第251回 セ・パ両リーグ制覇、、

 このコラムについて 

「担当者は売り上げや組織の変革より、社内での自分の評価を最も気にしている」「夜の世界では、配慮と遠慮の絶妙なバランスが必要」「本音でぶつかる義理と人情の営業スタイルだけでは絶対に通用しない」
設立5年にして大手企業向け研修を多数手がけるたかまり株式会社。中小企業出身者をはじめフリーランスのネットワークで構成される同社は、いかにして大手のフトコロに飛び込み、ココロをつかんでいったのか。代表の高松秀樹が、大手企業とつきあう作法を具体的なエピソードを通して伝授します。

本日のお作法/セ・パ両リーグ制覇、、

 

こちらを書いているたった今(日本時間10/26)、「MLBワールドシリーズ初戦」の延長10回裏、土壇場でフリーマン選手が「サヨナラ満塁ホームラン」を放ち、大谷翔平さんが属する「LAドジャース」が第1戦の勝利をつかみました。

今夜には「日本プロ野球」でも「セ・パ両リーグの代表」による「日本シリーズ」がはじまります。

こちらが掲載されている頃には、「LADなのかNYYなのか」「ホークスなのかベイスターズなのか」、それぞれ勝者が決まっているのかもしれませんね。

こんな書き出しにしたのは、「昨日訪問した某大手さん」でのやり取りが印象に残っているからなのです。

「管理職研修の相談」をいただき、うかがったのですが、

打合せの場面には「人事部長と課長」、さらには「若手社員」がおひとりの計3名が出席くださいました。

冒頭に「共通の知人」であるご紹介者さんとの関係性などを雑談してから始まった打合せですが、

管理職向けに「リスクマネジメント研修」を検討しているとのこと。

ことの発端は、社内食堂で「こんな光景」を目にしたからとのこと。

ベテラン部長:なあなあ、今度「ふたりっきりで食事」に行こうやぁ

若手さん:え。。「社食でランチmtg」にお付き合いさせてください

ベテラン部長:そんなに構えるなよ。「ゆっくり食事」しながらいろいろ話しようやぁ

若手さん:・・・

ベテラン部長:これって「セクハラ」になるんか?いや、上司なんだから「パワハラ」か?そんなことないよなぁ

近くにいたベテラン社員:いやいや部長、それは「セ・パ両リーグ制覇」ですよww

二人のベテラン:お!うまいこと言うな。ガハハーーww

「今どきでも」、こんなことが起こっているようなのです、、

しかも、上記の出来事の登場人物は、打合せを進めた「3人の同期」なのだそうです。。

・相談者の人事部長とハラスメント部長が同期、、

・相談者の課長とハラスメント茶化しのベテラン社員が同期、、

・相談者の若手社員と不快な思いをした若手さんが同期、、

「若手の同期会」で話題に上がったらしく、すぐさま「管理職向けのリスクマネジメント研修を実施しようか」、と進んだようなのです。。

いや、、高松にとっては「ありがたい話」ではありますが、、

「同期なんやったら、先ずは二人に注意すれば良いのに、、」と思いながらも、謹んでお仕事を引き受けさせていただくのであります。

 

 

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高松 秀樹(たかまつ ひでき)

たかまり株式会社 代表取締役
株式会社BFI 取締役委託副社長

1973年生まれ。川崎育ち。
1997年より、小さな会社にて中小・ベンチャー企業様の採用・育成支援事業に従事。
2002年よりスポーツバー、スイーツショップを営むも5年で終える。。
2007年以降、大手の作法を嗜み、業界・規模を問わず人材育成、組織開発、教育研修事業に携わり、多くの企業や団体、研修講師のサポートに勤しむ。

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