【大手の作法/018】 効率を求めるな

違和感の正体は?

それは「企業と言えども窓口は人間」であるから。
「相手が人間である」とは相手に「感情・ココロ・想いが存在する」ということ。
人を相手にビジネスを進めていくのであるのであれば、その相手に対しての効率優先の考えや行動は時に「手抜き・怠慢」と映るリスクがあることを理解している人はそう多くないように感じます。

「安い・早い→だから得でしょ?」「機能が優れている・最新型→だから買いでしょ?」「損得」をベースにした考え方ではこれも正解かもしれません。でもその先には「もっと安い!もっと早い!」「もっと優れた機能がついている!」といった他との差別化・価格競争が生まれ続けるのだと感じます。もちろん機能やサービスの向上を追求していく姿勢は素晴らしい。しかし相手がひとである以上、人間を知っておくことが大切かと思います。

・安くても嫌いな人からは買いたくない
・必要なモノより欲しいモノにお金をかける
・高くても、好きな人・信頼できる人からなら買いたい

人には上記のような “ココロの動き” が存在していることを前提にビジネスを進めるべきです。人とのコミュニケーションにおいては、効率を求めすぎず、相手の気持ちの奥深くまで寄り添い、相手からの好感・信頼を獲得することが大切だと思います。
効率化や生産性向上は仕組みやサービスで成し遂げるのであって「ひとのココロ」にアプローチするものではないと思うのです。


高松 秀樹(たかまつ ひでき)

たかまり株式会社 代表取締役
株式会社BFI 取締役委託副社長

1973年生まれ。川崎育ち。
1997年より、小さな会社にて中小・ベンチャー企業様の採用・育成支援事業に従事。
2002年よりスポーツバー、スイーツショップを営むも5年で終える。。
2007年以降、大手の作法を嗜み、業界・規模を問わず人材育成、組織開発、教育研修事業に携わり、多くの企業や団体、研修講師のサポートに勤しむ。

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