要らない20万のブーツ買ったり?
ああ、そうそう、買い物も。
なんでそんな詳しいの?(笑)
『しくじり先生』でやってました。
そうですそうです、『しくじり先生』で話させてもらったんですけど。もっと、例えばマンションを買うとか、物件買うとか、何かに投資しておきたかなったって唯一思うところかな。
確かにっすね、それは。やっぱお金の教育が日本ってあまりされてないから、投資するって感覚があって、ほっておいても回るような商品とか、米国債券とか5・6パーで回るような商品入れといたら、今、倍になってますもんね。
野球界って野球界以外の人を受け入れづらい環境ではあるんですよ。ちょっと変な誘惑とか、色んな人がやっぱり寄ってくるんですよ。
で、その人が何してるかっていうのはなかなか情報で得ることができないので、基本的にはシャットアウトしてしまいがちな文化なんですよね、環境が。
現役時代、大久保先生なんて会ったら絶対近づかないでしょう?
うーん、まあ、そうですね。
何らかの詐欺だと思う(笑)
僕も遠目で見たら難民に見えるから。
難民て(笑)
今日だって黒のTシャツ1枚だったら難民でしょ。良いジャケット着てるからギリギリ「どこのビジネスマンかな」って。
千代田区歩けるけど。
確かに。最近「税理士」って職業に書いても税関で荷物見られる(笑)。ショックだったんだけど。あそこだけは「税理士」って書くようにしてる。通るかなと思って。
それね、税関の方はしっかりと仕事をこなしてますよ(笑)。この感じで「税理士」って言われて調べないほうがおかしいですから。
これから「フリーター」って書こう(笑)
そうやってどうしてもシャットダウンしてしまうので、それもいけないかなと思うんですよ。野球界でも今のお金を上手く回していくっていう文化とか環境をもっと作ってあげないと、すごい稼いだのに終わってみたら貯金しかないとか。貯金はある選手いっぱいいるんですけど、投資をしてない。
そうですね。その間で回してれば、ってとこですよね。
いやぁ、ホントにそれはね、今、重要な課題じゃないかなと思ってますね。
半分も税金納めて、ちゃんとした残ったお金なんだから増やさないと。
だから、僕は17年でおよそ10億円ぐらいの年俸をいただいたんですよ。
トータルで?
はい、トータルで。だから、税金で多分4億前後ぐらいは納めて、僕が手元にしたのは多分6億ぐらいなんですよ。それを17年で割った金額で言うと、そんなに……。10億稼いだ人でもお金って貯めるの大変じゃないですか。
うーん、確かにね。
で、10億稼いだからって5億貯金できるかっていったら、全くできないじゃないですか。なので投資っていうのはすごく大事だなとは思いますね、今は。
みなさんだいたい個人事業主でされてるんで、法人持ってないんですね。
はい、ほぼ持ってないですね。
持っちゃいけないんじゃない?
全然そんなことないです。
あ、そうなんだ。
その辺はみなさん、あくまでも業務委託で野球界と契約されてるんで、べつに法人持とうが、その辺は自由ですよね。
自由だと思いますけど、なんか個人でやらなければいけないっていう噂とか風潮が。
「噂」ってすごいな(笑)
結構「法人でやると厳しいよ」っていう声とかもあったり。本当に正しい確かな情報が入りづらい。何が合ってて何が間違ってるか。
球団は個人と契約するんですもんね。
球団はそっちのほうがややこしくないですからね。
法人とも契約してくれることもあるんですか?それは分かんない?
それは分かんないです。
確かにね、法人と契約してくれんだったらやりやすいかもしれないけど、個人で契約して法人に投げるのは…何か設計を考えないと難しいから、成果が見えづらいかもしれないですね。
分かりやすい仕組みといえば分かりやすいです。個人個人で、税金がこうで、収入がこうで、っていうのは分かりやすいですけど。
節税側というよりは、多分残し方なんでしょうね、色々と考えなきゃいけないのはね。
残したものをどうするかですよね。
どうせ引退するんだからさ、それの間にどうお金に頑張ってお金を生んでもらうかっていうこととか。
でも、これ、面白いのは、選手は選手で結構投資に興味はあるんですよ、みんな。
あ、そうなんですか。
みんなあるんですよ。だから、僕が引退したじゃないですか、で、お金の話とかすると結構みんな食いついて話してくるんですよ。引退後「どうなんですか?」って。「お金の話とか投資とかって俺もしとけば良かったなって思う」と。
じゃあ、今から教えてあげたら良いじゃないですか。
僕なんかが多分言ってあげると選手はスッと入ってくるのかなと思うんですけど、今、物件とか結構高いじゃないですか、どこも。
確かにね。
だから今じゃないかなと思ったり。だから、よっぽどお金に余裕がある選手、すごいもらってる選手とか、まあまあ余裕ある選手とか、色々なタイプがいると思うんですけど、そういう選手にはちゃんとした方が相談にのってあげてほしいなと思いますよね。僕もそこは全くプロじゃないので。
なるほどね。
結構盛り上がるじゃないですか、ほら、お金の話。
あはは(笑)
大久保さん「10分持つのかな」ってさっき話してましたけど。
言ってましたねえ。
全然いけますよ。
「12分で終わろうか」って言ってましたからね、ビックリしました。
ホントですね(笑)。じゃあ、次回に続けますか?
いや、喋りながらコーヒー飲もうとするのやめてもらって良いですか?大久保さん(笑)
あははは(笑)
よく今指摘してくださいましたよ。
せめて自分が喋り始めたときは、責任持って言い切って、僕らが喋ってるときにコーヒー飲んでもらって。
あぁ……ね。
お酒じゃないんですか?
うるせえな(笑)
実際に野球選手のお金の話ってなかなか聞くことないじゃないですか。今の話だけでも、まあ、僕らは何となくお付き合いあるので聞いたことありますけど。
いや、俺「そういうの喋って良いんだ」と思ってビックリしながら今ライブを楽しんでんですけど(笑)
1リスナーとしてね(笑)
でも、ほら、僕らって金額がまず情報開示されてるので、そこが一番誤解されてるかな。
確かに。
ですね。というわけで、実際には現役時代に会ってたらもっといろんな人生が変わってたかもしれませんが。
そうですねぇ。
いや、でも難民には多分相談しないから、あの頃は(笑)
でも、どうですか、僕が1999年が1年目で2015年に引退したんですけど、その間に1億円稼いでたのが6年ぐらいあったのかな。そうすると、そういう選手にはどういう投資を勧めますか?
その時期ってリーマンとかもあったわけで、あのあと、株買っときゃ黙ってても日経平均買っときゃ上がってんじゃないの?っていう感じはする。まあ、今になったから言えますけどね。ただ、やっぱ堅いのはアメリカの債券。証券会社が手堅い商品で4、5パーで回したりとか。っていうかそもそもプライベートバンク作れましたよね。
ああ、その辺で。
そう。
っていうか、野球選手だけ集めてプライベートバンク……
2.2ミリオンUSドルとかあると作れちゃう所もあるので、それでプライベートバンクに入れて4、5パーの堅い商品で回してても結構増えてますよね。
なるほど。聞いといてこういうこと言うのもなんですけど、何言ってるか全然分かんないです(笑)
あはは(笑)
そっちですか(笑)。言うのおせーよって話じゃないですか(笑)
いや、でも、ほら、ちゃんと運用してくれる富裕層のための口座とかに預けて、攻めたいい人は攻める商品買ってもらえば良いし、攻めたくない人は安定商品買ってもらっても増えるわけです。銀行に入れとくだけで。っていうのをやれたんじゃないの?っていうのが一番堅いのかな。
何かしら方法はあったでしょうね。
うん。あと、アメリカの不動産買うとか。節税の効果もあるし。
喋り出したらガンガン出てきますね。
そうですね。ホントは節税得意じゃねえかっていう(笑)
選手の方々も現役の頃そういう話を聞けたらホントに良さそうですね。
そういって現役のときに結構シャットアウトしてる割には、やめてから投資とかやろうとするんですよ、美味しそうな話とか。
あ~、なるほど。
そういう話も実際来るし、多少貯金もあって余裕があるので。っていうのを考えると、ちゃんとした情報とかは必要かなと思ったりしますよね。
なるほどね。
投資って大事ですよねぇ。
おぉ~、なるほどね。
というわけで前半戦やってまいりましたので、後半戦でまた、もうちょっと生々しい話を含めてしていきたいなと思っておりますので。
はい。
いかがでした?お金の話。
お金って大事なものじゃないですか。その辺を次回話したいですね。
良いっすねぇ。
今日活き活きしてる、森本さん(笑)
ね。絶好調(笑)
というわけで、本日もありがとうございました。
ありがとうございました。
ありがとうございました。