事例紹介
ホームダーナー

仕事内容に価値を見出し、職種をリブランディングすることで、 人が集まり、辞めない会社へ。
ニッカホーム株式会社 様
「ニッカホーム」さんは、愛知県名古屋市に本社を置くリフォーム会社。1987年の創業以来、水回りなど小規模工事を自らの生きる道と定め、コツコツと実績を積み重ね、総合リフォーム業界全国NO.1(グループ全体で353億円:平成30年度実績)の会社となりました。そんな同社の悩みは、リフォーム現場を支える人材の採用と定着。BFIが提案したのは、同社があたりまえのように使用していた「企画営業」という職種のリブランディングでした。
バリュースイッチング 〜価値の再定義〜
バリュースイッチング
〜価値の再定義〜
負の原因と思い込まれていた
職種に魅力を見出す。
負の原因と思い込まれていた職種に魅力を見出す。
BFIではプロジェクトを行うにあたって、まず経営トップ及び幹部約10名に対して8時間に及ぶグループインタビューを行った。
その結果、同社が長年採用の障壁/早期退職の原因と考えていた仕事(小さなリフォーム工事を請け負い続ける退屈で、面白味がない)には、じつはメリットと考えられるポイントがたくさんあり、見方を変えることで、魅力的な仕事として訴求できることを発見した。
バリュークリエイティブ 〜価値の見える化〜
バリュークリエイティブ
〜価値の見える化〜
職種と仕事を輝かせる
新しいネーミングを提案。
職種と仕事を輝かせる新しいネーミングを提案。
ニッカホームさんが、それまで使用していた職種名は「企画営業」。しかし、それでは仕事の魅力はまったく伝わらない。そう考えたBFIが、それに代わる職種名として提案したのが、『Home Darner(ホームダーナー)』である。
Darnerとは、英語で「ほころびを繕う人」という意味。ニッカホームさん が提供する小工事は、まさしく家(Home)のほころびを繕う(Darner)ことであり、またニッカホームさんが大切にする「お客さまとの対話、人と人との関係」も込められると考えた。

仕事の魅力
- 住まいの小工事の相談から大規模工事の解決までを行うリフォームの専門家
- 世の中の役に立ち、人に感謝される
- 特別な才能や能力は必要ない
- 地道で華やかさはないが、誠実に、コツコツ努力できれば、長く安心して働ける
- 全国各地で働け、引っ越しても同じ仕事ができる
- 能力と希望があれば、経営者やほかのキャリアもある


向いている人材
- 堅実に世の中の役に立ち、人に感謝される仕事がしたい
- 特別な才能や能力はないけれど、地道にコツコツ頑張れる
- 定年まで、リストラや倒産の心配をせず安心して働きたい
- 家族とマイホームがもてるくらいの稼ぎが欲しい
- 人を蹴落とすような競争は苦手
- スーツ着用、満員電車は避けたい

仕事の魅力や『Home Darner』に向いている人材も定義し、言語化した。
バリューマーケティング 〜人が集まる仕組み〜
バリューマーケティング
〜人が集まる仕組み〜
「ホームダーナーのニッカホーム」へ。
「ホームダーナーのニッカホーム」へ。

採用サイト
新しい職種名『Home Darner』は、2020年新卒採用に取り入れることからスタート。採用サイトや会社説明会などで積極的に展開している。
その結果、志望・入社動機に「ホームダーナーになりたい」という学生からの声が上がるようになっていきている。職種が動機になるのはこれまでなかったことである。
BFIでは、現在、こうした反応をもとに、「ホームダーナーのニッカホーム」という企業ブランドを構築するプロジェクトに取り組んでいる。