何人ものカメラマンを雇い、
近くから、遠くから、前から、後ろから、
ひたすら自分を撮影し続けてもらう。
何年も、何年も。仕事中も、食事中も、
お風呂に入っているときも、寝ているときも。
そうやって撮り溜めた映像を、
長編映画を見るように鑑賞する。
そこに写っている自分は、そして自分の人生は、
一体どのようなものなのだろう。
人は自分を客観視することが出来ない。
客観的な視野を持って見る努力をしたとしても、
そこには限界がある。
だがもしも、100%他人の視点で
自分の人生を眺められるとしたら、
その人間は超人か廃人のどちらかになるに違いない。
完璧に自分をコントロールして生きていくか、
あるいは自分のダメさ加減に耐えきれずに
狂ってしまうか。
恐らくほとんどの人間は
後者の道を辿ることになるだろう。
人は色々なことを経験し、
その記憶を残すことによって人格を形成していく。
そして忘却することによって精神を保っている・・・
– 『[安田佳生メールマガジン] 2015.5.27 世界から見た自分 』より冒頭引用
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