GlobalPicks 〜海外の情報を読み解いて、ビジネスに付加価値を投薬する方法〜 著者：小出 紘道

引き続き「働き方」とか「仕事」について、昨年世界的（西洋世界）に流行ったバズワードに関するBBCの記事を取り上げたいと思います。

今週の記事はコレ
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(https://www.bbc.com/worklife/article/20231219-ten-work-buzzwords-that-took-over-in-2023)
Ten work buzzwords that took over in 2023
2023年に流行った「仕事」に関するバズワード10

先週は「Personality hire」について、でしたので今週は「Rolling recession」の原文を読んでみたいと思います。

Rolling recession（ローリング・リセッション）

A “rolling recession”, sometimes called a “rolling adjustment recession”, occurs when a downturn only impacts certain sectors of the economy at a time.
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ローリング・リセッションは、　時に「ローリング調整型リセッション」と呼ばれることもあり、景気後退が、経済の特定のセクターだけに影響を与える場合に発生する。

「Rolling recession（ローリング・リセッション）」という言葉があるみたいです。翻訳の通り、景気後退の影響が「社会全体に一気」に出るのではなく、特定のセクターだけに「雇用問題」として表出するような現象です。

For example, although tech layoffs dominated the conversation during the first half of the year, other sectors, including the auto and manufacturing industries, have begun feeling the pain.
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例えば、今年前半はハイテク企業のレイオフが話題の中心だったが、今は自動車や製造業など他のセクターも痛みを感じ始めている。

2023年の例で言うと、景気のピークを超えたとマーケットが判断するや否や、まずは「ハイテク業界でレイオフ」と言う形で表出しました。
その後、ローリングするように（転がるように）自動車や製造業に雇用調整の波が押し寄せていく、という現象が見られました。

こうした現象からのスタディとしては、日本でも「そのうちやってくる景気後退」と、近年の「AIによるタスクの代替」の相乗効果で、以外に早く「特定業界での大量リストラ」が見られるようになるかもしれません。

特に「AIによるタスクの代替」が進みやすい業界においては、次の景気後退側面で信じられないほどの「雇用喪失」が起きるのかもしれませんね。

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