

そうなんですね。

大久保

うん。

円道

今みたいな話もありますので、ぜひ有名どこに紹介もあるし、ここの財団を使ってみるもよしということでね。

大久保

ええ。窓口ね。考えてもらって。

円道

というわけで、今日はM&Aの回ということで色々お話いただきました。またタイミングあれば色々とシェアしていただければなと思います。

大久保

はい。

円道

ありがとうございました。

大久保

ありがとうございまーす。

Colorz(カラーズ)グループでは、働く仲間を募集中。

感想・著者への質問はこちらから