こんにちは。中小企業のブランドづくりを支援するBFIブログ編集部です。
パン屋を経営している友人から、最近、愚痴を聞かなくなりました。
愚痴の原因だった従業員が辞めてしまったのかと気になり、お店をのぞいてみましたが、以前と変わらず働いていました。
さて、何が変わったのでしょう?
きっかけは恩師からの一言だったそうです。
「自分は一生懸命働いているのに、なんで従業員はだらけているのか」と打ち明ける彼。
対する恩師は「社長はお金を出している側、従業員はお金をもらっている立場、同じ意識で仕事ができるわけがないだろう」と一喝。
今までは背中を見て学べとまでは言わないまでも、こんなに頑張ってるんだから、自分の考えていることを察して学び動いて欲しいと思っていたそうです。
けれど恩師の一言で自分とは別の人間だと思うようになり、そういう期待を抱かなくなったそうです。
また、いつの間にか自分は偉いと勘違いしていたと我に返ったとか。
すると従業員に腹が立つこともなくなり、関係も良くなり、察してくれることも多くなってきたとのことでした。
安田は以前、社長業について興味深いことをツイートしていました。
元暴走族のリーダーという社長さんに会ったことがあります。社長よりも暴走族のリーダーのほうがずっと難しいらしいです。考えてみれば社長ほど簡単なリーダはないのです。だって給料払ってるんですから。そりゃあ、みんな言うこと聞きますよね。社長とは人望がなくても出来てしまうリーダーなのです。
— 安田佳生 (@yasuda_yoshio) May 20, 2015
役職者になると周りに人が集まってきます。
けれど、それは役割が生む関係性だと心に刻んでおくと、人望のあるリーダーに近づけるのかもしれません。
皆さんは今回のエピソードと安田のツイートをどのように解釈しますか?