GlobalPicks 〜海外の情報を読み解いて、ビジネスに付加価値を投薬する方法〜 著者:小出 紘道
WSJ(The Wall Street Journal)から、コロナ後の世界に向けて消費者の行動がどのように変化・確立していくのか?というレポートを紹介していきます。
今週の記事はこれ
Top 10 Global Consumer Trends for 2021
2021年の世界的な消費者行動Top10
https://www.wsj.com/articles/ten-global-consumer-trends-for-2021-11610976600
パンデミック以後の2021年、消費者の行動がどの様に変わるのか?
という観点で先週までのHOFFMAN YORKの記事に引き続き、WSJの記事を読み込んでいきます。
調査・分析自体は調査会社のEuromonitor International が実施しているようです。下記の10のトレンドが予測されています。
順位ではなく10個がリストでピックアップされています。
・More Brand Activism
・Spontaneity and Convenience
・Open Air
・Physical and Digital Worlds
・New Schedules
・Revenge Spending
・Thoughtful Frugality
・Safety Obsession
・Greater Self-Awareness
・Working From Home Evolves
先週は「Spontaneity and Convenience(自発性と利便性)」「Open Air(屋外)」を読み込みました。早速続けて行きます。
・Physical and Digital Worlds(物理的でデジタルな世界)
Time spent straddling physical and digital worlds is what Euromonitor calls “phygital reality”—a hybrid where consumers seamlessly live, work, shop and play both in person and online.
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物理世界とデジタル世界にまたがって使われる時間のことを、Euromonitor社は「フィジタルリアリティ」と呼んでおり、そこで消費者は「対面」と「オンライン」の両方でシームレスに繋がって、生活したり、買い物したり、遊んだりするのです
今回は、「いつか役に立つかも英単語」として「Phygital 」を取り上げようと思います。
Phygital (フィジタル):フィジカル(物理的)かつデジタルであること
Phygital = Physical + Digital
この「Phygital」という単語は、いい感じに『意識高い系』なコトバです。
早晩、一部の意識高い系の「コンサルとか代理店とかDX界隈の人たち」によって、使い勝手の良いカードとして切られまくって、やがて早々と陳腐化するでしょう(笑)
なので使うなら今のうち。
『意識高い系』ワードに分類される(勝手に分類しているだけですがw)理由ですか?
「コロナ禍で僕たち地球人は、デジタルによって救われる一方で、対面コミュニケーション不足で干上がってしまった」と総括されつつあります。この総括が一般的に広く受け入れられるようになった『今』という地点にぴったりだからです。
「デジタルも重要だけど対面も重要だよね」という『語り方』が100%正義としてレッドカーペットを悠々と歩いている状況こそが『今』なわけです。
だからこそ、「デジタルも重要だけど対面も重要だよね」という『普通の語り方』では飽き足らず、さらに意識を「上空高く」向けた『語り方』として「Phygital なサービス設計が重要だよね」という表現が好まれるのです。はい、飛び立つ系表現なのです(笑)
ということで、一部の意識高い系の「コンサルとか代理店とかDX界隈の人たち」の口から飛び立つ「Phygital なサービス設計が重要だよね」という『語り』に対して、私たちとしては「そうですね。デジタルとフィジカルの両立をサービス設計に組み込みたいですね、賛成です。」という風に、そっと「地上」に向けてソフトランディングさせてあげると、すごくいい感じですw
何を話しているのか分からなくなったので、とにかく伝えたい点としては
1.「Phygital = Physical + Digital」
2. そのうちどこかで耳にするでしょう
の2点だけです。
本業ビジネスでは「マーケティング&戦略コンサル」の仕事と、「高付加価値情報提供サービス」の仕事をしています。本コラムは後者の「高付加価値情報提供サービス」の初級編としての入り口となればいいな、と思ってます。世界の誰かが”既にかなり研究したり、結論を出している”にも関わらず”日本では流通していない数値情報や文字情報”がたくさんあります。それらの情報を、日本のマーケットにフィットするように編集・分析すれば「競合他社」や「競合他者」を出し抜ける可能性が高まります。法人向けのサービスとなっていますので、詳細はFace to Faceでお伝えしますね。
小出紘道 (HIROMICHI KOIDE)
◆株式会社シタシオン ストラテジックパートナーズ 代表取締役社長 http://citation-sp.co.jp
◆株式会社シタシオンジャパン 取締役会長 http://www.citation.co.jp
◆株式会社 イー・ファルコン 取締役 http://www.e-falcon.co.jp
<いわゆる経歴>
・2000年 株式会社東京個別指導学院に新卒で入社して、11ヶ月だけ働いてみた(→早めに飽きた) ・2001年 イギリスに行って、University of Londonで経済と国際関係を学んだり、Heriot-Watt Universityで経営学(MBA)をやってみた(→めちゃくちゃ勉強した)。この間に、イギリス人の友人とロンドンで会社を作ってみた(→イマイチだった) ・2003年 シタシオンジャパン社でマーケティングをやり始めてみた(→ろくにエクセルも使えなかった) ・2007年 シタシオンジャパン社の代表取締役社長になって経営をやってみた(→やってみてよかった) ・2018年 シタシオンジャパン社の社長を仲間に託し、引き続き会長としてコミットしつつも、シタシオンストラテジックパートナーズ社を設立してみた(→今ここ)
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