其の参十伍 買い物ってなに?

イノベーションカードが知らせる
本日の斬り口:捨てられないもの
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買い物か。

パンダ侍人生で
一番小さな買い物は

鼻の穴サイズのビーズ1個

竹やぶを
でんぐり返ししてた頃、
友達が持っていた
青いきれいな色の
ビーズがほしくて
10円で買った。

手のひらの上で
太陽の光を浴びて、
青い光が
キラキラ放たれる。

世界の秘密を
手に入れたような
気がしてきて
スキップして
家に帰った。

世界の秘密のはずなのに、
いまは手元にない。

一番大きな買い物は
なんでござるかな。。。

会社

かな。

自分で運営するのに
資本金を出したことが
買い物だとすれば、
会社だ。

これは実態があるようでない。

事務所=会社

のようでいて、
そーではないし、

仕事=会社

のようでいて
そーではないし、

働く仲間=会社

のようでいて
そーでもない。
そーいえば、
会社を斬ったことが
あったでござるね。

其の伍か。
なになに、そのころの
拙者は何を考えているかな。

会社のそもそもは

意識が伝播する形のない活動

か。。。
小難しいっ!
パンダ侍はときどき
小難しいって、買い物。買い物。
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買う、って行為に
つきまとうのは

 お金

だ。
何をいくらで
買うのか。

この

いくら

が表していることは、

 機能する=信用できる
のバランスだ。
このバランスが

とれない

と感じる人は
買わないし、

とれる

と感じる人は
買う。

対象が例えば

石ころ

であっても、
このバランスが
とれる人にとっては

石ころ

ではなく

買うに値すること

になる。

スカイダイビング

のような体験も
それが

買うに値すること

人にとっては
買い物の対象となる。

人間の経済活動は
この

機能する=信用する

のバランスが
生じては消え、
消えては生じる。

機能する

というのは、

役に立つ

というだけではない。
拙者が10円で買った

鼻の穴サイズのビーズ

はなんの役にも立たない。
でもその頃の拙者にとって

世界一すばらしいもの

だった。
ってことはですよ

 買い物


買い 物

と離して
書いてみた


を買っているのでは
ないのでは?でござる。
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気に入ったデザインを
色違いで迷い、
両方買ってしまうと、
なんとなく後悔する。


が増えたとしても

気に入った物語

が倍増するわけでは
ないからだ。

好きな物を
好きなだけ
好きな時に

たくさん買えるからといって

超しあわせ!

な必須条件にはならない。

買い物があなたを
満たすのではない。

あなたの内面に浮かぶ

物語

があなたを満たす。
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ってことで
買い物とは単なる物品やサービスとお金の交換ではない。

買い物とは

あなた自身の物語を確認する行為

でござる。

拙者、奪い合う買い物より、分かち合う買い物が好きでござるよ!

 


パンダ侍のプロフィール

あまりの弱さに
天敵に追われ、
争いを避けて、
しぶしぶ笹を食べ始める。
しだいに美味しく
感じれらるようになり、
肉食であるにもかかわらず、
肉をまずく感じるようになった
熊を先祖に持つ。

育ての先生の
気まぐれから、

こやつは笹薮から
世間に出してみよう

ということで、
草むらを転がり、
川のせせらぎをまたぎ、
欄干をスキップして、
東京に生息。

ある日、笹かまを食べ、

こ、これは笹ではない

と、その驚きで、ほっぺが落ち、
その衝撃で震えがとまらなくなり、
その震えから膝ががくっと落ちた、
その瞬間、

本質を見定めよ。

と天啓をうける。

それ以来、
本人の意思とは関係なく
白いしっぽが
陰陽太極図となり
白黒混ざり合う世の中で、
そもそもを斬ることになる。

腰に非常食の竹笹を
さしていたところ、

侍だったんですねー。

と、たまたま勘違いされ、
パンダ侍と
呼ばれるようになり、
現在に至る。

 

 

生息地:世田谷区界隈ときどき旅
職業:パンダ侍
特技:白黒和合流そもそも斬
苦手:常識、規則、喧騒、争い
好物:笹かま
信条:昼寝と愉快を選ぶ

執筆者:小野裕子

食べること、人間観察、木彫を修行とし、
愛と誠と調和、そしてユーモアを信条とし、
対話によって内発と創発を起こす現場づくりを得意とし、
中小企業の理念づくりやブランディング、新規事業開発を通じた組織変容、
また、経営者の自己変容セッションを生業にしている。
日本大学大学院藝術学研究科修士課程修了後、
企画・コンテンツ開発会社で企画ディレクションを経験後、2006年、株式会社つくるひとを創業。
売上高2億~7,700億円規模の組織、業種業態を問わず、創業以来780を超えるプロジェクトを経験。
10年間でのべ3万人の現場会議を中心に据え、対話型の課題解決に関わる。
現場プロジェクトメンバーの個人成長と集団組織の変容を
常に後押しするプロジェクト型のコンサルティングスタイルを貫き、「考え方」や「対話デザイン」を修得してもらいながら、実際の課題解決をすすめる。
幼いときは宇宙人、変人と、揶揄され、学校社会になじめないまま成長したが、実社会では「変人視点」が求められることが増え続け、重宝されている。

ツクリビト株式会社 代表取締役
デキル。株式会社 代表取締役
一社)一般社団法人ビーイング・バリュー協会 理事/マスターコンサルタント

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