ネットの履歴書
第76回『世界の運命を握る人』

  • ソルナ株式会社が開発した究極の履歴書。それがネットの履歴書』これまでの履歴書や職務経歴書とは何が違うのか。なぜ究極と言えるのか。その秘密に迫ります。

小さなブルーオーシャンを追え
〜ネットの履歴書〜

第76回『世界の運命を握る人』

 

安田

アメリカの中国への締め付けが厳しいですね。TikTokが禁止されるとか。あれ、何のアプリなんですか?

三澤

動画版のツイッターみたいな感じです。

安田

短い動画でしたっけ。ダンスばっかり出てくるんですけど。あれ、ダンス限定なんですか。

三澤

そんなことないと思いますけど。結構ダンスばっかりですよね。

安田

そんなイメージです。

三澤

しかも似た踊りばっかりやってますよね。

安田

私はああいうセンスがゼロなので(笑)。ぜんぶ一緒に見えちゃいます。

三澤

仕事で使いますか?TikTok

安田

いえ。今のところ使ってません。これって中国発のアプリなんですね。

三澤

そうです。

安田

で、アメリカが「中国発のアプリは使うな」と言ってる。

三澤

マイクロソフトがTikTokの「アメリカ現地法人」を買い取るという話もあります。

安田

みたいですね。とにかく中国企業は排除する方向で。ファーウェイとかもそうだし。

三澤

ファーウェイに関しては5Gの覇権争いもありますから。「あそこは使うな」ってことになってます。

安田

普通に考えたら、今後も中国発の人気アプリって、出てきますよね。

三澤

どんどん出て来ると思います。

安田

それを全面的に禁止するとか、可能なんですか?

三澤

中国では実際に「Googleを見れない設定」で機器を販売してます。

安田

アメリカも同じことをするんでしょうか。今後はぜんぶ二極化していくってことですよね。アメリカ版と中国版とに。

三澤

そうなりつつありますね。

安田

でも情報の隠ぺいなんて、もはや不可能な気がしますけど。国を挙げて「ここから先は見るな」なんて無理でしょう。海外旅行にいったら見れちゃうわけで。

三澤

アメリカと中国って今すごくデリケートな状況ですから。

安田

ミサイルは飛んでないけど、ある意味戦争みたいな。

三澤

もう戦争自体が情報合戦になってます。

安田

そんな感じがしますね。

三澤

いかに「宇宙を制覇するか」っていう。衛星も含めての情報の奪い合い。

安田

じっさい奪い合ってるんですか?

三澤

「テスラの技術もぜんぶ盗まれてる」とアメリカは言ってます。でもあり得るといえば、あり得る話です。

安田

アメリカだって「今までさんざんやってきたんじゃないの?」って気もしますけど。

三澤

これまで以上に「情報がすべて」になりますから。日本がアメリカと戦って物量で負けたように、間違いなく衛星と情報の戦いになる。

安田

情報を制する国が勝つと。

三澤

間違いなくそうでしょうね。

安田

そもそも現代社会において、情報の統制なんてできるんでしょうか。新しいアイデアだってほぼ瞬時に世界中に広がる時代ですよ。

三澤

その一方でセキュリティは間違いなく強化されてますから。

安田

アメリカと中国のセキュリティー合戦みたいな。

三澤

そこの強化と破りあいですね。お互いそこは必死ですよ。

安田

だから「俺たちの陣営でこれは使わせない」という話になると。

三澤

そうなるでしょうね。というかやらないといけない。

安田

そうなんですか。

三澤

だって相当危険ですよ。中国は。

安田

そこまでやりますか?下手したら戦争ですよ。

三澤

いつ戦争が起こってもおかしくないところまで、もう来てると思います。

安田

アメリカと中国が本気で戦争しますか?小競り合いでは済まないですよ。核を持ってるので。

三澤

どうでしょう。

安田

さすがに全面戦争はないでしょう。だってお互いに自滅ですもん。

三澤

中国はアメリカに十分勝てるだけの自信があると思います。

安田

それは軍事力で?

三澤

軍事力も、すべて。

安田

え!あるんですか?世界最強の軍隊ですよ、アメリカは。

三澤

あると思います。

安田

へぇ~。

三澤

アメリカがどう考えてるかは分かりませんけど。中国は下手したら「ちょっとやってやろうか」ぐらいの気持ちじゃないですか。

安田

ほんとですか!

三澤

中国の情報に詳しい人と話したことがあるんですけど。アメリカなんてぜんぜん眼中にないらしいです。

安田

全面戦争になっても怖くないと。

三澤

そう言ってますね。まったく怖くないと。

安田

日本もかつて、そうやってアメリカにコテンパンにやられましたけど。

三澤

中国の場合はサイバー技術とか軍事力とか、もうアメリカを超えてますよ。

安田

予算も人材も注ぎ込み放題ですからね。どこかでは逆転しますよね。

三澤

もうすでにアメリカが持ってる以上の情報を持ってます。アメリカはどう思ってるかわかりませんけど、中国はそこまで怖がってないと思います。

安田

人権まで考えると、アメリカは無茶なことできないですよね。中国の場合は「1億人ぐらい死んでも最終的に勝てばいい」って割り切ることができますから。

三澤

最近やたらめったらトラブルを起こしてますし。インドで起こしたり、香港で起こしたり、日本とやり合ったり。

安田

そもそも中華思想ってそういうものらしいですけどね。中国が世界の中心で、離れるほど薄い属国になっていくっていう。

三澤

とくに去年の12月ぐらいからひどいです。5つも6つも同時に問題を起こして。

安田

アメリカと中国って、もはや世界の二大大国ですよね。

三澤

そうですね。気がついたらそうなってましたね。

安田

米中が本気でけんかするなら、日本も立場をはっきりさせないといけないですよ。

三澤

最終的に巻き込まれるのは我々ですからね。

安田

世論は完全にアメリカ寄りですよね。「中国にもっと厳しくしろ」って人が多い。でもさっきの話だと中国が勝つ可能性もあるわけでしょ?

三澤

大いにあります。

安田

そしたらまた敗戦国ですよ。もうちょっと日和見主義でいいんじゃないですか。

三澤

アメリカが許してくれないでしょう。

安田

まあそうでしょうね。実質的にはアメリカの属国ですから。

三澤

怖い世界がこの10年でできあがっちゃいました。もはや昔のような戦い方ではない。

安田

鉄砲持って上陸する時代じゃないですよね。

三澤

完全な情報戦です。

安田

勝敗の決め手は何ですか?

三澤

最後は人ですね。めちゃくちゃすごいハッキング技術を持った人間がアメリカにいるのか中国にいるのか。たった1人の人間がおよぼす影響が、もはや世界を動かすレベルなんですよ。

・・・次回へ続く・・・

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