【大手の作法/013】 本日のお作法:「子離れできない親」と「子供の気持ち」

犯人はいったい??

ここまで何度も相談内容が変わってくると、さすがに私も気づいてきました。どうやら“親会社の鶴の一声”が原因でした。

いくら1万人規模の大企業とは言え、親の意向で方針が変わることなど日常茶飯事なのですね。。それ以降は事前に親会社のご状況なども常に確認して進めるということを学んだ経験でした。

ちなみにこの時は「社内風土改善」についての打合せでしたが、部長が話していたことが印象的でした。

子供の気持ち

・親にはアイデアレベルの提案は持っていっても見てくれない
・実行するには成果につながるエビデンスが必要
・成果が可視化され判断できるレベルでの共有をしないとNG
・子会社の目標は親から降りてくる。。
・その目標の根拠や目的が可視化されていることはまったくない。。
・子は目標達成はほとんど無理だと思っている。。。

一昔前の映画やドラマに見る「問題を抱える家庭」には決まって「親子の対話不足」に原因があったように思いますが、時代は変わっても問題は一緒のようなのです。。。

 


高松 秀樹(たかまつ ひでき)

たかまり株式会社 代表取締役
株式会社BFI 取締役委託副社長

1973年生まれ。川崎育ち。
1997年より、小さな会社にて中小・ベンチャー企業様の採用・育成支援事業に従事。
2002年よりスポーツバー、スイーツショップを営むも5年で終える。。
2007年以降、大手の作法を嗜み、業界・規模を問わず人材育成、組織開発、教育研修事業に携わり、多くの企業や団体、研修講師のサポートに勤しむ。

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