【大手の作法/006】 本日のお作法:目的を突き詰めるな

“5回のなぜ”の先に待つものとは?

社長はお客様である大手の担当者さんにも“目的意識”を持ってもらおうと
事あるごとに“なぜ?”を問うているのだとか。
「〇〇さん、なぜ働き方改革がいま必要なのでしょう?」
「なぜ、この優先順位を選択なさったのでしょう?」
「なぜ、このプロジェクトは実施しなくてはいけないのでしょう?なぜ、なぜ、??」

「“なぜ”を連発して“目的”を問うのは控えた方が良いかと思います」と私が伝えると
「なぜ??」と目を丸くする社長。

2つのポイントがあります。
1つめ。5回も“なぜ”を他人から繰り返されると嫌気がさすものではないでしょうか。私は嫌です。主体的に自らの頭に問うのは別ですが、上司や先輩などを含め他人から繰り返し質問されたら、取り調べや詰問と感じるのでは。ましてや発注元に対して発注先がしてくる質問ではないように感じます。

続いて2つめ。
大手さんには、目的のない仕事も存在するということです。
厳密に言えば、目的が存在しないのではなく目的を考えなくても良い仕事。
目的は上が考えてあるので、下はその仕事をしっかりと完遂せよ!という仕事です。
社長や常務の一声でスタートしているプロジェクトなど山ほどあるのです。
それをいちいち「その目的は?」「なぜこれをやろうとしているの?」などと聞いてくるようなパートナーを大手さんは求めていません。「そんなことは察してくれよ。。」と鬱陶しく感じられてしまうことでしょう。目的は問うのではなく、相手が実行しやすいよう共に創り上げることをおススメします。


高松 秀樹(たかまつ ひでき)

たかまり株式会社 代表取締役
株式会社BFI 取締役委託副社長

1973年生まれ。川崎育ち。
1997年より、小さな会社にて中小・ベンチャー企業様の採用・育成支援事業に従事。
2002年よりスポーツバー、スイーツショップを営むも5年で終える。。
2007年以降、大手の作法を嗜み、業界・規模を問わず人材育成、組織開発、教育研修事業に携わり、多くの企業や団体、研修講師のサポートに勤しむ。

安田佳生とおこなう「スイッチミーティング」

「広告費を削減したい」「競争に巻き込まれない商品を手に入れたい」という経営者のみなさま。発想をスイッチして、「新しい商品」と「新しい顧客を」つくってみませんか?

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