【大手の作法/005】 本日のお作法:無礼講の出所を見極めよ

無礼講という言葉を “発した人に注目する” ことで何がわかる??

ところで私は企業における育成・研修を生業としておりますが、近年「当社は“風通しの良い社風”である」という言葉をよく耳にします。社員さんの採用難、離職率の上昇などが背景にあるからでしょうが、多くの企業が“風通しの良い社風”を売りにしているように感じます。

実はこれ。一発で見分ける方法があることをご存知ですか?

打合せや飲みの場などで大手さんとご一緒した場合、
「部下から上司をイジっている職場」「部下が上司に冗談を言っている職場」は
間違いなく“風通しの良い職場”です。「上司→部下」ではなく「部下→上司」への方向性です。冗談も言い合えない関係性の上司に「本音の相談などできない」と私は思います。

飲みの場などで “無礼講”という言葉に出くわした際など、上司・部下どちらから発せられたのか?に注目してみると相手先の社風を感じ取れるかと思います。
いずれにせよ、大手さんとの飲みの場において“無礼講”というワードがどこから出ようとも後に遺恨を残すような飲み方はしないようにしたいものですね。

本年もどうぞよろしくお願いいたします!


高松 秀樹(たかまつ ひでき)

たかまり株式会社 代表取締役
株式会社BFI 取締役委託副社長

1973年生まれ。川崎育ち。
1997年より、小さな会社にて中小・ベンチャー企業様の採用・育成支援事業に従事。
2002年よりスポーツバー、スイーツショップを営むも5年で終える。。
2007年以降、大手の作法を嗜み、業界・規模を問わず人材育成、組織開発、教育研修事業に携わり、多くの企業や団体、研修講師のサポートに勤しむ。

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