GlobalPicks 〜海外の情報を読み解いて、ビジネスに付加価値を投薬する方法〜
著者:小出 紘道
先週からは、「シリーズ コロナ後の世界(No.3)」として、 コンサルファーム繋がりで、McKinsey (マッキンゼー)のwebから「 新型コロナが与えるビジネスへの影響」を紹介します。
今回の記事はコレ↓
COVID-19: Implications for business
(COVID-19のビジネスへの影響)
[https://www.mckinsey.com/business-functions/risk/our-insights/covid-19-implications-for-business]
この中でいくつか興味深いコメントや、チャートがあるので、 これを数回に分けて紹介していきます。
今回取り上げる本文
Our new research on Europe suggests that governments can start by distinguishing between sectors that can navigate the crisis safely, and others, such as those that were already in decline and were then badly hit by the crisis, that may need structural change.
→
今回の調査で分かったことは、「
コロナ危機をうまく乗り切れるセクター」と「 コロナ危機の影響を大きく被って業績下降トレンドに入り、 構造改革が必要となっているセクター」を選別し始めるだろう、 ということです。
下のチャートを見てくだください。
これは「ドイツの各業界(セクター)が受けている影響と、
縦軸:COVID-19 の影響度の「大⇄小」
横軸:構造改革の必要性の「大⇄小」
影響度が「大」で、構造改革の必要性が「大」
C:Arts and entertainment (芸術とエンタメ)
B:Airlines(航空)
L:Hospitality (おもてなし)
追記ですが、チャートの右上から中心位向かってグレーの1/
さて、「芸術とエンタメ」は、既に動画やAR/VRを使って「
多分「需要はいつかある程度戻るが、
Hospitality(おもてなし)のセクターも同じですね。
「接客を伴う飲食店」もそうですし「観光案内のガイド」
前述の航空セクターでは「異動というニーズそのものが減る」
であれば「どのようにおもてなしするのか?
本業ビジネスでは「マーケティング&戦略コンサル」の仕事と、「高付加価値情報提供サービス」の仕事をしています。本コラムは後者の「高付加価値情報提供サービス」の初級編としての入り口となればいいな、と思ってます。世界の誰かが”既にかなり研究したり、結論を出している”にも関わらず”日本では流通していない数値情報や文字情報”がたくさんあります。それらの情報を、日本のマーケットにフィットするように編集・分析すれば「競合他社」や「競合他者」を出し抜ける可能性が高まります。法人向けのサービスとなっていますので、詳細はFace to Faceでお伝えしますね。
小出紘道 (HIROMICHI KOIDE)
◆株式会社シタシオン ストラテジックパートナーズ
代表取締役社長
http://citation-sp.co.jp
◆株式会社シタシオンジャパン
取締役会長
http://www.citation.co.jp
◆株式会社 イー・ファルコン
取締役
http://www.e-falcon.co.jp
<いわゆる経歴>
・2000年 株式会社東京個別指導学院に新卒で入社して、11ヶ月だけ働いてみた(→早めに飽きた)
・2001年 イギリスに行って、University of Londonで経済と国際関係を学んだり、Heriot-Watt Universityで経営学(MBA)をやってみた(→めちゃくちゃ勉強した)。この間に、イギリス人の友人とロンドンで会社を作ってみた(→イマイチだった)
・2003年 シタシオンジャパン社でマーケティングをやり始めてみた(→ろくにエクセルも使えなかった)
・2007年 シタシオンジャパン社の代表取締役社長になって経営をやってみた(→やってみてよかった)
・2018年 シタシオンジャパン社の社長を仲間に託し、引き続き会長としてコミットしつつも、シタシオンストラテジックパートナーズ社を設立してみた(→今ここ)