ネットの履歴書
第48回『アナログ選挙はいつ終わる?』

ソルナ株式会社が開発した究極の履歴書。それがネットの履歴書』これまでの履歴書や職務経歴書とは何が違うのか。なぜ究極と言えるのか。その秘密に迫ります。

小さなブルーオーシャンを追え
〜ネットの履歴書〜

第48回『アナログ選挙はいつ終わる?』

 

安田

アメリカではネット投票が普通になってきてるんですけど。

三澤

日本は遅れてますよ。いつまでたっても投票所に行かなくちゃいけなくて。

安田

若い子に「投票しろ」と言いながらも、本音はしてほしくないんですよ。

三澤

そうかもしれませんね。

安田

お年寄りの票を取りに行くほうが簡単だし、結果も読めるので。

三澤

ネットもリアルも、両方やればいいだけですもんね。

安田

そう。投票率を上げたければ両方やればいいだけ。「セキュリティ的に難しい」とかそれらしいこと言ってますけど。技術的には可能ですよね?

三澤

技術的にはぜんぜん可能でしょうね。銀行のほうがよっぽど難しい。

安田

ですよね。

三澤

不正行為をどうやって防ぐかが問題になるでしょうけど。

安田

でもアナログの投票にしても、送ってきた用紙を持っていくだけですよ。

三澤

確かに。

安田

べつに身分証明書を出すわけでもなく「安田佳生さんですか?」とか聞かれて「はい」って言ったら「どうぞ」みたいな。これでいいのかよって感じですけど。

三澤

あの紙さえ持っていけばいいわけですからね。

安田

そうですよ。あれだったら家で番号入れて投票するのと、何ら変わらない。

三澤

頭の固い70代ぐらいのじいさんが、ハッカーの心配とかしてるんじゃないですか。

安田

ほんとに心配してるんですかね。

三澤

たぶん、本音は投票率を上げたくないんでしょう。

安田

若い人の?

三澤

はい。技術的な問題じゃなく、それをやることによって困る人たちが反対してる。

安田

技術的な問題はもうクリアしてるんですか?

三澤

そんなのはいくらでもクリアできますよ、その気になれば。

安田

やっぱそうですか。

三澤

実際にアメリカでもやってるので。アメリカの技術を持ってくることも可能でしょうし。

安田

顔認証とか指紋認証とかにしちゃえば、投票所で名前を確認するよりよっぽど安心ですけど。

三澤

しかも、あの紙って手渡しでも何でもないですもんね。

安田

そうですよ。家に送られてくるだけ。

三澤

ポストにポトンと入るだけなんで、まあテキトーっていう。

安田

かなり適当ですよ。でもどんな人が反対するんですかね。

三澤

麻生さんあたりは反対してる。

安田

それは何を根拠に?

三澤

…お顔ですかね。

安田

(笑)いやいや、麻生さんから怒られますよ。

三澤

自民党は完全にお年寄り票で固めてますので。保守的なお年寄りで。

安田

じゃあ自民党が政権を担ってる間はネット投票にならないですね。

三澤

やっぱり選挙は莫大なお金が動くので。お金のまわりにいる人たちは反対しますよ。

安田

紙に書いて、それを開票するのなんて、ものすごい無駄ですけど。

三澤

だって朝から晩まで10何時間人が張り付いて、場所借りて、開票作業をして。

安田

ぜんぶ必要なくなりますもんね。ネット投票にしたら。

三澤

はい。すごいコストですよ。

安田

将来的にはどうなると思います?手作業で開票するなんてことは、どこかでなくなりますよね。

三澤

必ずどこかでなくなるとは思います。

安田

スマホで投票できるようにして欲しいです。

三澤

はい。問題はそれがいつかってことでしょう。

安田

先進国のほとんどがそうなったら、日本も倣っていくんですかね。やらざるを得ないというか。

三澤

麻生さんの寿命次第じゃないですか(笑)

安田

悪そうな顔してますけど本当は紳士らしいですよ。

三澤

真面目な話、海外で仕事してる人に言わせると、「日本ほど新しいものが持って来づらい国はない」って。

安田

そうなんですか。

三澤

医療の分野では昔から言われてますけど、談合とか癒着みたいなのがすごく根強い。

安田

命に関わる分野はやめてほしいです。

三澤

世界の医療業界の人は「日本なんて相手にしてない」って言ってました。

安田

悲しいですね。

三澤

だから、おじいちゃんたちがいなくなるまでは無理じゃないですか。

安田

「おじいちゃん」っていうのは何歳ぐらいの人のことを言うんですか?

三澤

60ぐらいですか。

安田

60ですか・・・私も危ないですね。もうちょいです。

三澤

まあ政治家の平均年齢がぐぐっと下がらないと難しいですよ。

安田

トランプさんはもはやリアルなメディアを相手にせず、ツイッターで発信してますよ。

三澤

世界的にそういう流れです。

安田

日本の政治家もああいうふうになっていくんでしょうか。

三澤

それが理想ですよね。YouTubeを使ったり、ツイッターで自分の言葉を発信したり。

安田

ですよね。選挙カーでウグイス嬢と一緒に回ってる場合じゃない。

三澤

あのアナログさはすごいです。時間が止まってます。

安田

応援演説とかも訳わからないですもんね。

三澤

ネットに移行すれば1票の格差もなくなっていくんじゃないですか。

安田

そうなったら主戦場はYouTubeとツイッターになる?

三澤

なるんじゃないですか。でも70代の政治家は困るでしょうね。

安田

SNSできませんからね。いまだにガラケーだし。

三澤

いまの70代の政治家が最後のアナログ政治家かもしれません。

安田

じゃあ彼らが引退するとガラッと変わる可能性が?

三澤

ありますね。

安田

でもそうなると、今までと選挙のやり方がコロッと変わっちゃう。

三澤

変わりますね。

安田

 SNSを制した人が勝つみたいな。

三澤

うまく使いこなせるかどうかです。下手にやると反動も大きいので。トランプさんも相当叩かれてますし。

安田

でもトランプさんの場合、ツイッターやってなかったら今の支持率は維持できないですよ。

三澤

そうですね。

安田

トランプさんは1日に100回ぐらいツイートするそうです。

三澤

凄いですね。でもそういう政治家は増えていくと思います。

安田

ツイッターだけで国会議員になる人とか。

三澤

たぶん近いうちに出てくるでしょう。

・・・次回へ続く・・・

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