【大手の作法/012】 本日のお作法:外の景色を伝えよ

その質問の背景は?

大手企業では、組織・人員構成などから
・個人が担当する仕事が部分的であったり、、
・そのために何も身についていないのでは?という焦りを感じていたり、、
・大勢の中で埋もれてしまっているのでは?という恐れを抱いていたりなどして、、
“組織における自分の必要性”を感じられなくなってしまっている方が多くいるように感じます。もちろん、このような方々ばかりというワケではございませんが、不思議と自己肯定感の高くない方々と多く出会うのです。

そのような方々への対応は

・あなたは外でも通用しますよ!と背中を押すように伝える
・中小企業で通用するなんて、当たり前じゃないですか!と持ち上げる
こんな対応をしているなどと知人から聞くことがあります。アリなのかもしれませんが、私だったらしっくりこないだろうなぁ。

それよりは、お客様にとって、役立ちそうなセミナーや興味関心があるテーマに触れることのできる会合、またはその分野に明るい友人・知人とお引き合わせするなどの機会を設け、お客様との接点を増やすことの方が大切だと思います。

日々の業務が忙しい(と思いこみ)、外の世界に触れる機会にも積極的ではなく、社内の常識に凝り固まっている方も少なくありません。そんな方には「外の景色」をお見せし普段と違う時間を共有することで新たな視点を提供するのもよろしいかと思います。

 


高松 秀樹(たかまつ ひでき)

たかまり株式会社 代表取締役
株式会社BFI 取締役委託副社長

1973年生まれ。川崎育ち。
1997年より、小さな会社にて中小・ベンチャー企業様の採用・育成支援事業に従事。
2002年よりスポーツバー、スイーツショップを営むも5年で終える。。
2007年以降、大手の作法を嗜み、業界・規模を問わず人材育成、組織開発、教育研修事業に携わり、多くの企業や団体、研修講師のサポートに勤しむ。

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