vol.6【行動がすっかり変わるような、世界に一つの自分だけの絵】

 この記事について 

自分の絵を描いてもらう。そう聞くと肖像画しか思い浮かびませんよね。門間由佳は肖像画ではない“私の絵”を描いてくれる人。人はひとりひとり違います。違った長所があり、違った短所があり、違うテーマをもって生きています。でも人は自分のことがよく分かりません。だからせっかくの長所を活かせない。同じ失敗ばかり繰り返してしまう。いつの間にか目的からズレていってしまう。そんな時、私が立ち返る場所。私が私に向き合える時間。それが門間由佳の描く“私の絵”なのです。一体どうやってストーリーを掘り起こすのか。どのようにして絵を紡いでいくのか。そのプロセスをこのコンテンツで紹介していきます。

行動がすっかり変わるような、世界に一つの自分だけの絵

「世界観が変わりました! 門間さんと出会えてよかったです」 と、 Hさんがにっこり笑いました。ハキハキした口調で、

「以前は、美術館に足を運んでも、感動しませんでした。だから、美術は縁がないのだと思っていました。だけど門間さんにいろいろ教わって、【自分に合う美術の見方がある】んだとわかりました。

今では、とっておきの見方も見つけちゃいました! たまに絵を持ち出して、青空をバックに【絵と対話】を楽しんでいます」

あまりのHさんの変化に‥‥腰が抜けるほど驚きました。

そして、個性を映し出した絵の見方に感心しました。Hさんは、身体を整えるピラティスインストラクター。長距離ドライブも楽々こなす、体育会系。絵を外に持ち出すフットワークは、Hさんにぴったりです。

それにしても‥‥美術に縁がないと諦めていたのが、独創的な絵の楽しみを見つけるようになるのですから、やはり「絵を楽しもう!」と扉を開けることが大切です。

最初にHさんは、個展イベントに訪れました。「絵がわかるようになりたいけど、自分には無理、と思っていました。そんな時に、門間さんは絵の楽しみを教えてくれると聞いて」と嬉しそうなのが印象的でした。

だから、「はい、誰でも絵を楽しめるようになりますよ。まずは、自分の興味にそって楽しむことが一番です。教科書にそって見るのは、ほんの一部の見方に過ぎません。本来、絵に常識や正解はありません。絵を自分の感覚で味わう。これに勝る美術への入り口はないのです」と伝えました。

「なんでもあり! 勝手に考えていいのですね!」Hさんは笑顔になりました。ポジティブな性格が光ります。子育てが一段落して、これから仕事に邁進しよう! と勉強に励む 性格がにじみ出ました。

そうして、個展イベントに参加したHさんは、「ピンク色がだんだん好きになってきたのは、女性を若返らせてくれる色だから、前より好きになったのかな」と連想する楽しみ方や、「自分は家族とドライブで見た富士山が思い出されてこの絵が好きだけど、富士山のかたちのかっこよさで大好きになる人もいるとんだ」と見方を広げ合う楽しみなど、自分の見方を広げていきました。

そうするうちに、「絵を通じて<様々な感情が溢れるように出てくる自分>に気がつきました!」と、伝えてくれました。そう、絵は自分をふりかえるチカラを育ててくれるのです。

そしてある日、「自分にぴったり合った絵の楽しみが見つかりました。【これからの自分を応援してくれる絵】がほしいです」と、Hさんが訪れました。

 

それは、【バースカラーという誕生日にまつわる色を自分だけのやり方で活用する絵】でした。好奇心のおもむくまま、関心の向くままに絵を楽しんだHさんは、自分だけの在り方を見つけたのです。

バースカラーを具体的にどうやって自分だけの絵にするのか?道案内するのが、ビジョンクリエイターの役割です。色の意味とHさんを照らし合わせて、4つの方向性を描き出しました。

すると、「どれが一番いいかな?」と迷ったので、それぞれがHさんにどう結びつくか解説をしました。すると、「この絵だ、と確信できました」と、Hさんは、自分のちからで絵を選び出しました。

「これからの自分を、時には激しく、時には優しく、時には冷静に‥‥応援してくれる“絵”になってくれるでしょう! 完成が楽しみです」Hさんは、目を輝かせました。

そして、数ヶ月後、完成。お会いして届けると、 「この日を、どれだけ楽しみにしていたか・・・、世界に一つの、私だけの“絵”が、とうとう手元にきました。」愛おしむようにそっと触れて、笑顔が溢れました。「これからは、世界でただ一つの絵を楽しむことで、新しいワクワクする自分を見つけていきたいと思います」

その後すぐに、「早速用意していたスペースに飾っています。あらためて、絵を見ることで自分と向き合えるのだと実感しています。この絵を見て、ただ癒されるのではなく、知らない自分からのメッセージが湧いて出てきます。門間さんを通じて絵に親しむ中で、絵を楽しむだけでなく、感じて新しい自分を見つけ、行動の変化へ生かせるのがわかりました。これからの変化がすごく楽しみです。」

その後、Hさんは、目標としていたパーソナルトレーナーとしての活動を確実に伸ばしていきました。今では、時代の波風の中でも指名が途絶えることはない人気トレーナーになりました。

楽しむことは、新しい自分を導き出し、仕事や人生の変化へとつながるのです。

 

今回完成した絵
『凛と進みて』

 

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 著者の自己紹介 

ビジョンクリエイター/画家の門間由佳です。
私にはたまたま経営者のお客さんが多くいらっしゃいます。大好きな絵を仕事にしようと思ったら、自然にそうなりました。

今、画廊を通さないで直接お客様と出会い、つながるスタイルで【深層ビジョナリープログラム】というオーダー絵画を届けています。
そして絵を見続けたお客様から「収益が増えた」「支店を出せた」「事業の多角化に成功した」「夫婦仲が良くなった」「ずっと伝えられなかった気持ちを家族に伝えられた」「存在意義を噛み締められた」など声をいただいています。

人はテーマを意識することで強みをより生かせるようになります。でも多くの人は自分のテーマに気がついていません。ふと気づいても、すぐに忘れてしまいます。

人生

の節目には様々なテーマが訪れます。

経営に迷った時、ネガティブになりそうな時、新たなステージに向かう時などは、自分のテーマを意識することが大切です。
また、社会人として旅立つ我が子や、やがて大人になって壁にぶつかる孫に、想いと愛情を伝えると、その後の人生の指針となるでしょう。引退した父や母の今までを振り返ることは、ファミリーヒストリーの貴重な機会となります。そして、最も身近な夫や妻へずっと伝えられなかった感謝を伝えることは、絆を強めます。そしてまた、亡くなった親兄弟を、残された家族や友人と偲び語らうことでみなの気持ちが再生されます。

こういった人生の起点となる重要なテーマほど、大切に心の中にしまいこまれてカタチにしづらいものです。

でも、絵にしてあげることで立ち返る場所を手に入れることができます。

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