【読むPodcast | ゲリラマーケティング】「母親の役割を父親が代わることは可能でしょうか?」2019年3月20日配信

第338回「母親の役割を父親が代わることは可能でしょうか?」
夫の代わりに働きたい妻と、妻の代わりに主夫をしたい夫。どうやったら上手くいくのか。
栃尾

こんにちは。安田佳生のゲリラマーケティング。ナビゲーターの栃尾江美です。

金子

書く瞑想として、ジャーナリングがお勧めです。金子亜佑美です。

安田

安田佳生です。

栃尾

日記みたいなものだよね。思いのたけを書くみたいな。

金子

あ、そうです。自分の気持ちを。

栃尾

ジャーナルのジャーナリングってこと?

金子

そうです。

安田

書くことで瞑想するってことですか?

金子

そうですね。

安田

へぇ~。

金子

自分の気持ちを書き出して、それで落ち着くことができるみたいな。

栃尾

めっちゃわかるな、私は。はい、今回は20代・看護師事務職の方からご質問をいただいております。安田さん、栃尾さん、金子さん、こんにちは。

金子

こんにちは!

安田

こんにちは。

栃尾

こんにちは。いつも楽しく拝聴しております。私は狭い世界で育ち、「女性は男性を支えてこそ」という価値観で育ち、「いい嫁とは」なんてばかり考えてきましたが、ここ数年で気持ちも変わってきました。いまでは「仕事に対するモチベーションの低いダンナを持ち上げるくらいなら、私が養ってやろうか」と意気込んでる次第です。ここで質問です。私には4歳、2歳の子どもがおり子育て真っ盛りなのですが、父親・母親の役割の違いはあると思いますか?「母親は特別だ」と言われておりますが、それは父親がその気になれば補えるのでしょうか?ちなみに、ダンナさんは“主夫”になる気満々で、家事も積極的に協力してくれています。みなさまの意見をお聞かせいただきたいです。ということでございます。

金子

すごい。

安田

奥さんのほうが仕事ができるんですね、きっと。

栃尾

なんですかね。

金子

な感じですね。

栃尾

看護師さんだったら、ホントにバリバリ働けば稼げますもんね。

安田

そうですね。

金子

「私が養ってやろう」……かっこいいな。

安田

どうなんですか、ちょっと私、専門分野ではないんでわかんないんですけど。母親にしか担えない役割みたいな、それはたとえば「女性にしか」とか「男性にしか」っていうとこでいくと、「男性的な女性」とか「女性的な男性」っているじゃないですか。そういう意味では「母親的な父親」とかっているんですか?

栃尾

まあ、いるんでしょうね、そりゃあ。

安田

じゃあ、まあ、役割を担える人もいると。

栃尾

そう。で、母親も最初から母親じゃないんですよ。

安田

えっ、そうなんですか!?

栃尾

つまり、だんだん子どもに育てられていくんですよね。

安田

母親って、でも、なんか……

栃尾

「生まれた瞬間から母性満載」みたいな?

安田

生まれた瞬間というか、生まれる前から母親になっていくじゃないですか。

栃尾

まあ、そうですね。つわりとかで自分ひとりの体じゃないことを思い知らされ、仕事も減らさなきゃいけないみたいなことを思い知らされていくわけですけど、でも、結局それも徐々に母親になっていくんですよ。と私は思っているんです。

安田

なるほどね。

金子

ほぉ~。

栃尾

で、子どもが生まれたあとも、「仕事モードでいっちゃうとうまくいかない」みたいなことも徐々に学んでいくので。だから結局、お母さんとお父さんの違いがあるとして、何が分けてるかっていうと、やっぱ私は「時間」だと思いますね。子どもと一緒にいる時間。だから、性差じゃないと私は思ってます。

金子

あ~。

安田

僕は神様に直接聞いたことがあるんですけどね。

栃尾

はいはいはいはい。

金子

まじか。

安田

はい。神様っていうのは、神様の記憶を持って生まれてきたっていう人なんですけど……うそだと思ってますね。

金子

あぁ……

安田

(笑)

金子

ま、聞きましょう。

安田

まあ、自称神様、その人が言うには、みんな神様の一部らしいけど、記憶をなくしてるだけらしいんですけどね、その人が言うには、やっぱ母親って特別なんですって。

栃尾

その人、男性なんですか?

安田

男性。で、母親の……いま、なんですか、「男性なんですか?」ってすっごい嫌みったらしく言いましたけど(笑)

栃尾

怒った怒った(笑)

金子

まあまあまあまあ(笑)

栃尾

「その人の偏見がどれくらい入ってるのかな」っていうのを測りたかったんです。

安田

いや、偏見なんてないですよ。神様ですからね。

栃尾

神様に偏見あるかもしれないじゃないですか(笑)

安田

で、その人いわく、母親っていうのは前々世からの深い深いつながりがあるんですよ。

栃尾

子どもと?

安田

子どもとね。ところが、お父さんっていうのは単なる他人みたいなもんで、最初、子どもはにおいだけでもお母さんってわかるらしいんですよ。目が見えないうちからね。だけど、お父さんっていうのは、物心つく頃までは「よくうちに来るおじさん」っていうイメージらしいんですよ。で、だんだんと「これがお父さんという人なんだよ」って言われてお父さんになるけど、お母さんは本能で「お母さん」っていうことがわかると。これは神様の意見ですから。

栃尾

(笑)

金子

それはたとえば里子の方とかも、「この人はお母さんじゃない」っていうのがわかるんですか?

安田

いや、私、神様じゃないんで(笑)

金子

(笑)

栃尾

(笑)

安田

神様に聞かないとここはちょっと(笑)

金子

聞いといてくださいよ(笑)

栃尾

そういう意味では、私は、里子も実の子も差がなく育てられると信じてるんです。だから、その神様の意見にはちょっと何か申し上げたい。

安田

反対?

栃尾

はい(笑)反対。

安田

まあ、でも、どうなんでしょう、お母さんってお母さんから生まれるんで、里子か実の母親かって結構大きい気がするんですけど、父親ってあんま実感もないし。

栃尾

でも、私、実際子どもが生まれたときに、初対面で会ったときに、「あ、知らない子出てきた」って思ったんですよ。

安田

えっ!?

金子

えーっ!?

栃尾

だって、見てないんだもん、おなかの中で。はじめて会うし、エコーの顔とぜんぜん違うし、「あ、こんな顔だったんだ」。で、そこでたとえば別の赤ちゃんとすり替えられてもわからないので、だからぜんぜん私は、子どものことはめちゃくちゃ愛しているし、かけがえがないものですけど、それはやっぱ時間が育ててきたと思ってます。

安田

そういう映画ありましたよね、福山雅治さんの。子どもをすり替えちゃって。

栃尾

何だっけ?あったあった。

金子

え~、知らない。

安田

で、違う子どもを育ててるんですけど、小学生ぐらいで、低学年ぐらいだったと思うんですけど、実はすり替えられたっていうことがわかって。で、交換するんですね。

金子

つれぇ。

栃尾

ふ~ん。

金子

え、元に戻った??

安田

もとの正しい両親のもとへ戻そうっていうことになって、でも福山雅治はすごい仕事のできる人で、息子に対してちょっと「なんでこいつは」みたいに思ってたんですよ。それで自分の子どもじゃないとわかって、「ああ、やっぱりな」みたいなのがあって、奥さん的にはそれが許せなかったみたいな。でも、本当の子どもが返ってくるんですけど、本当の子どもは育ての親のほうに行きたがるんですよ。

栃尾

おぉ~。つらい。

安田

で、自分が育てた子どもも、育ての親のほうがやっぱり情っていうかつながりが強いんで帰って来たがるんですけど、「いやいや、おまえはあっちだから」みたいなことになって、めっちゃ冷たい人なんですが、最終的には育ての親のもとにそれぞれが戻っていくっていうような、そんなお話だった気が。っていう意味では……

金子

江美さんの?

安田

ええ、江美さん説が。やっぱ生みの親より育ての親かもしれませんが。ということは、じゃあ、この人の質問でいくと、お父さんどころか隣のおやじでも何とかなると。その気になれば。

栃尾

そう思います。おじいちゃんおばあちゃんが育てたりとかもしますしね。

安田

そうですね。

栃尾

そうですね。あと、私、こういうマンガ読んだことあります。奥さんがばりばりマンガ家で、ダンナさんが専業主夫的に育てている。

安田

でも、そういう家庭ってありますよね、結構。

栃尾

うん。

金子

うん。

栃尾

それで、やっぱりダンナさんのほうがお母さんに小言をいったりするんですって。「もう!食器出しっぱなしで!」みたいなことを言ったりするって言ってて。だからぜんぜん関係ないんだなって。私はそのマンガでそういう気持ちを深めたっていうのもありますけどね。

金子

へぇ~。

安田

どちらかというと、戦後の核家族というか、「ダンナが終身雇用で、奥さんは家で支える」みたいなのって、最近つくられた家族像って感じしますけどね。

栃尾

そうですよね。

安田

ね。もともとは両方働いてて、でも、むかしは力仕事が多かったから、やっぱ男性中心なのが多かったと思うんですけど。

栃尾

そうですね。本当に大昔になったら男の人が狩りに出て。

安田

だいぶむかしになりましたね(笑)

栃尾

(笑)まあ一応、本能みたいなことに立ち返るのであればですよ、「女性が家を守る」みたいなところはありますよね。

安田

でも、この場合は、つまりは「ダンナがそれでいいのか」っていうことがいちばん大事で、ダンナさんが専業主夫になる気満々で、奥さんは「なんだったら私が働いて稼ぎたい」って思ってるんだから、100-0になんなくてもべつにいいとは思いますけど、バランス的に、奥さんが働いてダンナが子育てする時間が長いっていうのは、ぜんぜんいいんじゃないかって気がします。

栃尾

いいと思いますね。でも男性は、そもそも「奥さんに養われてる」っていうのを抵抗に思う方が多い気がしますけどね。

安田

あ~、なるほど。

栃尾

だんだん意見が言えなくなっていくとか、そのへんはいかがですかね。

安田

いやぁ、ありそうですねえ。

金子

意見が……通したいですか?でも。

栃尾

女性のほうはもともと子どもの頃からそういう環境で生きてきてるから、そんなに抵抗はないんですけど。

安田

僕、友達がね、すごいむかしですけど、学生時代、学生だからお金ないじゃないですか。彼女がすごいお金持ちのお医者さんの娘だった友達がいて、彼女にいつもお金出してもらって旅行とか行ってて、その人が、すげえうらやましかったんですよ。でも、あるとき一緒にご飯食べてて、自分で好きなもの頼もうとしたら「だめ!」って言われて、彼女に。「これにしなさい」って言われて、「あんた、誰のお金で来てんの?」みたいなことを言われて(笑)

金子

え~!むかつくー!

栃尾

やだやだ!ひど~い!

安田

俺は絶対こんなの嫌だなと思って、それまでは誰かに寄生して生きていくっていうことも考えてたんですけど、「やっぱ働こうかな」って思っちゃいましたね。

栃尾

あ~、そうですね。

金子

いやぁ~、でも、そんなふうに言われたら嫌ですね。

安田

どっちが偉いわけでもないじゃないですか。べつに稼いでるから偉いってわけじゃないし。

金子

そうだそうだ。

栃尾

ホントはね。

安田

ね。だから、まあ、どうなんでしょうねえ、お互い納得してるんだったら、いちばんいいような気がしますが。

栃尾

うん。

金子

うん。

栃尾

トラブったときに話し合えればいいんじゃないですか。

安田

はい。この夫婦はうまくいきそうな気がします、私は。

栃尾

うん。してほしい。

金子

うん!

安田

じゃあ、おまとめを。

栃尾

まとめますか。ダンナさんがそういう気持ちであれば、きっと働くのと、おうちを守るのが逆になっても大丈夫なんじゃないでしょうか。

安田

ね。「誰のおかげで食べさせてもらってるんだ」っていうことは言わないであげてほしい。

金子

そうですね。

栃尾

言わない言わない。思ってもいけない(笑)

金子

うん。思ってもいけない。

安田

(笑)ということで、本日は以上です。ありがとうございました。

栃尾

ありがとうございました。

金子

ありがとうございました。


*本ぺージは、2019年3月20日、ポッドキャスト「安田佳生のゲリラマーケティング」において配信された内容です。音声はこちらから


ポッドキャスト番組「安田佳生のゲリラマーケティング」は毎週水曜日配信中。

安田佳生
境目研究家

 

 

 

栃尾江美
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金子亜祐美
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