ネットの履歴書
第39回『社長受難の時代』

ソルナ株式会社が開発した究極の履歴書。それがネットの履歴書』これまでの履歴書や職務経歴書とは何が違うのか。なぜ究極と言えるのか。その秘密に迫ります。

小さなブルーオーシャンを追え
〜ネットの履歴書〜

第39回『社長受難の時代』

 

安田

佐野SA(サービスエリア)のストの話なんですけど。

三澤

ちょっと前にありましたね。

安田

実はまた問題になってまして。

三澤

そうなんですか?

安田

ストが1回解消されたじゃないですか。

三澤

はい。

安田

再びストに突入したんですよ。

三澤

確か社長が交代しましたよね。

安田

元々は、社員に人気の総務部長がクビにされそうになって「この人クビにするんだったら、みんなでストする」って全面的にストになったんです。

三澤

そうでした。

安田

代わりの人は集まらないし、評判も悪くなっちゃうしで、結局社長が責任とって辞めた。で、社員も戻ってきて「総務部長の責任も問わない」となったわけです。

三澤

解決じゃないですか。

安田

そうだったんですけど、次期社長が約束を守らなかったんです。

三澤

え!

安田

総務部長に「おまえは自主的にやめろ」って。社員さんにも「ストで被った損害を請求させてもらう」みたいなこと言ってて。

三澤

それは揉めますね。

安田

で、結局もう1回ストすることになったんです。今度は親会社も巻き込んで「親会社がちゃんと表に出てこないとだめだろ」みたいな。

三澤

ややこしくなりましたね。

安田

はい。もうドロドロです。せっかく収まってたのに約束破っちゃって。あまりにも読みが浅すぎって感じもするんですけど。

三澤

でも、その総務部長さん、なんでそんなに次から次と社長に嫌われちゃうんでしょう。

安田

やっぱり「損害を発生させた張本人」ってことなんじゃないんですか。

三澤

でも次の社長って、そのへんの話を分かって来たわけでしょ。何か別の理由があるような気がしますけど。

安田

本当のところは分からないんですけど。でもひとりの総務部長に社員全員がついてスト起こすって、やっぱり経営体制に問題があったんだろうとは思います。

三澤

そうですね。

安田

元社長の奥さんも会長に残ってるみたいですし。社長は退任したけど、経営者一族が「表面的に丸く収めてイエスマン的な社長を連れてきた」ってことじゃないですか。

三澤

最初の社長もキャラクターが微妙でしたよね。いかにも悪っていう。

安田

そうじゃなかったら、あそこまで社員に嫌われないですよ。

三澤

これからどうなっていくんでしょう。

安田

たとえば社内告発って「会社を売ったやつ」みたいな目で見られて、結局は辞めざるを得なくなるじゃないですか。

三澤

そういうケースが多いですね。

安田

百姓一揆でも首謀者は責任とらされましたし。それでいくと「おまえは責任とって辞めろ」って感じじゃないですか。相当な損害出してることは事実ですし。

三澤

今回みたいなパターンって、だいたいそうなりますよね。この部長さんもたぶん辞めるんじゃないですか。

安田

本人は辞める気なさそうですよ。

三澤

社員さんって、この人がいることによって何か都合がいいんですかね。

安田

資金繰りが悪化してて支払いができなかったみたいです。で、業者さんに「払えるのか」って聞かれて「わかりません」としか答えられなかった。

三澤

それは部長さんが?

安田

はい。部長さんが「払えないと迷惑かけるし嘘はつけない」って。でもそういう人って会社としては使いにくいですよね。

三澤

会社としては「大丈夫です」って言って欲しいでしょうね。

安田

そうですよね。でも社員が何でも言うこと聞く時代じゃないので。

三澤

今回の出来事はひとつの大きな事例になりますよ。

安田

どんな事例ですか?

三澤

ネットも使って話題にして「ああ、こうやれば最終的には勝てるな」っていう勝ち方のひとつですよ、あれは。

安田

勝負ありって感じですよね。前の社長が退任になった時点で。

三澤

はい。

安田

なのに、なぜまた同じことを繰り返したのかよく分からないんですけど。

三澤

たぶん社員側にもいろいろ問題があるんじゃないですか。

安田

あったとしてもですよ、やっぱりここは丸く収めないと。次の社長なんて丸く収めるために来たようなもんじゃないですか。

三澤

収まらなかったんでしょうね、相手が。

安田

収まらなかったんですかね。

三澤

収めるつもりで来たし、収められると思ったから引き受けたのかもしれませんけど。

安田

社員からの要望は「部長をクビにしない」っていうのと「正当なストだったので損害を社員に請求しない」みたいな感じでしたけど。

三澤

最低そこは飲まないと収まりがつかないでしょうね。

安田

そうですよ。元々それが発端だったわけですから。この人クビにしたら元も子もないですし、「ストやってた間の賠償払え」なんて言ったら丸く収まるわけがない。

三澤

憎くてしょうがないんでしょうね。

安田

そりゃそうですよ経営者からしたら。金ないときに休んで大きな損害を被らせて。

三澤

もはや社長の権力って絶対じゃないですから。

安田

そういう時代ですよね。昔は社長が怒鳴ろうが、性格が悪かろうが、何とかなってましたけど。

三澤

今はすぐにネットに書き込まれますから。

安田

社長に求められる資質って変わりましたよね。今はもう性格が悪いとか、社員の信頼がない社長は厳しい。

三澤

昔はせいぜい、酒でも飲みながらまわりの友人にグチるぐらいでしたから。

安田

今はネットに書かれて、それが広まったら事実になっちゃいますもんね。

三澤

怖いですよね。事実じゃない、根も葉もないことも事実にされちゃうわけですから。

安田

広がると事実になっちゃいますからね。そういう意味では社長業って、これから受難の職業じゃないかって気がします。

三澤

我々もこういう仕事してると出くわしますよ。「女子社員に手を出した」とかすごくリアルに書かれて、社長は「悔しくて悔しくて」って涙流してる。

安田

もうこれからの時代はグレーだったらアウトじゃないですか、社長は。

三澤

すごい文章力のある人にリアルな感じで書かれたら、白でも黒になりそうですけど。

安田

小説家志望の社員とか、いたら恐ろしいかもしれませんね。

三澤

本当にもう信じちゃいますよ。知らない人は。

安田

いやほんと、社長業をやるデメリットがすごい時代です。

三澤

そんなに稼げるわけでもないし。

安田

採用も育成も大変だし、すぐに辞めるし、あることないこと書かれるし。

三澤

憧れの職業ではなくなりつつあります。

安田

飲み屋で「社長さん」とか呼ばれても、もはや嬉しくない。

三澤

ぜんぜん嬉しくないですよ(笑)

安田

それでも社長やりますか?って自問しないといけませんね。

三澤

本気で雇わない経営を考えたくなります。

・・・次回へ続く・・・

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