プロ野球選手は野球の試合に出ることによって
報酬を受け取るが、試合がない時にも走ったり、
素振りをしたりしてトレーニングしている。
お笑い芸人は芸を見せることによって報酬を得ているが、
芸をしていない時にもネタを考えたり、
相方との間を合わせたりして芸に磨きをかけている。
当たり前の話なのだが、
練習しないことには本番での力は発揮出来ない。
華やかに見える舞台の裏側で、
絶えず厳しい訓練をしているのである。
それがプロというものだ。
だが不思議なことに、
ビジネスのプロであるビジネスマンは、
ビジネスの練習をしている人が驚くほど少ない。
彼らの多くは練習もせずに、
いきなり会社という本番の舞台に出ているのである。
なぜ彼らは練習をしないのか。
それは、仕事をしていれば仕事が上手くなると
誤解してしまっているからだ。
確かに、試合に出なければ身に付かないことはたくさんある。
同様に、試合では身に付かないこともたくさんあるのだ。
走り込むことによって体力をつけたり、
素振りすることによってスイングスピードを上げたり、
ウエイトトレーニングでパワーをつけたり。
これらは試合に出ているだけでは絶対に身に付かない。
それが分かっているから試合が終わった後や、
試合がないオフの時期にも、
一流のプロは練習を欠かさないのである。
ビジネスの世界も同じである。
一流と言われるようなビジネスマンは・・・
– 『[安田佳生メールマガジン] 2015.1.14 仕事の練習』より引用
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