こんにちは。中小企業のブランドづくりを支援するBFIブログ編集部です。
先日、安田が興味深いことをつぶやいていましたので、まずはご紹介します。
必要なものは、必要な量しか売れない。必要とする金額でしか売れない。不必要なものは、不必要な量が売れる。不必要な金額でも売れる。必要なものは、安く大量に売らないと利益が出ない。不必要なものは、高く少量を売るだけで利益が出る。経営者はもっと真面目に、不必要なものを売るべきなのである。
— 安田佳生 (@yasuda_yoshio) April 18, 2017
私たちは日々必要なものを購入していると思いがちですが、安田の思考にあわせて考えてみると、思っている以上に不必要なものを購入していることに気付きます。
例えば、シャープペンシルの芯は、必要な人が必要な量しか購入しません。
衝動買いをすることもないでしょう。
必ず一定量売れるので、みんなが作り、結果として価格が下がりがちです。
一方でシャープペンシルは、可愛いものを見つけて、衝動買いしてしまったという経験のある方もいらっしゃることと思います。
また洋服やバッグ、靴なども、シャープペンシルと同様、生きていくことだけを考えればそんなにたくさんは必要ありません。
でも、自分の好きなテイストのものは、つい買ってしまいますね。
ブランド物が好きな方は、高額であっても手が伸びるはずです。
車に至っては、ファミリーカーを何台も購入する人はあまりいないと思いますが、クラシックカーを集めているコレクターはいます。
これらを見比べてみると、人間は必要なものはできるだけ安く厳選して購入したいと思うのに対し、不必要なものは高くても気に入れば購入する傾向があるように思います。
つまり、売る側から考えると、不必要なものは、それだけ利益率を高く設定できるのです。
また必要なものは既に売られているので、新規で参入するのは大変。
一方、不必要なものの中には、まだ誰も気付いていない宝の原石が眠っているといえるでしょう。
必要なものを作る会社は世の中に必要です。
しかし、そういった会社でも、より利益を増やすために「不必要なもの」を生み出すことを考えてもいいかもしれません。
あなたなら何を考えますか?