こんにちは。中小企業のブランドづくりを支援するBFIブログ編集部です。
地元で何代も続く昔ながらの商店が、現金の取扱いをやめたと聞き、真意のほどを伺ってきました。
【主な変更点】
- 現金払いを原則禁止。どうしてもという場合は、振込にて対応
- 支払いは、クレジットカードもしくは電子マネーで行っていただく
なんとも強気な改革。
筆者は、現金主義のお客さんが離れてしまいそうだと真っ先に思いました。
でも店主はニコニコです。
現金を数え、領収書などと一致しているかチェックし、過不足があると何度もやり直すという作業がなくなり、とても楽になったとのこと。
またおつりの用意が不要になり、銀行に行く頻度も減ったそうです。
店主によると、カードでの支払いに応じてくださる方は、接客がしやすい方が多いそうでストレスも減ったと話されていました。
以前は、何かについて苦情を言う方、値切ろうとする方が多く、精神的な負担は相当だったとか。
そして驚くことに売り上げも伸びているそうです。
離れてしまったお客さんがいる一方で、紹介での新規のお客さんが増えているとのことでした。
ストレスがなくなることで、より一層丁寧な接客ができるようになり、お客さんの満足度が上がったのかもしれませんね。
安田は利益を最大化する方法についてツイートしていました。
小さな売上をコツコツ積み上げていくと、売上は増えていく。だが、どんなに売上を増やしたところで、利益が増えるとは限らない。最大の売上は、最大の利益にあらず。余計な仕事をしない。余計な顧客を増やさない。余計な売上を上げない。利益を最大化したいのなら、余計な事はしてはいけないのである。
— 安田佳生 (@yasuda_yoshio) September 2, 2017
前述のエピソードだと「現金の取扱い」が余計な事だったのでしょうね。
加えて精神的な負担も減ったのですから、金額以上の効果だったのかもしれません。
残業続きで仕事が終わらない方、利益が増えないとお悩みの経営者の皆さん、余計な事をしていないか見直してみるのはいかがでしょうか。
良いきっかけになるかもしれません。