こんにちは。中小企業のブランドづくりを支援するBFIブログ編集部です。
少子化により、これから本格的な人材不足に陥ると言われている日本。
会社を経営されている皆さん、人事に関わっている皆さんは、どのような対策をされていますか?
安田はこんなことをつぶやいています。
「条件は、今よりいい会社。以上」というDODAの電車広告を見かけました。金を払っている広告主よりも、一円も払っていない求職者に寄り添う広告。広告主を集めるよりも、求職者を集める方が大変な時代。もうそろそろ、気づきましょうよ。求人広告に金を払うよりも、社員に払った方がいいですって。
— 安田佳生 (@yasuda_yoshio) October 11, 2017
社員に投資することで、慢性的な人材難といわれる飲食業界であってもバイトが辞めない会社があります。
多くの方がご存知の「塚田農場」。エー・ピーカンパニーが展開する居酒屋チェーンです。
「BUSINESS INSIDER JAPAN」の記事によると、アルバイトの学生に対して、なんと”他社の内定”のための就活セミナー「ツカラボ」を実施しているのだそうです。
それも副社長である大久保さん自らが講師を務めているというから、相当本気なのでしょう。
「9割以上の学生はエー・ピーカンパニーには入社しません。けれど、就活支援をすることで、卒業までアルバイトを続けてもらえる。学生にしても交通費など就活はお金が必要ですし、オールウィンの関係です」
(略)
ツカラボの後半には、企業の採用担当者と学生とのマッチングの場も設けられており、例年20~30社が参加。学生にも企業にも一切、費用は発生しない。こうした圧倒的なサポートの結果、ツカラボおよび特設の就活相談参加のアルバイト学生の内定率は、ほぼ100%を達成している。「塚田農場で働けば内定も取れるという口コミで、卒業した学生アルバイトの後にも、いい後任が入ってくれます」(人材開発部の尾形)
アルバイトの学生のことを心から大事に思い、彼らのことを本気で考えているからこその企画なのでしょうね。
塚田農場で育った学生は、他社に入社しても、ずっと塚田農場のファンであり続ける気がします。
良い人材が集まらないから、時給を上げよう、短時間でも勤務できるようにしようなど、条件面を変えることもひとつかもしれませんが、限界があります。
でも、塚田農場のようにオールウィンの関係になれる何かを実施できると、その効果は大きいものになるかもしれませんね。
あなたの会社にとって「オールウィンの関係になれる方法」はどんなものですか?