【大手の作法/021】 フリーランス候補を探せ

会社の全面支援とは?

・希望した社員は、個人事業主に移行し、時間や場所の制約なしに働くことができる。
・その移行は会社が全面的にバックアップ。
・仕事は、最低でも3年間はタニタの仕事を続けられるよう保障。
・その後は引き続きタニタの仕事を100%請け負うのもよし。
・タニタの仕事を減らし、自身のスキルを活かして他社の仕事の請け負うのもよし。
・一番の躊躇であろう「社会保障が心もとない点」については、社員時代に会社が負担していた社会保険料も含めた『人件費』の総額をキャッシュで支払う形に。そして、個人で様々な保険・年金に入ることを可能としている。

と、上記にあげたような手厚いバックアップにより、新制度移行初年度に個人事業主に移行された方は8人。平均で200万円程度、率にして28.6%、手取りが増えたとのこと!!現時点では25人程度がこの制度を活用していらっしゃるようです。

「まだまだ発展途上で課題も残っている」とNさんはおっしゃっていましたが「会社員とフリーランスのいいとこ取りができる制度」のように感じます。

特に秀逸な点は「優秀な人材と組織との繋がりの継続性を高められる」ということです。

これまでお付き合いした大手企業さんでは「会社のことは好きだけど、別の場所でもチャレンジしてみたい。。」と思い悩みながらも独立への道を選んだ多くの優秀な方々と出会いました。タニタさんのような制度があれば、そのうちの幾人かは、未だに会社と繋がっていることができたのかもしれません。

弊社たかまりの組織育成・企業研修事業に協力いただいている講師には10人くらい元クライアントの方がいます。大手在籍時代からとても優秀だった方々です。「近いうちに独立して活躍されるだろう」と日頃から感じていました。

大手さんには非常に優秀な「フリーランス候補」がたくさんいらっしゃいますので、そのような方々との繋がりを深めていくことで、いつの日か違った関係でも楽しい仕事ができるかもしれないのです。

 


高松 秀樹(たかまつ ひでき)

たかまり株式会社 代表取締役
株式会社BFI 取締役委託副社長

1973年生まれ。川崎育ち。
1997年より、小さな会社にて中小・ベンチャー企業様の採用・育成支援事業に従事。
2002年よりスポーツバー、スイーツショップを営むも5年で終える。。
2007年以降、大手の作法を嗜み、業界・規模を問わず人材育成、組織開発、教育研修事業に携わり、多くの企業や団体、研修講師のサポートに勤しむ。

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