こんにちは。中小企業のブランドづくりを支援するBFIブログ編集部です。
今回は安田のツイートからご紹介させてください。
企業はデキル人材を囲い込み、管理し、独占したい。だが、デキル人材は、それを嫌う。囲い込み、管理されたいと願うのは、デキナイ人材だ。囲い込み、管理し、独占するほどに、人材の質は下がる。出入り自由にし、束縛をなくし、シェアするほどに、人材の質は上がる。今後この流れはどんどん加速する。
— 安田佳生 (@yasuda_yoshio) October 29, 2017
最初にこのツイートを目にしたときは「飛びぬけた才能がある人を除き、普通の人は管理されることに抵抗がないのでは」と感じた筆者です。
現に今の日本では、正社員を目指す人が大勢いますし、副業禁止の会社も多いですよね。
そんな中、”デキル会社員”としてイキイキと楽しそうに営業の仕事をやっている友人のことを思い出しました。
入社後、研修が終わり、初めてひとりで営業に行くと決まったときは、必死で営業のフレーズを覚えた友人。
まるで歴史の年号を暗記する受験生のようだったそうです。
しかし営業のことが理解できてくると、「このお客さんに定型の営業フレーズは響かないな」と思う機会が増え、自分でアレンジして使うようになったとのこと。
その後、さらに経験を積むと、新商品であっても定型の営業フレーズを意識することはなくなり、商品や相手をよく知ることに時間をかけるようになっていったと話していました。
もし今、営業フレーズを丸暗記して、会社が求めるような形で売ることを強要されたら、翌日には辞表を出すだろうね~と笑っていたのが印象に残っています。
安田が言っているのは、これと同じことなのかもしれませんね。
高いスキルを持つデキル人材は、自分で考え、良いと思う方法で仕事に取り組み、困ったときは他者の意見を聞き、さらに考える……。
信じて仕事を任せてもらうことで、さらに伸びていくのかもしれません。
そういうタイプの人材は、スキルアップに貪欲ですから、副業などをすることで、さらに経験値を高められると、もっと貢献してくれるかもしれませんね。
「副業を許可してしまうと、優秀な人材が他社に取られてしまうのでは……」と心配する方もいらっしゃるでしょう。
でも人は、自分を信じ大事に育ててくれた会社には感謝の気持ちを持っていますから、無下にすることはないと思います。
たとえ優秀な人材を他社とシェアすることになっても、ずっと会社に貢献してくれるでしょう。
この機会に優秀な人材の育て方、生かし方を考えてみてはいかがでしょうか。