【読むPodcast | ゲリラマーケティング】「寂しさと付き合う方法」2018年8月29日配信

第309回「寂しさと付き合う方法」
今回はゲリラーズ栃尾さんの質問に答えました。人はどうやったら寂しさを埋めることができるのでしょうか。
栃尾

こんにちは。安田佳生のゲリラマーケティング。ナビゲーターの栃尾江美です。

金子

自分のことを斜め上から、表情も見える場所で見て考えることが大事だと思いました。金子亜佑美です。

安田

安田佳生です。何ですか今の。

栃尾

どういう意味ですか?

安田

教えて。

金子

俯瞰的に見るじゃないですけど、自分を俯瞰的に見るけど、自分の感情も大事だなっていう。

栃尾

表情じゃなくて感情っていうこと?

金子

あ、そうですね、表情。私、顔に出ちゃうタイプで。また、ちょっと、じゃあ別の機会に(笑)

栃尾

お伺いします(笑)さて、今回のテーマは。

安田

今回のテーマはですね、栃尾さんからのたってのご希望である「寂しさに耐えられない」っていう。

栃尾

(笑)寂しくて仕方がない人生というか。

安田

意外と寂しがりなんですね。

栃尾

そうです。みんなに「嘘だろ」って言われます(笑)

安田

僕も嘘かなって思って(笑)

栃尾

(笑)

金子

(笑)

安田

ホントに「寂しいな」って思うときあるんですか?じゃあ。

栃尾

そうですね。

安田

だって、友達もいっぱいいるし……

栃尾

今「嘘かな」っていうのですごい寂しい。

安田

あっ。

金子

おぉ。

栃尾

分かります?(笑)

安田

寂しい?

栃尾

寂しい。

安田

悲しいんじゃないんですか?

栃尾

「悲しい」かな。でも、ポツンとひとりにされたような、「信じてもらえなかった」みたいな、分かります?

安田

ほぉ。うーん、難しいな。

栃尾

(笑)

金子

寂しさねぇ。

安田

寂しさとどうお付き合いしながら生きていったら良いんでしょうか?っていうことですよね。

栃尾

そう。できれば上手く付き合いたいっていうことですね。

安田

お子さんと2人でよく「偽インスタグラム」みたいなやつやってらっしゃるじゃん。

栃尾

結構前ですけどね、それ(笑)

安田

ああいうので、例えば子どもと一緒にどっか遊びに行くとか、一緒にカフェでお茶してる良いお母さん風な写真をちょくちょくアップされてるじゃないですか。

栃尾

はは(笑)まあまあ、SNSっていうのは良いことしかアップしないんで。

安田

ああいうときも、実は子どもと一緒にいても「ああ、私は孤独だな」とか「寂しいな」って思ってるわけですか?

栃尾

「面白いネタを見つけた!よし!」って思ったときはやっぱちょっと消えてますよね。だけど、そうじゃない、子どもと一緒にワチャワチャやってるときでも寂しいときはいっぱいあります。

安田

ほぉ。なるほどね。じゃあ、誰かといないから、ひとりだから寂しいって訳じゃないと。

栃尾

例えば子どもがいるのに寂しいっていうのは、「本当はこのことを喋りたい誰かに」とか、「この気持ちを分かってほしいのに、子どもには伝わる内容じゃなくて、今伝えられる人が誰もいない」みたいなときかな、具体的には。すごく強烈に寂しいのはそういうときですね。

安田

ってことは、自分が何かを誰かに言いたいときに、それを受け止めてくれる誰かはそのシーンによって違うんで、そのたびごとに「これだ」っていう人が常にいてくれれば寂しくないと。

栃尾

あ、そうかも。はい。

金子

おぉ!

安田

なかなか面倒臭い人ですね、これは(笑)

栃尾

あはははは(笑)

金子

うはははは(笑)

栃尾

面倒臭いんですよ。

安田

面倒臭いんですねえ。

栃尾

え、そんなことない?亜佑美ちゃんは。

金子

いや、ありますよ。

栃尾

だからダンナさんに、だいたい何でも言うんでしょ?

金子

だいたい何でも言います、もう何でもです。

栃尾

だから、ダンナさんがひとりで何役もしてるみたいなことだよね。

金子

何役もしてもらってます。

栃尾

いなかったら寂しいよね。

金子

寂しいですね、やっぱ。たしかに。

安田

ハムスターを飼ってんのはやっぱあれなんじゃないですか、ダンナでは埋められない寂しさみたいなものを……

金子

いやぁ~、どうなんだろうな、それは寂しさじゃない……です。

安田

寂しさじゃない?

金子

寂しさじゃないかなぁ。

安田

じゃあ、ハムスターで寂しさは埋めてない?

金子

埋めてないですねー。

栃尾

あ、そうなんだ。愛でてるだけなんだ。

金子

愛でてるだけですね。

安田

僕ね、昔、社長業をやってたときに社員がいっぱいいて、それでお金もいっぱい持ってたんですよ。友達にポルシェもらって乗ってたりしてたんですけど。

金子

おぉ~。

栃尾

バブリーですね。

安田

独身でね、すごい広い家に住んでたんですね。でも、週末になるといつもひとりで、彼女もいないし、何年間もいなかったんで、やっぱり週末に遊んでくれる友達もオジサンになるとなかなかいなくて、男同士で30代後半とかで2人で遊びに行くとかってちょっとなかなか気持ち悪くてですね。

栃尾

あんまり見ないですよね、日本だと。

安田

女性同士って2人で温泉とか行けるじゃないですか。でも、おっちゃん2人で温泉とか行ったら「なんじゃコイツ」ってことになるわけで、女性同士で例えばフランス料理とかも食べれるでしょ?男同士ってやっぱり寿司屋ぐらいなんですよね、2人で並んで行けんのって。

栃尾

商談風っていう?

安田

商談風っていう。で、平日は仕事を装って社員を誘って飲みに行って、「寂しいから誘ってる」と思われるの嫌なんで、仕事の延長で「この話、じゃあ、ちょっとこのあと食事しながらしようか」みたいなことを言いながら、でも、その日その社員に予定が入ってたりするとすごい傷つくんで……

栃尾

傷つきますよね。

安田

すごい傷つくんで自分では言わずに、ちょっと遠回しに誘ってもらったりとかしてて。そんなときに、あるとき、ふと家帰って「やっぱ寂しさを社員で埋める社長って最低だな」っていうことに気づきまして。

栃尾

寂しいっていう自覚はずーっとあったんですか?それは認めてたんですか?

安田

そうですね、途中からですね。何ていうのかな、「あ、オレは寂しさを社員で埋めてんだ」っていうことが分かったときに「これじゃいかん」と。まあ、「寂しいから一緒にメシ食ってくれ」って言えや良かったんですけどね。

栃尾

そう思います。

安田

ね。「オレは寂しいんだ」ってなかなかやっぱ言えなかったですね。

栃尾

私のように言ったほうが良かった(笑)

安田

(笑)

金子

(笑)

安田

栃尾さんは言ってるほど寂しくなさそうな。

金子

あはは(笑)

栃尾

も~!いいですよもう(笑)

安田

あのね、ホントに寂しい人は「寂しい」なんて言えないです。

栃尾

私、だから何年も言えなかったですよ、30年ぐらい。

安田

そうなんですか。僕、一緒に会社をつくった、一緒に役員やってた人にね、その人、子どもの頃すごい貧乏で、家を夜逃げしたことがあるって言って、「本当に貧乏なヤツは『オレは貧乏だった』なんて、そんなことは言えないんだ」って言われて怒られたことがあったんですけど。

栃尾

その人は、でも、そのとき言えたわけですよね、「貧乏だ」って。

安田

そのときには。「オレは昔貧乏で苦労したんだ」っていう社長さんと会ったときにそういうことを言ってたと。

栃尾

だから、私は多分昔よりは今は寂しくないのかもしれないんですけど、ずーっと言えなかったし、誰にも気づかれないわけですよ、こんな感じなので。

安田

なるほど。

栃尾

そういう感じですよ。で、安田さんのお話の続きがありました(笑)

安田

あ、続き。まあ、どうでもいいような話なんですけど(笑)

金子

ふふ(笑)

栃尾

そうですか(笑)

安田

それで、社員、会社潰れていなくなっちゃったじゃないですか、そのときに寂しさを社員で埋めることもできなくなっちゃったんですけど、でも、そのときに会いに来てくれる友達とか色々いて、結局人って人数じゃなくて、何人か本当に、あんま会ってなくてもちゃんと繋がってるっていうことを自分が自覚できる人との繋がりがあれば寂しくないんだなということをそのとき気づきまして、それから寂しくあんまりなくなったっていう。

栃尾

「繋がる」っていうのの定義は何なんですかね。繋がる・繋がってないの境目ですが。

安田

自分がそう思ってるかどうかってことなんじゃないですかね。

栃尾

何があるとそう思うんですか?例えば言えないことも言えるとか、自分の気持ちを分かってくれるとか、一緒にいるとき楽しいとか、色々あると思うんですけど。

安田

そんなんじゃないですねぇ。何でしょうね、本当に自分がどうしても必要だって言ったらきっと会ってくれるんだろうなっていう人ですかね。

栃尾

そういうときに、「自分が困ってるとか寂しいから会ってほしい」って言うんですか?

安田

いや、今は言えるようになりましたけど……

栃尾

あ、そうなんですね。

安田

はい。それまではあんまり言えなかったですね。今は、だから何で言えるかっていうと、多分あんまり寂しくないからですね。「今オレ寂しいから、誰も相手にしてくれないから会ってくれ」とか。だから、質問来なかったら「質問来ませんでした」って言えちゃいますけど。

栃尾

寂しいですよね、たしかにそれ(笑)

安田

寂しいけど、あんまり、だから、そういうことを気にしなくなったっていうか。

栃尾

分かる。それって「鶏が先か卵が先か」で、つまり、寂しいって……あれ?(笑)寂しいって言える時点でもう、ちょっと寂しくないのかも。

安田

そうなんです。だから、結論的に言うと「栃尾さんは寂しくない」と。

栃尾

あ、ちょっともう1回いいですか。寂しくないから「寂しい」って言えるんじゃなくて、「寂しい」って言える時点で寂しくない。だから、私は最悪ひどいパターンではないってことです。

金子

「寂しくない」に足を一歩踏み入れてる?

栃尾

イエス!イエス!そのとおり(笑)そう、そういうふうに、今、「寂しくない」をどんどん進んでるわけです、寂しくない道を。

金子

「寂しい」って言うことで寂しくない道を進んでるわけですね。

栃尾

そうだ。そうだ。

金子

はぁ~、すごい。

栃尾

上手くまとまりまし……たか?(笑)

金子

(笑)

安田

どうやってまとめたら良いんでしょうね。じゃあ、金子さんにおまとめをしていただきましょう。

金子

なんで(笑)

安田

寂しさと上手に付き合う方法をお願いします!

金子

それは、じゃあ、江美さんのTwitterを追ってください。

栃尾

良いねぇ。今、試行錯誤中だからね。

金子

はい。付き合う方法は人それぞれあるから、その中でも今ちょうど向き合ってる旬な江美さんのTwitterをフォローしてください、っていう。

栃尾

ありがとうございます。

安田

はい。ということで……

栃尾

いいのかな。

安田

はい。まあ、質問が来なかったら次回は「悲しさ」についてやりたいと思います(笑)

栃尾

(笑)

金子

やばい(笑)

安田

ということで、本日は以上です。どうもありがとうございました。

栃尾

ありがとうございました。

金子

ありがとうございました。


*本ぺージは、2018年8月29日、ポッドキャスト「安田佳生のゲリラマーケティング」において配信された内容です。音声はこちらからhttp://yasudayoshio.com/podcast/#/top


ポッドキャスト番組「安田佳生のゲリラマーケティング」は毎週水曜日配信中。

安田佳生
境目研究家

 

 

 

栃尾江美
emitochio.net

 

 

 

金子亜祐美
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