【読むPodcast | ゲリラマーケティング】「イベントへの集客方法を教えてください」2019年2月13日配信

第333回「イベントへの集客方法を教えてください」
というご質問。なぜ集客がうまくいかないのか、その答えをズバッと安田が指摘します。
栃尾

こんにちは。安田佳生のゲリラマーケティング。ナビゲーターの栃尾江美です。

安田

安田佳生です。

栃尾

今回も2人で。

安田

はい。金子さんが不治の病で。

栃尾

(笑)励ましのお手紙と質問を。

安田

励ましがちょっと足らないみたいな感じですかね。

栃尾

そうですね、今日もお休みってことなんで。じゃあ、今回はこんな質問をいただいております。40代・会社員の方からです。安田さん、栃尾さん、金子さん、こんにちは。

安田

こんにちは。

栃尾

金子さんいなくてすいません(笑)いつも楽しい配信ありがとうございます。質問ですが、ファイナンシャルプランナー(以下FP)についてご存じですか?私はただいまFPのイベント企画・運営をしていますが、集客できずに困ってます。みなさんのFPのイメージ、集客のアイデアなどご意見いただければ幸いです。よろしくお願いいたします。ということです。

安田

うーん、この方がFPなのかイベント屋さんなのかが不明ですね。

栃尾

そうですね。一瞬「ファイナンシャルプランナーなのかな」と思ったんですけど、「あ、違うのかも」っていう。

安田

どっちだと思いますか?

栃尾

イベント屋さんなのかなあと思いました。イベント屋さんっていうか、もしかしたら保険会社とかでファイナンシャルプランナーの方がいて、この人はイベント担当なのかなっていうイメージですけど、勝手に。

安田

じゃあ、金子さんだったら?

栃尾

何て答えるか?(笑)

安田

はい。「FPって何ですか?」聞きそうですけどね。

栃尾

たしかに。FPって何ですかね。

安田

何なんでしょうね。僕も調べたことないんですけど、なんとなく僕の中のイメージでは、言葉どおりだったら「資産運用とかのアイデアくれる人」っていうイメージじゃないですか。お金の運用を手伝ってくれる人ってイメージですけど、僕のイメージは「保険の営業マン」って感じ。

栃尾

保険の営業マンでFPの資格をもってる人が多いんでしょうね。

安田

あ、資格なんですか、これ。

栃尾

資格です、たぶん。

安田

へぇ~。お金の使い方を、「ここで無駄なことをやめて、税金節税して、お金を貯めるための保険の使い方」みたいな感じで。

栃尾

いや、たぶん保険に限らず……

安田

まあ、限んないんでしょうけどね。

栃尾

経営とか、そっちのほうも入ってアドバイスしたりする人もいるんじゃないですかね。

安田

あ、そうなんですか。まあ、できる人はね、ファイナンシャルプランナーに限らず、たぶん一歩踏み込んで提案するんでしょうけど……どうなんですかね、でも、なかなか乱暴な質問だなと思うんですけど。

栃尾

イベントしかわかんない(笑)

安田

はい。「ただいまイベントの企画してますが、集客できず困ってます」って感じですけど、これでアドバイスして集客できたら、たぶんエライことになるんじゃないかなって気が。

栃尾

神ですよね(笑)

安田

はい。もう来週からこの番組やらなくなるかもしれないですけど。

栃尾

そうですよね(笑)

安田

まあ、この質問をしてくること自体が、だから、たぶん集客できない……厳しいことを言いますと。

栃尾

なるほど。

安田

非常に今から厳しいこと言いますが、金子さんが言ってると思っていただいて、安田じゃないと思って聞いてほしいんですけど。

栃尾

ひどい(笑)

安田

とにかくですね、たぶんいろんな人がいるんと思うんですよね、FPっていっても。この質問を見てると、「私はパン屋ですが、どうやったら売れますか?」って聞いてるみたいな感じがするんですね。「FPの集客を教えてください」みたいな。

栃尾

たしかに。

安田

知らんがなと。これ、金子さんの気持ちを今代弁してますけど。

栃尾

「知らんがな」って言うかな、金子さんは(笑)

安田

僕はもうちょい親切なんで考えますが、でも、たぶん誰に頼んでも同じわけじゃないと思うんですよね。

栃尾

そうですね。それぞれ得意・不得意とかあるかもしれないし、みたいな。

安田

そうですよね。だから、そもそもFPのイベントも、「何が得意な人が、誰に対してどういう解決してくれるイベントなのか」っていうのを書いてくれないと私も提案しようがないんですが、たぶん、この人それを把握してないんじゃないですかね。

栃尾

ああ、なるほど。だから書けないと。

安田

つまり、ファイナンシャルプランナーなるもののメリットっていうか、「ファイナンシャルプランナーのイベントに来たら、こんないいことあるよ」っていうことで集客しようとしてるんだと思うんですね。だから「パン屋のイベントです」みたいな感じですよ。まだパン屋のほうが行きたいですよね。

栃尾

おいしそうだから?(笑)

安田

おいしそうだからね(笑)でも、パン屋のイベントだとしたら、来てもらおうと思ったら何か考えますよね。どういうパン屋なのかとか、たとえば「パンを作る方法を教えますよ」とか「体験できますよ」とか、「世界でいちばんおいしいクロワッサンです」とか、いろいろやりようはあると思うんです。

栃尾

「有機なんとか」とかね。

安田

そうですね。まずは、そのイベントに来るFPの人のことをちゃんと、ひとりひとり掘り下げて研究するってことじゃないですかね。

栃尾

なるほど。まずは?

安田

まずは。この方が聞いてるような「FPの集客のアイデアをください」っていうのは、金子さんに言わせれば「たわけ!」っていうことになるんじゃないかなと。まあ、我々はそんなひどいことは言いませんけども(笑)

栃尾

ひどいひどい(笑)

安田

「FP」って考えるから、なんかね。この人もあんまり詳しくないのかもしれないですけど、FPに。たとえば「文房具のイベントです」みたいなときに、「どうやったら人が来るのか」とかいうことを考えたらいいんじゃないかと思うんですけど、誰がやる、誰のための、どういうイベントかってことですね。で、「誰」のところに「FP」っていう言葉を使わない。

栃尾

FPっていう言葉を使わない?

安田

使わない。

栃尾

で、考えるってことですね。「誰がやる」っていうほうに。

安田

そうそう、「誰がやる」っていうのを。その人ひとりひとりの、FPという枠をちょっと外れたもんがあると思うんですよ。FPではあるんだけど、枠に収まらない、ちょっとした“お節介”的なことをやらないと、なかなかその人に頼もうっていう理由がないんで、つまり10人FPがいて10人に共通してる能力だったら、その人に頼む必要がないんで、だから何かしら他のFPの方にはないものを。何でもいいんですよ。

栃尾

たとえば「プライベートの悩みも聞いてくれるよ」とか?

安田

それでもいいですし、「恋愛の達人」でもいいし、たとえば「盆栽育てて30年」でもいいですし、「盆栽とFP、何が関係あんの?」っていうところを、ちょっと洒落をきかせて考えてあげたほうがいいと思うんですけど。っていうことと、お客さんも「資産運用したいんだ」みたいなお客さんじゃなく、顧客層も、その顧客層からちょっと外れた、だから通常のFPからちょっとはみ出た人と、通常のFPに対する求めてるものからちょっと外れた人をくっつけたら、集客できんじゃないかなっていう気がしますけどね。

栃尾

「誰のための」っていうのは、ターゲットを絞ったほうがいいっていうことですよね。

安田

そうですよね。普通は、だから、どんなに広くても、さっき言ってたように「パン屋」とかじゃないですか。「食べ物屋」とかっていう看板ないじゃないですか。

栃尾

そうですね。それで人が来ると思えない(笑)

安田

そうですよね。だから、やっぱり絞らないと、とんかつ食べたいのか、そばなのか、何なのかってわかんないし、どちらかというと、今は狭めていけばいくほどニッチな、それを食べたいっていう、より欲する人が来るわけなんで、だから、まずはそれをやるべきなんじゃないですかね。絞り込み。

栃尾

なるほど。たとえば「子育て中の方」とか?

安田

そうですね。

栃尾

「シングルの方」とか。「40代シングルの方」とか、わかんないけど。

安田

そうですね。まず、何に絞るかっていうのは、参加してるFPさんがどういう人なのかってことですよね。

栃尾

まずは「得意」と合ってないと意味ないですもんね。

安田

合ってないと意味ない。で、今おっしゃってたように、たとえば子育てですごい苦労したシングルマザーさんとかが勉強してファイナンシャルプランナーになって、「私はこんなに苦労したんで、同じ苦労をしてる人にこういうことを教えたい」っていうのがあれば集客しやすいじゃないですか、そのほうが。

栃尾

ああ、めっちゃいい。なんか聞いてみたくなりますよね。

安田

そうでしょ?「FPです」って言われても……っていうね。

栃尾

モヤ~っとしてるから。

安田

ね。だから「FP」禁止。この人はFPFP言いすぎなんですよ。3行しか質問がないのに3回も「FP」って書いてます。

栃尾

そうですね(笑)

安田

省略してないの入れたら4回書いてますからね。

栃尾

(笑)

安田

まず「FP」を禁止。集客するときも、チラシにも、FPという言葉を使わずに、誰のためのどういうイベントなのかを言えばいいんじゃないかと。

栃尾

なるほど。

安田

じゃあ、最後、おまとめは金子さん気分で。

栃尾

金子さん気分で?(笑)

安田

はい。

栃尾

「誰がやるか」と「誰のための」を明確にするってことですね。

安田

「誰がやるか」と「誰のための」を明確にするってことですね。

栃尾

よかった(笑)

安田

ということで、本日は以上です。ありがとうございました。

栃尾

ありがとうございました。


*本ぺージは、2018年2月13日、ポッドキャスト「安田佳生のゲリラマーケティング」において配信された内容です。音声はこちらから


ポッドキャスト番組「安田佳生のゲリラマーケティング」は毎週水曜日配信中。

安田佳生
境目研究家

 

 

 

栃尾江美
emitochio.net

 

 

 

金子亜祐美
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