【読むPodcast | ゲリラマーケティング】「好きと嫌いの境目について、教えてください。」2018年1月17日配信

第277回「好きと嫌いの境目について、教えてください。」
ある人と一緒にビジネスをすることになったのですが、妙にモヤモヤします。でも嫌いとまではいきません。
栃尾

こんにちは。安田佳生のゲリラマーケティング。ナビゲーターの栃尾江美です。

金子

絵を描いているときが自分でいられるときだなあと最近漠然と思います、金子亜佑美です。

安田

安田佳生です。

金子

今回は30代個人事業主の方からご質問いただいております。毎回楽しみに聴いております。何気に質問のないときの3人の会話も好きです(笑)。今回安田さんにお聞きしたいのは「好き」と「嫌い」の境目です。というのも、現在ビジネスの誘いがあり人を紹介されたのですが、その人とそのビジネスについて嫌いとまではいかなくとも妙なモヤモヤ感(違和感)を感じております。この話受けるか断るか、好き嫌いで判断しようと思ったのですが・・・このような場合、安田さんであれば「嫌い」に分類されるでしょうか?ということです。

安田

難しい質問ですねえ。

金子

うーん、難しい。

安田

どうですか?こういうモヤモヤするときありますか?金子さんは。好きでも嫌いでもないモヤモヤ。

金子

最初に会う人で「ああ、この人良いなあ」って思わないってことですよね、モヤモヤ。どうなんだろう。そんな感じですか?

栃尾

そんな感じですよね。

金子

そうすると、私の体験談では、そういったモヤモヤがあったときの違和感は付き合ってみてそれが確信に変わるような気がしていて、「ああ、やっぱこの人こういう感じか」みたいな、「ああ、そういうことね」っていうかんじで自分の違和感は当たってたかも、と思うことがありました。

安田

っていうことは「モヤモヤは嫌いの卵である」ってことですね。

金子

そうっすね。「モヤたま」ですね。

安田

モヤたまですね、なるほど。

金子

うん、だと思いました。

安田

栃尾先生はどうですか?モヤモヤはやっぱり「嫌い」に発展しますか?

栃尾

ちょっと安田さんに批判されるかもしれませんけれど、ビジネスっていうのがやっぱり引っ掛かります。亜佑美ちゃんとまったく一緒で、第一印象で「あれ」って思って、そのあとちょっと良くなったとしてももう1回やっぱ揺り戻しが来ちゃうっていう。つまり「第一印象のあれ、合ってたわー!」みたいなことが非常に多くて、ほぼそうじゃないかなと思うんですけど、だからといってビジネスしないかというと結構できちゃうかなと、私自身は思っています。ビジネスの規模とか期間とか分かんないですけど、途中で切れるような契約だったらとりあえず受けてみて途中でやめたりとか。でも、ずっとベッタリなビジネスだったら厳しいんじゃないかなっていう判断を規模や期間ですると思います。

安田

さすが大人ですね。モヤモヤしても金を取ると(笑)

栃尾

絶対言うと思った(笑)。いや、良いとこも見つかるんですよ。「あれ」と思っても結構良いとこあるんです、みなさん。だから大丈夫。

金子

たしかに。

安田

まあ、みんなありますよね、良いとこも悪いとこもね。

栃尾

ホントにそう思ってますか?

安田

思ってますよ(笑)。100パーセント嫌な人ってそんなにいわるわけじゃないじゃないですか。

栃尾

そうです、なかなかいないと思います。

安田

ただ、その嫌な部分が自分にとって決定的に譲れない部分かどうかですね。

栃尾

クリティカルってこと?

安田

いきなり英語できましたね。せめてフランス語にしてください(笑)。まあ、でも、たしかに、損得とかって頭で考えたら「あ、こっちのほうが得だな」ってあるんですけど、好き嫌いって結構心で反応するものなので、考えて変わるものではないような気はするんですよね。ただ、この人が言ってる「モヤモヤ」っていうのが、たしかに何か嫌な感じがするモヤモヤっていうのもあるんですけど、そうじゃないモヤモヤもあるんで、モヤモヤの種類によるんじゃなかろうか、という気がします。

栃尾

どういうことですか?「そうじゃないモヤモヤ」って。

安田

たとえば危険を感じるとか。

栃尾

「詐欺なんじゃないか」とか?「スカートが短い」とか?

金子

モヤモヤしますね、たしかに。

安田

なんでしょうね、それはムラムラじゃないですかね、モヤモヤじゃなくて(笑)

栃尾

すみません(笑)

金子

顔赤くなってる(笑)

栃尾

すみません(笑)。じゃあ、嫌いな方面じゃないモヤモヤと見間違えちゃいけない?

安田

はい、嫌いじゃないモヤモヤもあるんじゃないのかなっていう気がして。だから、僕だったらモヤモヤするときは「なんでモヤモヤするのか」っていうのをやっぱ考えるようにしてるんですけど。

栃尾

うん、分かります。私もそうする。

安田

朝まず起きたら歯を磨き、顔を洗い、そして瞑想すると。そして「俺のモヤモヤは果たして何モヤぞや」ということを考えるわけなんですね。結構大事なんですよ。

栃尾

あはは。「何モヤぞや」・・・言いにくい(笑)

安田

言いにくいですか?栃尾さんといえども。

金子

これ、いいんじゃないですか。

栃尾

キャッチー!

安田

自分でも分かんないときあるじゃないですか。そうじゃなくて「俺、多分この人のこと嫌いなんだろうな」っていうのが分かるときはべつにそんなモヤモヤしない気がするんですけどね。

栃尾

へえ~。

安田

僕の場合そうですかね。たとえばやけに寂しい気分になったり、すごい孤独感を感じたり、すごい悲しくなるときとかがあるんですけど、それは僕の中ではモヤモヤなんですよね。

栃尾

あるんですね。

安田

何だと思ってるの(笑)

栃尾

もうそんなことは乗り越えていらっしゃるのかと思って(笑)

安田

いやいやいや、まだまだしがみついてますよ(笑)

栃尾

そうなんですね(笑)

安田

それで、その感情の原因が分かんないことを僕は「モヤモヤ」って言うんだと思うんですよ。「なんで俺が腹立ててんのか」とか「なんで悲しくなったのか」っていうことが分かっていればべつにモヤモヤじゃない。その原因を考えて「あ、そうか、だから俺はあの景色を見て悲しくなっちゃったんだ」とか、それをちゃんと考えたほうが良いんじゃないのかなって最近思い始めまして。だから、そういう自分の中でよく分かんない感覚があるときはですね、メモしておいて、それについて朝考えようと決めて、考えますね。

金子

朝なんですね。

安田

朝じゃないとですね、だめなんです、これが。

金子

なんでですか?

栃尾

雑念が入ってる?

安田

そう。起きて色々やってるうちに色んな情報が入ってきて、自分に戻っちゃうんですよね。朝起きたときは自分の肉体と自分の魂が乖離してるんで。

栃尾

分かりにくい(笑)

金子

スピっとる~(笑)

安田

それが体に戻る前に、自分を客観視できる状態で“自分くん”が自分を客観視するわけ。

金子

じゃあ朝起きて携帯チェックしちゃだめですね。

安田

だめですだめです。歯磨きだけです。ギリ歯磨きです。テレビとか見ちゃったらもうだめですね、自分に戻っちゃうんで。ちょっと自分の体から自分の魂がはみ出てるぐらいのときに・・・

栃尾

分かりにくい(笑)

安田

分かりにくいですか?最後にまとめるのは栃尾さんですから(笑)

栃尾

寝起きに雑念がないのは分かりますよ。「魂」とか言うと分からなくなっちゃうなと思って(笑)

安田

まあ、「心」でも良いんですけど、朝鏡見たら自分じゃなく見えたりするじゃないですか。ちょっと新鮮っていうか、「あ、自分くん、ちょっと今日は疲れてるよ」とか「俺、今日ちょっと良い感じじゃん」とか。

金子

あー、全然意識して見たことない。見てみよう。

安田

僕だけかもしれないですけど(笑)

金子

いや、でも分かんなかったから。

安田

とにかく朝起きたときは魂がちょっとはみ出てるんですっ!(笑)

金子

言い切った(笑)

栃尾

ですっ!(笑)

安田

間違いないんです。なので、まずモヤモヤの正体をこの人は突き止めたほうが良いんじゃないかと。やりたくないモヤモヤなんだと思うんですけど、なんでそう感じたのかっていうのを、ちょっと自分の肉体をさておいて、自分のつまり損得とかやることことか色んなことを押しつけて、つまり1回記憶喪失になって隣のおっさんのモヤモヤを客観視してるみたいな感じでっていうことで。っていうことで栃尾さん、おまとめをお願いします。

金子

これ、難しい。

栃尾

まず朝起きて歯を磨いて、モヤモヤについてよく考えることによって正体を見つけることはオススメです。

金子

うん、分かりやすい。

栃尾

不満ですか?安田さん。不満そう(笑)

安田

いや、ちょっと「魂」が出なかったんで(笑)。まあいいです、ということで本日は以上です。ありがとうございました。

栃尾

ありがとうございました。

金子

ありがとうございました。


*本ぺージは、2018年1月17日、ポッドキャスト「安田佳生のゲリラマーケティング」において配信された内容です。


ポッドキャスト番組「安田佳生のゲリラマーケティング」は毎週水曜日配信中。

安田佳生
境目研究家

 

 

 

栃尾江美
emitochio.net

 

 

 

金子亜祐美
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