【読むPodcast | ゲリラマーケティング】「会社を辞めたくて仕方ありません」2018年5月30日配信

第296回「会社を辞めたくて仕方ありません」
でも何をやればいいか、さっぱり分からない。お金もさっぱりない。
という質問者さんへのさっぱりな回答とは。
栃尾

こんにちは。安田佳生のゲリラマーケティング。ナビゲーターの栃尾江美です。

金子

鼻毛が出ている人にどうやって注意するか日々模索中の金子亜佑美です。

安田

安田佳生です。

栃尾

日々模索中(笑)。毎日?

金子

毎日。

安田

毎分ぐらいじゃないとダメです。

金子

あ、そうか、毎分ぐらいじゃないと。まあ、ちょっと、そうですね、検討します。

栃尾

はい。今回は40代派遣営業の方からいただいております。安田さん、栃尾さん、金子さん、こんばんは。

安田

こんばんは。

金子

こんばんは。

栃尾

こんばんは。夜なんですね。
いつも楽しく拝聴させていただいております。はじめてお便りいたします。私は現在45歳(?)で派遣営業およびスタッフの管理等を業務としております。最近、今の会社を辞めたくて辞めたくて仕方がありません。理由は分かっております。仕事自体はそれなりに楽しいのですが、会社組織ですので様々な制約が多く、自分が考えるような業務(人の集め方や営業方法等々)を行うことができません。「人を巻き込む提案をしろ」と言われるかもしれませんが、頭の固い(昭和気質)の上司が多く、彼らの考えを変えさせるのは不可能です。職種は違いますが以前の仕事は完全歩合制で、自分が思うように仕事をすることができました。また歩合制の仕事に変えようかと悩んでおりますが、今さらまた雇われるのも勘弁ですし、自分で何かをしたいと思う今日この頃であります。しかし、何を売ればいいのかさっぱり分かりません。手っ取り早く今まで経験した仕事を考えますが、お金がある程度ないと独立ができるような職種ではありません。お金もさっぱりありません。一体どうすれば良いのでしょうか?毎日のように考えますが、さっぱり分かりません。ヒントをいただければ幸いです。

金子

ふっふふふ(笑)

栃尾

ははははっ(笑)

安田

さっぱりな方ですね(笑)

金子

さっぱり分からないですね。

安田

どうしたらいいんでしょうかね(笑)。2人がウケてますね、なんか。

栃尾

「さっぱり」が(笑)

金子

(笑)。さっぱりですねぇ。

安田

でも、この人あれですよね、自分なりに工夫して仕事がやりたいってことですよね。

栃尾

そうですよね。今まではそういうふうにできていた。

安田

言われたことを言われた通りやるのが嫌で、自分で仕事のやり方を工夫したいってことですよね。

栃尾

ですよね。

安田

なのに、なんで「さっぱり」なのかが分かんないですよね。っていうことは、自分の生き方とか、お金の稼ぎ方とか、何やるのかとか自体を自分で考えるのが好きなんじゃないのかなって思うんですけど、会社の仕事だけが自分で考えたくて、他が「さっぱり」ってことは「ゼロ」ってことですから、そこがよく分かんないんですが。金子さんに解説を、そこを。

金子

私!?いやぁ、この人はですねぇ、まずですねぇ、えー、現在45歳(?)っていうところが気になるところですね。なんで「?」なのか分からないですね。分からないです。

安田

そこは予想としてはどうなんですか?これを送った時点で誕生日が近いとか。

栃尾

うん、いい読みだと思います(笑)

金子

たしかに。

安田

あるいは「永遠の45歳(自称)」。

栃尾

あははは(笑)

金子

(笑)。いいんじゃないですかね、45歳で永遠だったら。

栃尾

でも、私は気持ちは分かりますけどね。つまり、会社っていう、「これで稼ぐぞ」って上から言われていて業務がある中での工夫と、「何やってもいいよ」って言われる自由さって違いますよね。

金子

あー、たしかに。

安田

違いますね、たしかにね。

金子

全然違う。

栃尾

やっぱり制限があったほうが考えやすいし。

安田

例えば、制限付けるんだったら、この人は今の職種だったらイメージできるわけでしょ?だけど「今の仕事をやるにはお金がない」と書いてありますよね。

栃尾

おっしゃってますね。

安田

じゃあ、お金をかけずにやる方法を考えたらいいんじゃないですかね。

栃尾

あぁ~。不可能だと言って辞めちゃうことはせずに?

金子

お金とかじゃないってことですかね。

安田

そもそも「歩合制に戻ろうか」ってことですよね。

栃尾

というのも迷ってらっしゃるってことですよね。

安田

元は歩合制だったと。

栃尾

うん。

安田

僕、起業するっていうのと歩合制と何も変わんないと思うんですけど。何が違うのかよく分からないんです。

栃尾

やっぱ、ある程度見えてるんじゃないですか。歩合制の場合は今まで他の同じ営業なら営業でやってるスタッフの方が稼いでる実績があって、ちゃんと市場があるって分かっていて、ある程度上手くいくのが見えていて、その中で工夫するんですけど、起業する場合って結構見えないんじゃないかなと私は思いますけどね。私は起業がしたことないので。見えない感すごい分かりますけどね。

安田

見えない感?

栃尾

はい。

金子

やったことないから見えない?

栃尾

とか、先人がいないっていう感じですか。

金子

なるほど。

安田

多分、その歩合制のときも最初は見えなかったんじゃないですかね。

栃尾

あぁ~、たしかに。

安田

会社も一緒だと思うんですけど、最初はみんな保証がないんで上手くいくかどうか分かんないけど、やってるうちに「あ、これでも稼げるか」ってなってくる気がするんですけど。

金子

ということは、頭がこの人は固くなっちゃったってことですかね。

安田

どうなんでしょう。「上司の頭が固い」って書いてますけど。

金子

実は自分が……みたいな。

安田

うーん、まあ、でも、お金がそもそも起業すんのにかかるっていうこと自体が、そんなことないと思いますけどね、僕は。僕も25歳のとき会社作りましたけど、貯金15万ぐらいしかなくてですね。

栃尾

すごい。

金子

うん。

安田

しかも、それをですね、起業前のスキー旅行で全部使ってしまいました(笑)

金子

まじか、すごい!スキー旅行で15万も使うんすか?

安田

はい。

金子

えぇ!

栃尾

銀行から借りたってことですか?

安田

銀行から借りれるようになったのはもっと後。だから、とりあえずみんなでお金出し合って、家賃6万円の事務所を……なんでいきなり事務所借りたのか分かんないんですけど、「会社を作るとは事務所を借りること」だと思ってまして。で、いきなりみんなで持ち寄ったお金がなくなりかけて、2か月後に「家賃払えない」みたいな。

栃尾

みんなで持ち寄った中に安田さんは持ち寄らなかったってことですか?

安田

僕も出しました、ちゃんと。

栃尾

あ、出したんですね、15万使っちゃったのに(笑)

安田

はい。

栃尾

じゃあ、あったんじゃないですか。

安田

3万円ずつぐらい出しましたかね。

金子

なんか楽しそうだなぁ。

栃尾

すごい。

安田

最初、何か月間か出してましたね。まあ、事務所とか借りたらそうなんですけど、べつにお金かけずにできると思いますよ。多分、お金を貯めて完璧に仕事の準備してやるっていう人もいると思うんですけど、すごい稀だと思いますね。100人に1人もいないんじゃないですかね。で、だいたい、そういう人は、完璧な準備っていつまで経ってもできないんで始めないんですよね。

栃尾

準備だけしているってことですか?

安田

そうですね。始める人って事業計画もなくお金もなく始めちゃうんで。だからほとんどの人が失敗すんだと思うんですけど。まず、やってみたらどうですかね。

栃尾

なるほど。

安田

「起業したら借金できる」とかってよく言われてるんですけど、起業しても借金できないんで。金を借りると借金ができちゃうわけなんで。お金を借りなければ借金できない。

栃尾

この方は辞める前に事業をやったほうがいいんですかね。

安田

どうなんでしょうね。社内で新しいことができないんだったら、まず新しいことをやらせてくれる会社で立ち上げの訓練とかやってみてもいいと思いますけどね。

金子

あぁ、たしかに。

栃尾

新規事業部とかに?

安田

何やっていいか分かんないっていうことでしょうけど、最終的には人間好きなことか得意なことかどっちかやるしかないんじゃないかと思ってまして。好きで得意なことが一番いいじゃないですか。好きなことで、なおかつ稼げるっていう。で、これ、あんまないんですよ、すごい稀で。好きなんだけど稼げない分野と、嫌いなんだけど一応金は稼げる得意分野というので、だいたいどっちかなんですよね。稀に嫌いで稼げないことやってる人いるんですけど、なんでやってんのかよく分かんないって感じで。

栃尾

結構いる気がします。

安田

結構いるかもしれないですね、会社員さんとかはね。だから、好きなことをお金が稼げるレベルに持っていくっていう努力するか、得意なことを好きになるか、どっちかなんだと思うんですよね。で、僕は得意なことを好きになるっていうのがお勧めで、「なんでそれが好きじゃないのか」っていうことを考えていくと、やり方をチョロッと変えれば「得意なことが好きなようにできるじゃん」っていうことが結構見つかるんで。

栃尾

その「得意」は「稼げる」ってことですよね。

安田

稼げるってことですね。それに対してお金を払ってもらえるようなこと。

栃尾

を見つけて、それを好きにするのがお勧めってことですよね。

安田

はい。この人だったら、だから、多分稼げるから会社員とかやってるんでしょうけど、その分野をちょっとだけ考え方をスイッチして自分が楽しくやっていけるようにするとか。働く時間変えるとか、売る商品変えるとか、色々工夫の仕方はあると思うんですけど、得意を好きにする努力っていうのをやってみんのがいいかなっていう気はしますけどね。

栃尾

今とは別の場所で?

安田

そうですね。そういうこと言ってるうちに、もう……

栃尾

すいません(笑)

安田

どうしましょう、今日のおまとめ難しいですが。

金子

難しいですねぇ。

安田

はい。

栃尾

まあ、ちょっと、亜佑美ちゃんからビシッと「頭が固いのでは?」というのがありましたけれど(笑)、それをグラグラッと、グラグラッと柔らかくしていただいて、起業はお金がなくてもできる、つまりお金がなくてもできる方法を考えてもらうとか、あとは、今と同じ場所じゃないほうがいいのかもしれないですけど、別の場所で新しいことを始める訓練をするとか、稼げることを好きにするのが最終的にはお勧めですよという。まとまっておりませんが(笑)

安田

はい、ということで本日は以上です。ありがとうございました。

栃尾

ありがとうございました。

金子

ありがとうございました。


*本ぺージは、2018年5月30日、ポッドキャスト「安田佳生のゲリラマーケティング」において配信された内容です。音声はこちらから


ポッドキャスト番組「安田佳生のゲリラマーケティング」は毎週水曜日配信中。

安田佳生
境目研究家

 

 

 

栃尾江美
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金子亜祐美
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