こんにちは。中小企業のブランドづくりを支援するBFIブログ編集部です。
先日、売れっ子のWebデザイナーさんと話をする機会がありました。
彼は、フリーランス。いわゆる個人事業主として仕事をしています。
彼ほどのデザイナーさんであれば、それを手伝うスタッフが数人いてもおかしくありませんが、彼はただひとりでされています。
その訳は……。
Web制作会社ではなく、僕という個人に仕事をお願いされているので、それを他の誰かに任せるなんてことはできないとのこと。
一人でできる作業には限りがあるため、断ることも多く、もっと商売上手であれば、効率よく多くの案件をこなすこともできるのでしょうが、職人気質な自分には無理だと笑っていました。
彼の個人サイトには、実績として個性豊かで繊細なデザイン事例が多数掲載されています。
安田がつぶやいていたことも、こういうことなのでしょうか。
マスメディアの広告価値はwebによって引き下げられました。企業からの一方的な宣伝よりも、消費者の口コミのほうが信用出来るから。同様に、会社の価値もwebによって引き下げられるかもしれません。利益ばかり考えている会社よりも、こだわりをもって仕事をしている個人のほうが信用出来るから。
— 安田佳生 (@yasuda_yoshio) August 21, 2017
企業に仕事を依頼すると、誰が担当するか分かりませんが、対応できる人が複数いる安心感はあります。
一方で、利益を追求しようとすると、効率化、スピード化も求められていくことでしょう。
結果として似たような作品が増えてきそうですね。
個人の場合は、その人が責任を持って担当し、各々のこだわりと得意分野で勝負しています。
あなたは、どちらに仕事を依頼したいですか?
ちなみに、彼が仕事をしていて一番腹が立ったのは「個人に仕事を依頼するってことは、安さを期待してのことなのだから、もう少し価格を抑えて欲しい」と言われたときだったそうです。
もちろん断ったそうですが……。
それ以来、自分のWebサイトに自分の売りをしっかりアピールしているとのことでした。
個人で仕事をしていく際は、自分の売り、こだわりが大事になってきそうですね。