GlobalPicks 〜海外の情報を読み解いて、ビジネスに付加価値を投薬する方法〜 著者:小出 紘道
引き続き、各国で2022年に注目されているスタートアップ企業をPick Upしています。
今回はイギリス(UK)の記事です。
今回の記事はコレ
https://startupstash.com/uk-startups/
Top UK Startups To Watch in 2022
(2022年UKで注目すべきスタートアップ企業達)
21社が取り上げられているので、その中から面白そうな会社をピックアップしています。
8. Fundamental VR
HP https://www.fundamentalvr.com
The company creates software that is very similar to flight simulators, however, these are specifically created for surgeons. This creates a safe and risk-free environment for surgeons to hone and develop their skills so that they can take better care of their real patients.
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同社はフライトシミュレーターによく似たソフトウェアを作っているが、特に外科医のために特化して作られている。これにより、外科医が安全でリスクのない環境で手術の技術を磨き、実際の患者に応対する時に、よりよい医療を提供できるようになる。
要は、パイロットが実際の航空機を操縦する前に徹底的にシミュレーターで訓練するように、医者も手術の前にシミュレーターで訓練してもらう、という技術ですね。
調べてみたところ、シミュレーション自体のリアリティもさることながら、VR環境下なので「ノイズなどの音感覚や実際の物理的な感触」なども正確に再現されているので、仮想空間内で「没入感」を持って、事前にしっかり手術訓練できるようです。
「VRで没入感持って事前に訓練可能であること」というコンセプトって、色々応用できそうですよね。
もちろん医療の分野では、眼科医や歯科医への応用が容易に想像できますが、他の業界でも同様な気がします。
「プレゼンのVRシミュレーター」とかあったらいいかもしれませんね。
・オーディエンスの人数と役職と会場などの場面が、実際の本番通りにVRで再現される
・オーディエンスが徐々に集まってくる様子や、プレゼン導入時の空気感やノイズ(咳払いとか?)も再現される
・プレゼン内容に最適化された「質問」が飛んでくる
・たまに「それって、なんか根拠あるんすか?」「あなたの感想ですよね?」みたいなツッコミも入るww
・最後にうまく場を収めないと「スッキリ」終わってくれない
・終わった後に「上司からのフィードバック」または「嫌味」がある
この辺りの一連のシーンを事前に体験しておくことで「プレゼンに対する耐性」みたいなものが出来上がると思うんですね。で、実際の本番プレゼンをやってみると「意外にシミュレーターよりもうまく行った」感が残るのでは?とか思ってしまいました。
そして結果的にプレゼンに強い集団(会社)になる、という研修的な装置としていかがでしょうか。。。
「言ってみたものの」感が凄くて失礼しました。。。
本業ビジネスでは「マーケティング&戦略コンサル」の仕事と、「高付加価値情報提供サービス」の仕事をしています。本コラムは後者の「高付加価値情報提供サービス」の初級編としての入り口となればいいな、と思ってます。世界の誰かが”既にかなり研究したり、結論を出している”にも関わらず”日本では流通していない数値情報や文字情報”がたくさんあります。それらの情報を、日本のマーケットにフィットするように編集・分析すれば「競合他社」や「競合他者」を出し抜ける可能性が高まります。法人向けのサービスとなっていますので、詳細はFace to Faceでお伝えしますね。
小出紘道 (HIROMICHI KOIDE)
◆株式会社シタシオン ストラテジックパートナーズ 代表取締役社長 http://citation-sp.co.jp
◆株式会社シタシオンジャパン 取締役会長 http://www.citation.co.jp
◆株式会社 イー・ファルコン 取締役 http://www.e-falcon.co.jp
<いわゆる経歴>
・2000年 株式会社東京個別指導学院に新卒で入社して、11ヶ月だけ働いてみた(→早めに飽きた) ・2001年 イギリスに行って、University of Londonで経済と国際関係を学んだり、Heriot-Watt Universityで経営学(MBA)をやってみた(→めちゃくちゃ勉強した)。この間に、イギリス人の友人とロンドンで会社を作ってみた(→イマイチだった) ・2003年 シタシオンジャパン社でマーケティングをやり始めてみた(→ろくにエクセルも使えなかった) ・2007年 シタシオンジャパン社の代表取締役社長になって経営をやってみた(→やってみてよかった) ・2018年 シタシオンジャパン社の社長を仲間に託し、引き続き会長としてコミットしつつも、シタシオンストラテジックパートナーズ社を設立してみた(→今ここ)
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