リセットのススメ

真面目に仕事をしているだけで収入が増えていく。
良い商品を作っていれば売れていく。
給料を払っておけば真面目に働いてくれる。
そういう時代はもう終わったのだと思う。

常識とは変化するものだ。
その社会を構成しているコアな常識が変化するとき、
ひとつの時代が終わる。
そして新しい常識がコアとなる、新しい社会が始まる。
そこではこれまで異常だったことが、
ごく普通の常識として捉えられていく。

真面目に仕事をしているだけでは収入は増えない。
良い商品を作ったから売れるというものではない。
給料を払っておけば
社員が真面目に働くというものではない。

そんなことは当たり前だよね
という時代がやってくるのだ。
いや、もうすでに私たちは
その時代に足を踏み入れている。

新たな時代が不安だとか、
大変だとか、辛いことだと感じるのは、
自分の中の常識がリセットされていない証拠である。
外国に行ったら日本語は通じない。
刀を持ち歩いていたら捕まる。
生きていくのにスマホは必需品。
これを聞いて「ギョエー!」と驚く人はいないだろう。

それは常識が現代日本人仕様に
バージョンアップされているからである。
そこには不安も辛さも大変さもない。
あるのはただそういう常識だけ。
外国に行くならその国の言葉を勉強しないとね。
外出するならスマホを忘れないようにしないとね。
なぜならそれが常識だから。

不安や辛さをなくしたいのなら
常識をアップデートするしかない。
古い常識という空気を吐き出し、
新しい常識という空気をただただ吸い込めばいい。

真面目に仕事をしているだけでは収入は増えない。
いいものを作っても売れるとは限らない。
給料を払っていても指示通りには動いてくれない。
この意見に対して「そりゃそうだよね」と
感じるかどうか。

「それはおかしいんじゃないか」と感じるのなら、
あなたの常識はまだリセットされていない。
いま一度深呼吸して
古い空気を吐き出すことをオススメする。
ここにはもう議論の余地などないのだ。
刀や拳銃は持ち歩いてはいけない。
それと同じなのである。

ではどうやって収入を増やしていくのか。
その方法を考えるのもいい。
増えないことを前提にして生きていくのもいい。
新たな方法で社員を動かすのか。
あるいは社員を雇うことそのものをやめるのか。
選択肢はいくらでもあるし、どの道を選ぶのかは自由だ。
重要なのは頭の中の常識を一旦リセットすること。

 


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どうすれば企業は生き残っていけるのでしょうか。私は今後、中小企業の経営は二極化していくと予想しています。それは「人を雇い続ける経営」「人を雇わない経営」です。

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