vol.41【ミラクルローズ|オーダー靴サロンの雰囲気にあう、ラグジュアリーな額を選ぶ】

 この記事について 

自分の絵を描いてもらう。そう聞くと肖像画しか思い浮かびませんよね。門間由佳は肖像画ではない“私の絵”を描いてくれる人。人はひとりひとり違います。違った長所があり、違った短所があり、違うテーマをもって生きています。でも人は自分のことがよく分かりません。だからせっかくの長所を活かせない。同じ失敗ばかり繰り返してしまう。いつの間にか目的からズレていってしまう。そんな時、私が立ち返る場所。私が私に向き合える時間。それが門間由佳の描く“私の絵”なのです。一体どうやってストーリーを掘り起こすのか。どのようにして絵を紡いでいくのか。そのプロセスをこのコンテンツで紹介していきます。

ミラクルローズ|オーダー靴サロンの雰囲気にあう、ラグジュアリーな額を選ぶ

「あれ、あの人、イメージが違う!」と驚く時は、服装が違うことが良くあります。ヨレヨレのTシャツでいつも会っていた人が、会合でパリッとしたスーツを着ていると、別人のように見えたりしますよね?

実は、絵も額装で雰囲気がガラリと変わります。人と服、絵と額装は良く似た関係です。額装によって、別の絵に見えるくらい変わることがあるのです。

Oさんの絵は、花のような虹色の作品でした。虹色は、いろんな色が混じっています。額装は、セオリーがいくつかありますが、絵にある色と関連づけるのも基本の一つです。だからOさんの場合、いろんな額の色味が考えられました。人でいえば、どんな服も似合うのです。どんな服でもいいとわかると迷いやすくなるものですが、望む雰囲気やイメージから考えると、絞り込むことができます。例えば、「清潔感が漂う」とか、「クールなカッコよさ」などです。

だから、Oさんに、「どんな額装の雰囲気がいいですか?」と尋ねました。
すると、「サロンの雰囲気にあう、ラグジュアリーな額を」と返ってきました。Oさんのサロンは、オーダー靴を扱っています。だから、ラグジュアリーな雰囲気はぴったりです。

もともと、ラグジュアリーの語源はラテン語の「luxus」といわれており、「行き過ぎた無駄づかい」など、ややマイナスな意味を持つ言葉でした。しかし、現代では、ラグジュアリーは、贅沢で優雅な様子を表すプラスの意味として使われるようになってきました。例えば、ラグジュアリーブランドは、エルメスなど、経営が数代にわたり、創業が100年単位のものをいいます。
Oさんは、4代目の社長ですので、ラグジュアリーという言葉に強い思い入れがあるのが伝わってきました。

また、額装される作品は、3人の社長たちを抽象的に表現したものです。長い時間軸がこめられている絵なので、作品から見ても、ラグジュアリーな額がふさわしいと言えます。

内装の床や壁、家具の色や肌合いを見ながらお話しして、<Oさんのラグジュアリーのイメージ>を整理していきました。具体的にいうと、輝きよりも歴史ある風格ある感じ、すっきりとしていながらかわいさがさりげなくある感じ、です。

そして、セッションをしている間に、ビジョンクリエイターとして、一歩進んだラグジュアリーのイメージが浮かんできました。2種の額を組み合わせるのです。額と額を組み合わせることはほとんどないため、まさに特別感満載です。

この提案に、「どんな額になるか、とっても楽しみです!」と、Oさんは、目を輝かせました。

そして、銀座イトウヤにて、数百種類の額サンプルから四種類のコーディネートを絞り込みました。
優しさに深い落ち着きがうまれる額、木地の風格が生かされた額、オリジナルのオシャレ感が漂う額‥‥、その中で、内の飾り額との相性が抜群な額装がOさんの目にとまりました。

「立体感と螺旋っぽい感じが気に入りました。
この組み合わせでお願いします!

外側の額の立体的な模様が、使者である白ヘビの延長に感じられ、
さらなるミラクルを引き起こしてくれるかのようです」

実は、作品には、【使者としての蛇】が、描き込まれていました。先代達との橋渡しのしてくれる白蛇です。額装が【使者】の延長となれば、まさに唯一無二のラグジュアリーな額になります。

さらに、このコーディネートは、熟練担当者も「初めての額の組み合わせですが、ピッタリ合って素敵です。勉強になります」と絶賛した組み合わせでもありました。

完成した額装コーディネートは、まさに、ラグジュアリーな雰囲気を漂わせていました。
Oさんは、このコーディネートがとても気に入って、別の絵にも使うことになるのですが、
それはまた別の物語です。

 

今回完成した作品 ≫「ミラクルローズ」

 

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「門間さんに描いてもらい」とひそかに思いを育んておられた皆さま、是非ご確認くださいませ。

https://brand-farmers.jp/blog/monma_vision-paint/

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 著者の自己紹介 

ビジョンクリエイター/画家の門間由佳です。
私にはたまたま経営者のお客さんが多くいらっしゃいます。大好きな絵を仕事にしようと思ったら、自然にそうなりました。

今、画廊を通さないで直接お客様と出会い、つながるスタイルで【深層ビジョナリープログラム】というオーダー絵画を届けています。
そして絵を見続けたお客様から「収益が増えた」「支店を出せた」「事業の多角化に成功した」「夫婦仲が良くなった」「ずっと伝えられなかった気持ちを家族に伝えられた」「存在意義を噛み締められた」など声をいただいています。

人はテーマを意識することで強みをより生かせるようになります。でも多くの人は自分のテーマに気がついていません。ふと気づいても、すぐに忘れてしまいます。

人生

の節目には様々なテーマが訪れます。

経営に迷った時、ネガティブになりそうな時、新たなステージに向かう時などは、自分のテーマを意識することが大切です。
また、社会人として旅立つ我が子や、やがて大人になって壁にぶつかる孫に、想いと愛情を伝えると、その後の人生の指針となるでしょう。引退した父や母の今までを振り返ることは、ファミリーヒストリーの貴重な機会となります。そして、最も身近な夫や妻へずっと伝えられなかった感謝を伝えることは、絆を強めます。そしてまた、亡くなった親兄弟を、残された家族や友人と偲び語らうことでみなの気持ちが再生されます。

こういった人生の起点となる重要なテーマほど、大切に心の中にしまいこまれてカタチにしづらいものです。

でも、絵にしてあげることで立ち返る場所を手に入れることができます。

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