GlobalPicks 〜海外の情報を読み解いて、ビジネスに付加価値を投薬する方法〜
著者:小出 紘道
UAEについて知っておくと「いつか役立つかもしれない」3つのこと
今週はUAEで書いてます。
UAE(アラブ首長国連邦)について、「知ってると何かの役に立つかもしれないこと」を3つ共有します。
1.UAEの首都はドバイではなくアブダビ
「ドバイに世界の金持ちが集まっていて、ビジネスのハブになっている」ということは皆んなが知っているのだけれども、
・ドバイがどこの国にあるか知らない人が意外と多い
・そもそもドバイが国だと思っている人も若干いるw
・UAEの首都がドバイだと思っている人も結構多い
のが現状でしょう(笑)
正しくは
・ドバイ(Dubai)はUAE第二の都市
・首都(第一の都市)は、アブダビ(Abu Dhabi)
・アブダビは「石油でリッチ」、ドバイは「金融でリッチ」
・政治的にも、都市のランクも、アブダビが上位
・フラッグシップのキャリア(航空会社)は、アブダビがエティハド航空(Etihad)、ドバイがエミレーツ航空(Emirates)で、共に都市がバックアップしているので、素晴らしいレベル
あ、あと、ドバイ(Dubai)は英語で「デュバイ」です、「バ」にアクセントがくるので「デュバ〜イ」でOK。
2.居住者90%が外国人なので「アラブ方式」よりも、普通に「グローバル方式」でOK
いわゆる「アラブ衣装」的な人が、かなり少数派だったので、色々調べて見たら、
・居住者の90%が外国人
・短期〜中期的な労働のためにUAEに来ている人が多い
・インド人が最も多い
というわけで、アラブ社会に「放り込まれる」というよりも、アラブ社会が用意した「労働インフラ」の中に、アジア人やヨーロッパ人が放り込まれている(お金のために)というのが正しい解釈かなと思います。
なので、外様の人たちのライフスタイルも「現地様式に少々は気を使うものの、ほぼグローバルスタンダートに準拠した一般的な都市生活」でOKというのが、スタンスっぽいですね。