イルカやクジラは人間と同じくらい
知能が高いと言われている。
だが彼らは車も飛行機も作り出さないし、
ゴルフやテニスに興じたりもしない。
それは彼らが不器用だからなのか。
いや、チンパンジーやオランウータンなどの器用な動物でも、
スポーツを編み出したりはしない。
人間だけが特別なのである。
ではその特別さを生み出しているものは何か。
それは言葉だ。
言葉があることによって人間は、
何百年、何千年も前から、
コツコツと知恵を伝承して来たのである。
どんなに頭が良くても、
一人の人間に出来ることには限界がある。
もしも先人の知識をひとつも伝承しないまま、
すなわち知識がゼロの状態で生きていかねばならないとしたら、
知能指数170の天才でも
コンピュータを作り出すことは不可能だろう。
いや恐らく、自動車一台作り出すことすら出来ない。
人間のすごさは知恵と知識を
蓄積し続けられるところにあるのだ。
人間は常に考える。
先人がやったことや考えたことをベースに、
新しいことを考え、新しい物を生み出していく・・・
– 『[安田佳生メールマガジン] 2015.8.12 大人になれない現代人 』より冒頭引用
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