【読むPodcast | ゲリラマーケティング】「国際紛争についてどう思いますか?」2020年10月7日配信

第419回 「国際紛争についてどう思いますか?」
という崇高かつ壮大な質問がきました。
栃尾

こんにちは。安田佳生のゲリラマーケティング。ナビゲーターの栃尾江美です。

金子

毎日、ツイッターにて弾き語り練習の動画をアップし始めました。金子亜佑美です!

安田

安田佳生です。

栃尾

すごいね。動画?

金子

はい。

栃尾

ライブで?

金子

いや、動画にして上げてます。

栃尾

あ、収録してね。

金子

はい。

栃尾

じゃあ、ちょっと見てみます。

金子

えっ!?ありがとうございます(笑)

栃尾

えーと、このポッドキャストは安田さんの『anote konote』というメディアで書き起こしを公開してるんですけれども、今回はその書き起こしを読んでくださった方からお便りをいただいております。

金子

お~(パチパチパチパチ)

栃尾

じゃあ読みます。安田さん、栃尾さん、金子さん、こんにちは。

安田

こんにちは。

金子

こんにちは。

栃尾

こんにちは。「物質はすべてスカスカである」楽しく読みました。宇宙はビッグバンで何もないところに発生して膨張してるといいますが、膨張していく先は何もない、真空でもない、スカスカのすき間と同じように思います。難しいですね。これを読ませていただき、また、質問がないとのことで、何を聞いてもよいのかなと思い、書いています。私は「安全保障貿易管管理士」という資格で少しですが仕事をしています。これは兵器やその材料となるものは輸出してはいけないので、輸出したいものが該当するかどうかを判定したり、そんなに危ないものでなくても、危ない国・会社などには輸出してはいけないので、売り先が危ないかどうかを審査したりが仕事です。最近思うのは、その仕事自体が武器や戦争があることが前提になってるということです。いわゆる大量破壊兵器といわれるものは、保有国がそれ以外に広げないようにしていますが、それは持てる側のエゴとも感じています。日本は(日本人は)電子と電子のすき間が見えないのと同じに、平和憲法のおかげで、戦争や紛争、兵器などが見えない(隠されている)ために、無知・無関心になっているように思います。お断りしておきますが、私はそのようなマニアでもなく、テレビで「戦国時代の英雄」などという表現を見ると、なんだかおかしいなと思う人間です。すいません、こんなことを質問させていただいていいのかわかりませんが、米中関係も悪くなってきた中、みなさまが国際紛争などをどうお考えかを、お話をお聞きしたくお送りします。よろしくお願いします。ということです。

金子

うぅ~ん、うん。

安田

意味わかりますか?金子さん。

金子

んー、まあ、なんとなくはわかりますけど……

安田

国際紛争というのはわかりますか?

金子

ふふふ(笑)

安田

わかりますね(笑)

金子

ははははは(笑)

安田

国と国との戦いですね。

金子

あ、はい、そうですね。

安田

はい。それをどうお考えかっていうご質問なんですが、金子さん、どうでしょう。アーティストとしての答えを。

金子

(笑)

栃尾

なるほど。

安田

アーティストさんはよくね、こういうテーマに対して「アートで解決しよう」っていう方多いですけど。

金子

ね。とても敏感に考えてる方、結構私の友達も多くいるんですけど。私はたぶんですねぇ、どっちかというと、隠されているから、「無知・無関心な人間」のほうに属されてるような気がしています。

安田

ほぉ。あんまりそういうことを考えたことがないと。

金子

考えたことがないわけじゃないですけど、やっぱ戦争は反対だと思う一方で、「反対だ!」って大きく言えないんじゃないかなって思う気持ちもあったりとか。絶対しちゃいけないのはもちろんそうだし、人の命も大事だと思う一方で、あんまり、そのー……難しいですね(笑)。難しいな。

安田

難しい問題ですよね。

金子

すごい難しいなと思いますね。なかなか、こう、口に出して、言葉にして言ったらいけない気もしちゃうんですよね。

安田

なるほど。栃尾さんのご意見はどんな感じです?

栃尾

私もそうですね、無関心というか、遠い場所の出来事という感じがどうしても否めないですけれども。普段考えてることといえば、ちょっとした仕返しみたいなことが戦争の元凶だなと思っていて、何か嫌なことをされても、まあ、「倍返し」みたいな言葉が最近ありますけれども、「嫌なことをされても仕返しをしない」みたいな心がけが世界平和につながるかなとは思ってて……(笑)。ほんとにそれぐらいしか考えてないですね。

金子

おぉ。

安田

なるほど。へぇ~。僕は小学生のころからずーっと、いじめっ子に突き飛ばされたり、蹴られたり、いろいろやられてきたんですけど、1回だけ蹴り返したことがあって、それ以来いじめられなくなりましたよ。

栃尾

すごいですね。

金子

あ~、なるほど。

栃尾

でも、それはほんとに何百分の1にして返したってことですよね。どうなんでしょうか。

安田

そうですね。だから、「がまんし続けろ」というのは、やられてる側からしたらなかなかつらいなって気はしますけど。

金子

なるほど。

栃尾

そうですね。がまんし続けるっていうのとイコールではないかもしれないですね。なくなるように努力しつつ、やり返すことが解決ではないと思ってるという感じです。

安田

なるほど。僕は「やられたからやり返す」っていうのは、結果的にそうなんですけど、もとは正義感の問題かなって気がして。「俺は正しい」とか「俺たちが正義だ」みたいなとこから来てるような気がしてですね。今回のコロナとかもそうじゃないですか。「なんでマスクしてないんだ!」とかでケンカになったりとか、「なんでマスクしなくちゃいけないのか!」で怒鳴り散らしたりとか。立場によって「いい」とか「悪い」とか変わるんですけど、自分の正義を貫き通そうとすると、どうしてもいさかいが起こるというか。

金子

あ~。

安田

で、その「正義のもと」になってるのが何かっていうと、私は国だと思ってまして、国があることがすべての元凶だと思います。

金子

ほぉ。なるほど。

栃尾

あ、そうですか。

安田

はい。たとえば新宿区と板橋区で戦争は起こらないじゃないですか、線は挟んでるけど。

金子

(笑)

栃尾

なるほど。

安田

それはなんでかっていうと、同じ国だからなんですよ。昔は地方が各藩になってて、藩ごとに別の国だったんですね。そのときは藩どうしで戦争してたんで、藩境に軍隊がいたわけですよ、昔は関所があって。

栃尾

はい。

金子

お~。

安田

それがいまは日本は1個にまとまったんで、板橋と新宿がケンカしなくなったわけでね。僕はだから、やっぱり国際紛争をなくすためには国をなくすしかないと思ってます、正直。

金子

うん。

栃尾

でも、たとえば昔は学校ごとの紛争とかもありましたよね。

安田

いまでもあるんじゃないですかね。

栃尾

ありますかね。

安田

「隣の中学に殴り込み」みたいなやつですよね。

栃尾

はい、そうですそうです。

金子

(笑)

栃尾

やっぱ、それも区切りっていうか、境目っていうか、境界があるからよくないんだっていう感じですかね。

安田

そうでしょうね。「どっちの所属か」みたいなことになるからでしょうね。

栃尾

そうですよね。なるほど。

安田

人間って人間以外に地球上には敵がいないんで、これだけの地球を何百回も破壊できるという兵器が誰に向けてつくられてるかっていうと、同種の人間に向けてつくられてるわけですよね。

栃尾

はい。

金子

うん。

安田

だから、「新宿区と板橋区の間を守るために、お互いがミサイルを持ってる」みたいなものが、日本の外に出ると世界中で、そこらへんの境界線であるわけですよ。

栃尾

うんうん。

安田

だから、国がなくなれば境界線がなくなるんで、そこを守る必要がないんで、ものすごいコストが浮くわけで、「それをいろんな人に配っていったら、ものすごいハッピーになるのにな」っていつも思います。

金子

まあ、たしかに。

栃尾

たしかに。

安田

ただ、中国は秦の始皇帝が統一するまではいっぱい、いろんな国があって、ずっと戦争をし続けてたんですけどね、それを始皇帝が統一して戦争が一時的になくなったんですけど。やっぱ、いまの時代は力で世界をひとつの国にするのは無理だと思うんですよね。

栃尾

うんうん。

金子

うん。

安田

やるとしたら統一していくんじゃなくて、1個1個の国が国境を放棄していくしかないかなと思ってて。

金子

おぉ~。

栃尾

放棄?

安田

放棄。「うちはもう国境を放棄する」っていう。それを最初にやった国が、たぶん歴史に名前を残すんじゃないかと私は思ってまして、どうせだったら日本がそれをやりゃいいのになって思います。

栃尾

どういうことですか?国境放棄って。

安田

栃尾さんが言ってた「殴られても殴り返さない」っていうのでいくと、国境付近に中国の船とかがいっぱい来るじゃないですか。

栃尾

はいはい。

安田

たとえば「尖閣諸島は誰のものなんだ?」とか、韓国とも取り合いしてますよね。

栃尾

うん。

安田

そこを放棄しちゃうってことです。

金子

なるほど。

栃尾

「文句言わないよ」と。

安田

殴られても文句言わないのと一緒で、誰かに来られても文句言わない。「そんなことしたら国がなくなるじゃないか!」って言われたらそのとおりなんですけど、僕はそれ以外に国際紛争をなくす手はないんじゃないかと思いますけどね。

栃尾

うんうん。

金子

なるほどー。

安田

それを日本1国でやるのは勇気がいるんで、核を持たない世界中の国が一斉にやるっていうのがいちばんいいんじゃないですかね。

栃尾

なるほど。

金子

たしかに。

安田

「俺たちは一斉に放棄します」みたいな。まあ、やられて終わりかもしれませんけど。

栃尾

そうですね。国がなくなっちゃうかもしれませんけど、そういうリスクも負って、ってことですね。

安田

でも、さっきの「仕返ししない」っていうところでいくと、まさに核とかは仕返しですからね。「やったらやり返すぞ」っていうことなんで。仕返ししないんだったら核はいらないわけなんで。

栃尾

はい。

金子

うん。

安田

なんか、すごいマジメな話になっちゃいましたけど、時間が来たんで。

栃尾

(笑)

金子

(笑)

安田

じゃあ、栃尾さん、3秒で締めをお願いします。

金子

マジ?(笑)

栃尾

はい。「いろんな国で一斉に国境を放棄すれば、なくなるでしょう」ということですね。

安田

(笑)。はい。

金子

おぉ~、3秒だ!

安田

ということで、本日は以上です。ありがとうございました。

栃尾

ありがとうございました。

金子

ありがとうございました。


*本ぺージは、2020年10月7日、ポッドキャスト「安田佳生のゲリラマーケティング」において配信された内容です。音声はこちらから

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ポッドキャスト番組「安田佳生のゲリラマーケティング」は毎週水曜日配信中。

安田佳生
境目研究家

 

 

 

栃尾江美
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金子亜祐美
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