お金は使えば減る。
そう考えている人は多い。
だが実際にはお金はまったく減らないのである。
ただ単に所有者が変わるだけ。
更にいえばお金は増え続けている。
古い紙幣が摩耗して消滅することがあったとしても、
それを遥かに上回る紙幣が新たに発行されているし、
今のような電子マネーの時代になると、
お金を毀損すること自体が不可能に近い。
更にお金は金利によってどんどん増えていく。
つまり、お金は増え続けているのである。
その割には一向にお金が回って来ない。
そう文句を言いたくなる気持ちも分かる。
人類全体のお金が増えているのなら、
一人当たりのお金の量も増えていきそうなものだ。
いやいや、そうはならない。
増えたら増えた分だけお金の価値も下がるのだから、
実際には増えてはいないのだ。
そういう意見もあるだろう。
だがどうだろう。
実際にお金の価値はそんなに下がっているだろうか。
発行され続け、増え続けるほどに、
お金の価値は下がっていない。
それが私の実感である。
では増えたお金はどこに行ったのだろうか・・・
– 『[安田佳生メールマガジン] 2015.8.5 お金は減らない 』より冒頭引用
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