GlobalPicks 〜海外の情報を読み解いて、ビジネスに付加価値を投薬する方法〜 著者:小出 紘道
「シリーズ コロナ後の世界(No.5)」として、
Consumer sentiment and behavior continue to reflect the uncertainty of the COVID-19 crisis
https://www.mckinsey.com/business-functions/marketing-and-sales/our-insights/a-global-view-of-how-consumer-behavior-is-changing-amid-covid-19
欧米各国で街が再開し始めて( そのうち再びロックダウンする街が増えるかもですね)、 いわゆるNew Normalにむけて動き始めているわけですが、「 やっぱり今後も、 消費者の行動や思考はコロナの影響を反映し続けるだろう」 というのが主旨となっています。
いくつかの興味深いチャートがあるので、 これらの紹介していこうと思います。
Health and “caring” economy (健康と”ケア”重視の経済)
Across countries, survey respondents say that when deciding where to shop, they look for retailers with visible safety measures such as enhanced cleaning and physical barriers. In addition, they buy more from companies and brands that have healthy and hygienic packaging and demonstrate care and concern for employees
↓
各国の調査で分かったこととして、消費者が「
どの店で買い物をするか」を決めるときに、「清潔さ」 を重視していていたり「物理的な飛沫対策」 などを講じているお店を探していることが挙げられる。さらに、 自社の従業員の健康面や衛生面のことを配慮しながら運営している 会社やブランドから物やサービスを購入しがち、 ということも分かった。
というテーマで下記のチャートが載っています。
数値の大きさが「それぞれの項目(表側)
ざっくりと次のことが読み取れます。
・当然のことながら「Healthy and hygienic packaging(健康的で衛生的な商品)」
・次に多いのが「How companies take care of the safety of their employees(従業員の安全/
・India, Korea, Chinaは「購買基準の変化度合い」が大きい一方で、
・とはいえJapanでも「How companies take care of the safety of their employees(従業員の安全/健康配慮をしている企業か?
このチャートと同じような文脈で、
「Sharing economy (シェア経済)から Caring economy(ケア経済)への移行」
です。
これまでは、「
Share(共有)とかGroup(集団)とかRental(
大きなムーブメントとして「従業員をケアしている」企業が「
政治の世界だと、国民を手厚くケアしたり、手厚い予算をつける(
本業ビジネスでは「マーケティング&戦略コンサル」の仕事と、「高付加価値情報提供サービス」の仕事をしています。本コラムは後者の「高付加価値情報提供サービス」の初級編としての入り口となればいいな、と思ってます。世界の誰かが”既にかなり研究したり、結論を出している”にも関わらず”日本では流通していない数値情報や文字情報”がたくさんあります。それらの情報を、日本のマーケットにフィットするように編集・分析すれば「競合他社」や「競合他者」を出し抜ける可能性が高まります。法人向けのサービスとなっていますので、詳細はFace to Faceでお伝えしますね。
小出紘道 (HIROMICHI KOIDE)
◆株式会社シタシオン ストラテジックパートナーズ 代表取締役社長 http://citation-sp.co.jp
◆株式会社シタシオンジャパン 取締役会長 http://www.citation.co.jp
◆株式会社 イー・ファルコン 取締役 http://www.e-falcon.co.jp
<いわゆる経歴>
・2000年 株式会社東京個別指導学院に新卒で入社して、11ヶ月だけ働いてみた(→早めに飽きた) ・2001年 イギリスに行って、University of Londonで経済と国際関係を学んだり、Heriot-Watt Universityで経営学(MBA)をやってみた(→めちゃくちゃ勉強した)。この間に、イギリス人の友人とロンドンで会社を作ってみた(→イマイチだった) ・2003年 シタシオンジャパン社でマーケティングをやり始めてみた(→ろくにエクセルも使えなかった) ・2007年 シタシオンジャパン社の代表取締役社長になって経営をやってみた(→やってみてよかった) ・2018年 シタシオンジャパン社の社長を仲間に託し、引き続き会長としてコミットしつつも、シタシオンストラテジックパートナーズ社を設立してみた(→今ここ)
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